今回は羽田空港で今話題になっているエンジンとレドームのないJALのB777-300(JA8941)について書いていきます。
機体データ
機種:B777-300
機体番号:JA8941
所属:日本航空(JAL)
機齢:16年
ちょっと前から羽田空港でエンジンとレドームのない姿のB777-300が空港内を移動している姿が目撃されていました。
FlyTeam(JA8941)にもその姿を捉えた写真が多く投稿されています。
機齢が16年とまだまだ現役として活躍出来そうですが、国内線で使用されていたため老朽化が激しいため退役するのではといった話があります。
しかし、ただの整備であり現役復帰の噂もあり、今後どうなるか予測できません。
ここからはたまたまJALの整備工場見学に行った時に目撃した整備中のJA8941の写真です。
これらの写真は掲載許可をいただいているものとなります。
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JALの整備工場見学をしていると、そこに噂の機体が。
エンジン・レドーム部を外されたJALのB777-300(JA8941)
整備工場見学で格納庫の見学が始まった時にちょうど格納庫入りしてきました。
他の機体と違って前向き駐機です。
レドーム部のカバーが外され、ビニールで簡易的なカバーがされています。
前輪部の扉も開いているのも確認できます。
エンジンもレドームも取り外しなんてなかなか貴重なシーンですね。
注目のエンジン部、エンジン部にもビニールでカバーが掛けられています。
この時点ではジャッキアップ用の器具を設置する準備が行われていました。
写真でも黄色い機器を設置しているのが確認できます。
これから整備開始でしょうか?
同じ格納庫内にはGE90エンジンが2基置いてありました。
画像からエンジン本体の他にエンジンカバーなども確認できます。
このエンジンはB777-300ERのものでしょう。
画像に写り込んでいる翼はJA8941の隣に駐機していたB777-300ERのものです。
ちなみにエンジンの隣にトレーラーが駐車しているのが確認できます。
隣にはB777-300ERが整備されていました。
やっぱりB777-300ERは長い!B747とは違った大きさがあります。
この画像の左端あたりに先ほどのエンジンが置いてありました。
場所的に放置してあったGE90エンジンはこちらの機体に装着するもので間違いなさそう・・・
退役となればJALのB777-300初の退役機となります。
今後ますます目が離せませんね。
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追記:
エンジン、レドームが外された姿で話題になったJA8941ですが、
2015年現在今までどおりのPW4090エンジンを装備してライン復帰しています。
ついに退役へ
エンジンを再装備してライン復帰していたJA8941ですが、
とうとう2015年6月に全体白色に塗装された姿が捕えられ、話題になりました。
エンジンを取り外され、退役の噂が立った2014年12月。
その後結局ライン復帰し5ヵ月間の短い期間ですが、働き続けました。
しかし2015年6月、いよいよ退役のようです。
16年間お疲れ様でした。