まったり空の旅

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エアドゥ 搭乗レビュー

元ANAのB737-700型機で飛ぶ、エアドゥで羽田から函館へ

投稿日:2021年7月3日 更新日:

 

エアドゥで活躍する元ANAのB737-700。

ANAからは2021年6月27日に完全退役しましたが、エアドゥでは一部の機材が現役です。

そんな訳で今回は、エアドゥで元ANAのB737-700型機で羽田から函館空港までフライトしました

 

ウイングレットに描かれたベアドゥのイラスト
ブレンデッド・ウィングレットに描かれたベアドゥ。搭乗機はピクニックバージョンでした。機体ごとにイラストが異なります。

 

搭乗DATA
航空会社:エア・ドゥ
搭乗日:2017/02
路線:東京・羽田
⇒函館
飛行時間:1
時間20分 (発6:55⇒着8:15)
便名:HD57
座席:23A 普通席・窓側
機材:B737-700 (JA11AN) 機齢9年9ヵ月 

 

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元ANAの機材に乗る

今回の搭乗機は元ANAのB737-700。機体番号はJA11AN。"AN"の表記が元ANA機であることを物語ります。

この機は2013年にANAからリース導入された、エアドゥのB737-700の2号機。

老朽化したB737-500の後継として導入された本機。日本で唯一の機材が今日も元気に飛んでいます。

 

バス搭乗口の待合室
バスにて搭乗。待合室は1階。少々圧迫感がありました。

 

今回の搭乗機のB737-700(JA11AN)
今回の搭乗機のB737-700(JA11AN)。2013年にエアドゥ入りしたANAからのリース導入機。エアドゥ塗装への塗り替えは伊丹で実施されました。前任のB737-500よりも若干のサイズアップ。

 

全席普通席の144席仕様

機内は全席普通席の144席仕様。

ANA時代はプレミアムクラス8席・普通席112席の合計120席仕様でした。

エアドゥへの転籍に合わせて、144席のモノクラスに改装されています。

 

エアドゥのB737-700の座席表
B737-700型機の座席表と自席の位置(引用:AIR DO HP)。今回は機体後部の23Aを指定。ANA時代から24席の増席です。

 

客室内の全景
機内の全景。普通席144席の単一クラス仕様。全体的に紺色の落ち着いた色合いの座席。

 

今回の座席
今回の座席23A。座席メーカーはドイツのRECARO。ANAのB737と同様です。心なしか、若干座席間隔が狭いような気がしました。

 

ANAのB737-800型機の普通席
参考に、ANAのB737-800型機の座席。ひじ掛け上部の機内オーディオの操作盤の有無以外はほぼ同様の座席。ヘッドカバーはエアドゥの方が小さめです。

 

若干狭めな足元広さ

足元広さは若干狭め。

大手エアラインでは握り拳が1個入る所、今回は指3本分の広さ。

LCCの1~2本分よりは広いですが、大手よりは若干狭かったです。

 

座席の足元の広さ
大手エアラインよりも若干狭い足元広さ。エアドゥへの転属で座席配置も変更されました。同じB737シリーズでも、ANAの方が広いのは確か。もう少し検証が必要です(座席位置の差??)。

 

指3本分の足元広さ
指3本分の広さ。LCCは指1~2本分。LCCよりは広く、大手よりは狭い。そんな感じでしょうか。

座り心地レビュー
指3本分の足元広さ。座席幅もやや狭め。頭部は押し込むと柔らかい。全体的にクッション性は低く板な感じ。

座席の柔らかさ
★★☆☆☆

 

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北海道感あふれる1時間弱のフライト

北海道のエアライン・エアドゥ。

随所に北海道らしさを感じさせるフライトでした。

特に機内サービス。オニオンスープは外せません。

 

ベアドゥを眺めながら

ウィングレットに描かれたエアドゥ公式キャラのベアドゥとともに。

大手と違って、中堅エアラインはこのような遊び心が素晴らしいですね。

FDAのカラフルなども。

 

羽田空港C滑走路からの離陸風景
34Lから離陸。B737-800よりも胴体が短く、同じエンジン出力のB737-700。パワーに余裕があるためか軽々と上昇していきました。

 

上空から見えた東京ディズニーリゾート
左側には東京ディズニーリゾート。空から見ると結構小さいですね。ここには夢が詰まっている訳です。多分。

 

上空の景色
ウィングレットに描かれたベアドゥの機窓。機体ごとにデザインが違うため、エアドゥマニアの方は全機コンプリートしてみては??

 

大人気のオニオンスープ

無料のドリンクサービス。

機内サービスにも北海道らしさを感じさせてくれました。

特に、北海道北見産の玉ねぎを使用したオニオンスープ。

この便でも注文者が多かったです。

 

天井モニターに映し出されたドリンクメニュー
天井モニターに表示されたドリンクメニュー。どれも北海道感あふれるラインナップ。

ドリンクメニュー詳細

・オリジナルブレンドコーヒー(珈房サッポロ珈琲館)
・オニオンスープ(北海道北見産玉ねぎ使用)
・ミネラルウォーター(北海道大雪山)
・アップルドリンク
・緑茶
・北海道日高ヨーグルッペ(マイルドな口当たりの乳酸菌飲料)

特に、オレンジ色のドリンクは北海道成分を感じることができるのでおすすめです。

 

ベアドゥのイラストがかわいい紙コップ
オニオンスープを注文。ベアドゥのカップもかわいいです。まろやか&玉ねぎの甘みがありGood!!。ちなみに、このスープの粉末タイプが地上でも販売しているため気になる方は是非。

 

シートポケット内もエアドゥ仕様

シートポケットにはエアドゥ仕様の安全のしおりと機内誌。

希望者にはANAの翼の王国も読むことができます。

 

シートポケット収納物一覧
エアドゥ仕様の安全のしおりと機内誌。

 

若干レトロな機内装備

少々クラシカルな雰囲気感じる機内装備。

機体年齢約9年。中年機材といったところでしょうか。

 

機内オーディオの操作パネル
機内オーディオの操作盤。ひじ掛けサイドに装備。7セグメントディスプレイがレトロですね。

 

天井の個別空調・読書灯など
荷物棚下部の読書灯・個別空調・CAさん呼び出しボタン・各種サイン類など。小型機と言えども、機内装備は文句なしです。

 

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条件付きの冬のフライト

今回の目的地は函館空港。

この日は目的地の天候が雪のため、条件付きフライトとなる旨のアナウンスが。

アプローチ中は揺れましたが、なんとか予定通り函館に到着することができました。

 

機内から見えたブロッケン現象
雪雲へダイブ。降下中にはブロッケン現象がチラ見えしました。

 

函館空港への着陸の瞬間
強い横風&視程がいまいちな状況でしたが...。パイロットさんの腕が良く、無事に函館へランディング。さすが、北の翼は冬に強い気がします。

 

函館空港展望デッキから望む搭乗機
展望デッキで羽田からの搭乗機を撮影。雪が舞う冬の函館空港は寒かった...。

エアドゥさん、B767&B737の後継機はどうするんでしょう。そろそろ決断の時な気がしますが。B767の後継はB787か、B737-700は800なのか。それともA220か。機材選定から目が離せません。

 

雪の積もる函館空港を出発するB737-700
再び羽田へ向けて出発。ANAから引退したB737-700ですが、エアドゥではまだまだ活躍予定。このずんぐりむっくり感、たまりませんね。B735には勝てませんが(笑)

 

 

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まとめ

そんな訳で、エアドゥの保有する元ANAのB737-700で東京・羽田から函館までフライトしました。

正直、ANAらしさを感じることが出来ませんでした。

唯一感じることができたのは、機体番号の「JA11AN」の表記でしょうか。

あとは、機内サービスが北海道感満点でGoodでした。

おすすめはオニオンスープ。注文者数の多さが美味しさを物語っています。

是非とも北海道訪問時はまた利用したいと思います。

 

評価

機内食
★★★★☆(北海道北見産の玉ねぎを使用したオニオンスープは甘みがありGood!!美味しい)

シート
★★★☆☆(ドイツ・レカロの座席。全体的に板な感じ。足元も若干狭い気がした)

機材コンディション
★★★★☆(機齢9年の元ANA在籍機。中年機材だが老朽化を感じることはなかった)

機内スタッフ
★★★★☆(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス)

エンターテイメント
★★★☆☆(機内誌。ウィングレットのベアドゥがかわいい)

時間の正確さ
★★★★☆(約15分の遅延)

総評
★★★★

 

おまけ
ターンテーブルを流れるマグロの模型
函館空港の手荷物ターンテーブルを流れるマグロ。大間と同じく津軽海峡で獲れるマグロです。こちらも味わってみたいものです。

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