新年度あけましておめでとうございます。2016年度もよろしくお願いします。
先日大学の研究室配属がありました。
見事に中身の濃い研究室に配属されました。いわゆるブラック研究室
研究室メンバーが友人ばかりなのが唯一の救い。これからどうなることやら...
そんな訳で今回は北海道旅行の際に新千歳空港から羽田空港までの移動に利用した
エアドゥ(AIR DO)についての評判や口コミなどを自分の体験を交えてまったり紹介します。
搭乗手続きカウンター
新千歳空港のカウンター。拠点の空港なのにカウンターは意外と狭い...
1996年に設立された北海道の翼、エアドゥ。
運航当初は乗客数の伸び悩みにより、2002年に経営破綻。
しかし、ANAの支援により2005年に再建。
現在はANAと提携関係にある。
搭乗DATA
航空会社:エアドゥ(AIR DO)
搭乗日:2016/2
路線:新千歳空港⇒羽田空港(発12:20⇒着14:00)
便名:ADO20
座席:42A
機材:B767-300(JA8359) 機齢23年8ヵ月
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エアドゥはLCCではない!!
よく間違えられますが、エアドゥはLCCではないです。
1990年代後半の規制緩和によって登場した新興航空会社。
規制緩和により、エアドゥやスカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤーなど様々な新興航空会社が生まれました。
大手よりも安いので、よくLCCと同じ分類だと思う人も多いようです。
簡単にまとめると、エアドゥのような新興航空会社の立ち位置は
大手(JAL・ANA)とLCC(ピーチ・ジェットスター)の中間の位置に存在します。
悪く言えば、微妙な立ち位置です。
LCCが躍進する今日において、新興航空会社は生き残ることができるのでしょうか...
今回はそんなエアドゥの搭乗記です。
搭乗機B767-300(JA8359)
黄色と水色の塗装が鮮やかな搭乗機B767-300。機齢23年
今回の搭乗機は元ANAの機材のB767-300(JA8359)。
1992年導入のため、なんと機齢は23年!!
老朽化のため、今回の搭乗機JA8359は2016年10月に退役予定。
ベアドゥ
ドアで出迎えてくれるエアドゥのマスコットキャラクターのベアドゥ。
エアドゥのマスコットキャラクターのベアドゥ。
北海道らしく、熊をモチーフにしたキャラがシンプルだけどかわいい。cute!!
今回の座席はココ↓↓
全席エコノミークラスの288席設定。今回は左側最後部の42Aを指定。
機内より
デアイシングカーによる防氷作業中。冬の北海道の風物詩ですね。
翼に氷・雪などが付着して揚力の低下を防ぐために活躍するデアイシングカー。
出発前に車両から不凍液を散布します。
この不凍液が意外とお高く、なんと1回のお値段が30~40万円らしいです。(報ステより)
たかが不凍液、されど不凍液。
結構いい値段するんだなぁ。
機内の様子
機齢23年の機材だがシートもリニューアルされ、あまり古さを感じさせない機内。搭乗率約40%。
平日の昼ということもあって空席が目立つ機内。
最後部付近はほとんど空席。3人掛けシートが3席とも空席なんて所も。
(自分の隣席も空席だった)
機齢23年の機材なのに意外とシートは新しくて快適。
機内モニター、プロジェクターも近代化改修されていた。
機内より
B767の四角い窓とともに。出発時に散布した不凍液が窓にこびりついてちょっと汚い(^_^;)
不凍液の汚れっぽいものが窓にこびりついたため、綺麗な景色が楽しめなかった...
写真撮影に難あり。
安全のしおり
他社とあまり変わらぬ安全のしおり。イラストが現代風でかわいい。いいっすね~。
エアドゥは大手航空会社同様にドリンクのサービスが行われる。
おすすめは北海道野菜のスープ。北海道拠点のエアドゥならではの飲み物。
アルコール飲料のメニューは全品おつまみ付き。
・サッポロクラシック(500円)
・はこだてわいん年輪 ミニ赤(600円)
普通の飲み物のメニューは全品無料。
・オリジナルブレンドコーヒー
・北海道野菜のスープ
・水
・アップルドリンク
・緑茶
ベアドゥのコップがかわいい!!
エアドゥのマスコットキャラクターのベアドゥ。
紙コップにもベアドゥの顔がプリントされています。
この紙コップをテーブルの穴にセットすると、目だけがテーブルから覗きだしている感じになってかわいい。
カップをお持ち帰りすればよかったかなぁ・・・
飲み物
北海道野菜のスープを選択。味はオニオンスープ。
北海道の翼、エアドゥならではの北海道野菜のスープを注文。
玉ねぎの甘みがおいしい!!
そして注目の紙コップ。
シンプルながら、ベアドウの顔がプリントされていてかわいいです。
紙コップ
こっちを見るベアドゥ。いや~なかなかかわいいです。
ほんのり見守るベアドゥ。気にいりました。
カップ(反対側)
カップの反対側には期間限定の初音ミクとのコラボPRがプリントされていた。
北海道(札幌)生まれの初音ミク。
VOCALOID開発を行っている企業が札幌にあり、そこで初音ミクが開発されたらしい。
北海道拠点のエアドゥと北海道生まれの初音ミクとのコラボといった感じでしょうか。
2016年2月から3月までの期間限定。
♪みっくみっくにしてやんよ~(懐古)
大手他社と同じ足元の広さで快適なシート
JALやANAのような大手とほぼ同じ広さのエアドゥのシート。
大手よりも運賃が安いからといって、LCCのように狭くはない。大手と同等レベル。
シートメーカーはイタリアのGeven社。
ピューマ(Piuma)を採用しており、従来よりも軽量化・着席時の快適さが増した。
シンプルな構造なのでメンテナンスも容易らしい。
今回のシート
今回の自分の座席。イタリアGeven社製のシンプルなデザイン・構造のシート。
デザインはシンプルかつ機能的。
背もたれが板っぽい感じの座り心地。
柔らかさはやや固め。
柔らかさ★★☆☆☆
運賃が安いから座席も狭いかと思いきや、そんなことはない。
JALやANAのような大手他社とほぼ同等の広さでした。
足元の広さ
縦握りコブシ1個分のスペース。合格レベル。
縦握りコブシ1個が入る程度の広さ。脚も組めます。Good!!
ちなみに、LCCは手のひら2枚分のスペースしかないです。狭いです。
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トイレには北海道らしさ満点な乾燥ラベンダー
北海道といえば、富良野のラベンダーが有名ですね。
エアドゥのトイレには、乾燥させたラベンダーが吊るしてあります。
いろいろな所で北海道の航空会社らしいサービス・おもてなしを受けることができます。
乾燥ラベンダーのにおい取り
ドアに掛けられた袋の中には乾燥ラベンダーが入ってました。ほのかにいいにおい。
(最初は何が吊るしてあるかな!?って感じた)
においを嗅いだらラベンダー。
いや~北海道らしさ満点ですね(^・^)
羽田着陸
機内よりD滑走路を望む。ANAが離陸待機中。
埋立地の面積に対して滑走路の面積って意外と狭いんだなぁ。
ターミナルビルより
連なる翼。窓ガラスも大きく、マニアに優しい設計の羽田第2ターミナルビル。
飛行機と同じ目線で撮影できるのが嬉しい!!
久々のエアドゥ利用でしたが、なかなか快適でした。
運賃が大手より安価なのに、飲み物のサービス・預け手荷物・座席指定がすべて無料など嬉しい点がいっぱい!!
LCCのような狭いシートではなく、大手と同じ広さのシートなのが素晴らしい。
北海道発着路線しか利用する機会はないけど、1度は利用してみて欲しいエアラインです。
おすすめはオニオンスープ。おいしかったです。
ベアドゥの紙コップかわいかったな~
おまけ
機内より見えた福島第一原子力発電所。空の上からはただの工場に見えるのに・・・
福島第一原発事故から5年。
機内から見えた原発は事故の面影もなく、ただの工場にしか見えなかった。
あそこから莫大の量の放射性物質が放出されたなんてイメージできません。
目に見えないからだろうか。
ちなみに、大学の講義で柏崎刈羽原発に見学に行けることになりました。
かなり楽しみです。
まとめ
・エアドゥはLCCではない
・防氷作業のため15分の出発遅延
・北海道野菜のスープ(オニオン)がおいしい
・紙コップのベアドゥのプリントがかわいい
・シートは大手と同じ広さ
・トイレには乾燥ラベンダーが吊るしてある
評価
機内食
★★★★☆(北海道産の玉ねぎ使用のオニオンスープがおいしかった)
シート
★★★☆☆(大手他社と同じ足元の広さ。シートはやや固め)
機材コンディション
★★★☆☆(機齢23年の機材はやや老朽化が目立つ。機内は古さを感じない)
機内スタッフ
★★★☆☆(てきぱきとサービスをこなしていた)
エンターテイメント
★★★☆☆(機内誌・オーディオのみ)
時間の正確さ
★★★★☆(約15分の到着遅延。冬場なので仕方ない)
総評
★★★☆☆