まったり空の旅

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バニラエア 搭乗レビュー

バニラエア(Vanilla Air)の座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

投稿日:2015年10月23日 更新日:

 

今回は日本のLCCのバニラエアの座席・機内特集です!

残念ながら、2019年10月にピーチに吸収される形で運航終了しました。
機内販売のバニラクリームパンが美味しかったんですけどね...

LCCといえば狭いシート間隔など大手と比べると見劣りする点が多いですが、
果たしてバニラエアの座席・機内の様子はどんな感じなんでしょうか。

じっくーり見ていきましょう(^・^)

 

バニラエアのA320型機@成田空港にて
黄色の塗装が鮮やかなバニラエアのA320型機
黄色の機体が目を引くバニラエア。機材はLCCで多く用いられているA320型機。

2・3号機を除く1~8号機は画像の黄色の標準塗装。
2・3号機は白色の塗装でした。

新品の機材を使用しているため機齢も若く、どの機材も現時点で機齢10年以下。
リゾート客をターゲットにした鮮やかな塗装がGood!!でした。

 

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バニラエアの座席表

バニラエアは全席エコノミーの180席仕様。

使用機材は他社LCCで一般的なA320型機。

座席指定はLCCでお馴染みの有料

さらに足元の広い席、狭い席でも料金の差があるため、座席指定はお財布と相談する必要があった。

 

バニラエアのA320型機の座席表
全席エコノミークラスの180席仕様。足元が広いリラックスシートが18席設定されていた。

リラックスシートは追加料金を支払うことで座席指定することができました。

ちなみにLCCのジェットスター・ピーチも同じ機材(A320)で180席仕様でした。

 

リラックスシート

機体最前列のシート6席、非常口座席12席の計18席がリラックスシート。

最前列のシートは足元が広いだけではありません。
到着時に最初に降機することができる、機内販売を最初に購入できるなど様々なメリットがありました。

最前列なので離着陸時はCAさんと向かい合って座ることになりましたが。

 

非常口座席は足元が広いことだけがメリットでしょうか。
機内販売が最前列と最後部から始まるので、機体中央の非常口座席では順番が最後になってしまうといったデメリットも。
そして座席位置がちょうど翼の真ん中なので景色はあまり期待できませんでした。

リラックスシートはどの運賃で予約した場合であっても約1000円で座席指定することができます。
(価格は変動します。参考までに・・・)

 

スタンダードシート(普通席)

普通席を指定するのにも追加料金が必要になりました。まぁLCCなので仕方ない。

シンプルバニラ・わくわくバニラで予約した場合は約500円

コミコミバニラで予約した場合は座席指定料金0円です。
(季節、路線によって価格は変動します。参考までに・・・)

 

機内デザイン

・1・2・3号機は黒の革製シートを搭載した白と黒のシンプルな機内
・4号機以降は青と黄色を基調としたリゾート感溢れる明るい機内
・機内モニター未装備

 

機内デザイン(4号機以降)
バニラエア4号機以降の機内デザイン
バニラエア標準の機内デザイン。(出典:バニラエア HP)
青色の革製シートと荷物棚の黄色のアクセントが色鮮やか。
床も地味にバニラエアのマークがプリントされていました。

いかにもリゾート地へ行くぞ的な雰囲気が漂っていていいですね(^・^)

 

機内デザイン(1・2・3号機)
バニラエア1・2・3号機の黒を基調とした色合いの機内の様子
黒色の革製シートと白い壁のシンプルな機内。ちなみにシートベルトは赤色。
バニラエア標準の機内デザインと比べてしまうと、どうも鮮やかさに欠けますね。

実は1・2・3号機はバニラエアの前身でもあるエアアジア時代に発注した機内デザインなのです。

エアアジアが撤退した後もバニラエアはその機内デザインの機体を引き受けることになりました。
赤いシートベルトがエアアジアのテーマ色の赤を物語っています。

 

機内デザイン(1・2・3号機)
機内最後部からのバニラエアの機内の様子
黒と白のシンプルな機内。CAさんの青色の制服が目を引きますね。鮮やか。

そういえばスターフライヤーの機内も白と黒だったなぁ。なんて思ってみたり。

 

バニラエアの機体ごとに異なる機内デザインのまとめ

バニラエアは導入初期と後期の機体で機内デザインが異なっていました。

簡単に両者の比較をしてみました。

 

・座席(1・2・3号機)
・全席黒色の革製のシート(本革か合成皮革か不明)
・個人モニターやオーディオ機能は未装備
・シートポケットは一般的な足元タイプ
・座り心地は革製のため布製よりも僅かに硬め(感じ方に個人差あり)
・シートピッチはLCCで一般的な29インチ(約74cm)

 

・座席(1・2・3号機以外)
・全席青色イタリア製の本革シート
・個人モニターやオーディオ機能は未装備
・シートポケットは一般的な足元タイプ
・座り心地は革製のため布製よりも僅かに硬めかも?(感じ方に個人差あり)
・シートピッチはLCCで一般的な29インチ(約74cm)

 

座席の広さ・快適さ

LCCのバニラエア。簡素化のため、エンタメ機能は皆無。

座席間隔(シートピッチ)は他社LCCと同様の約29インチ。

座席素材はLCCで一般的な革を使用。メンテナンスが簡単といったメリットがありました。

ここでは、バニラエアの座席の座り心地・快適さを検証してみました。

 

普通席
バニラエアの革製の普通席
革製の薄型シート。画像のシートは1・2・3号機のもの。
革製シートは汚れが落ちやすい、メンテナンスが楽といったメリットがあるため特にLCCで多く採用されています。

個人モニターやオーディオ機能などのエンターテイメント機能は未装備
純粋に座るだけのシートです。

機内には本とか何か暇つぶしグッヅを持ちこんだ方がいいかも。

 

 

テーブル
中央にくぼみが設けられたデザインのテーブル
狭い座席でも快適にテーブルが使用できるように、腹部が当たる中央部はくぼみができていました。
テーブル面積は減りますが、このくぼみのお陰で腹部がテーブルに接触することなく使用できました。

 

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座席間隔(シートピッチ)

快適さを大きく左右するシートの間隔を他社のものと比較してみましょう。

・バニラエア(A320)⇒29インチ(74cm)
・ピーチ・ジェットスター(A320)⇒29インチ(74cm)
・JAL、ANA⇒31インチ(78.7cm)

大手のJAL・ANAの普通席と2インチの差。
たかが2インチ、されど2インチ。この差は実に大きいものです。

 

足元の広さ(通常時)
バニラエアの座席の足元の様子
お世辞でも広いとは言えないバニラエアの普通席。値段が安い分座席が狭くなるのは仕方ない。

前席と膝との間隔は手のひらが2枚入るかどうかといった感じでした。
身長180cm以上の人は膝が前席に当たって窮屈に感じるかもしれません。

前席に足が当たるような当たらないような絶妙な間隔。
自分の場合は前席に足が当たらなかったので窮屈には感じませんでした。
(高身長の人は窮屈なんだろうなぁ・・・)

足は組めません!!

 

足元の広さ(上から)
バニラエアの座席の足元を上から見た様子
手のひら2枚が入るかどうか程度の座席間隔。(身長170cm後半の人が座った場合)
女性の方はもう少し広く感じるかも?
逆に男性は高身長の方が多いので狭く感じるかも・・・

 

足元の広さ(ペットボトルを入れた場合)
シートポケットにペットボトルを収納したことで狭くなった足元の様子
ドリンクホルダー未設置なので飲み物はシートポケットに入れることになります・・・が。

シートポケットにペットボトルなどを入れるとさらに足元が狭くなります!!

ドリンクホルダーがあればそこにペットボトルなどを置いておけるのですが・・・
残念ながらバニラエアの座席には未装備。

そうはいってもエコノミークラス症候群を防ぐために機内での水分補給は大切です。
特に長時間のフライトほど体内の水分がどんどん減少するのでこまめな水分補給を。

 

足元の広さ(前席が最大角度で倒れてきた場合)
前席の人が最大角度でシートをリクライニングしてきたときの足元の様子
前席が最大角度でリクライニングしてきた時の足元の広さ。狭い狭い!!
あまりにも足元が狭いので足を斜め方向にずらさないと座っていられません。
というか痛い!!後ろの人のことを考えろよな~(自分、弱気なので忠告も出来ず)

この1枚はバニラエアで成田から台湾に行く時に撮影したもの。
ただでさえ狭い機内なのに最大角度で倒してくるのだけはやめてくださいよ~((+_+))

 

リラックスシート(非常口)
バニラエアのリラックスシート(非常口座席)の様子
リラックスシートとして割り当てられている非常口座席。足元広々(^・^)
見た感じだと、普通席よりも約3倍程度は足元が広いかも。

1000円の座席指定料金で指定できるのなら、是非とも指定したいですね。
足元の広さを優先するのなら1000円は安いものです。(値段は変動するので参考までに)

ただ、非常口座席は翼の上なので景色はいまいちですが・・・
(A320の翼は小さめなのでそんなに景色が見えないという訳でもない)

 

 

リラックスシート(最前列)
バニラエアのリラックスシート(最前席)の様子
リラックスシートとして割り当てられている最前列座席。足元広々(^・^)
こちらも普通席の3倍程度の広さを誇ります。非常口座席とほぼ同じ広さ。
1000円の座席指定料金で指定できるのなら、是非とも指定したいですね!

最前列なので到着時に一番最初に降機できるといったメリットも。

もちろん最前列なので機内販売も最初に購入できます。
エンジン前なので騒音も小さく、景色を遮るものも全くないので機内で最高の座席かと。

人気なので予約時にすぐに埋まってしまうかも・・・

 

足元の広さ
バニラエアの最前列座席の足元の広さ
文句の付けようがない最前列座席の足元の広さ。普通席とは天と地の差。
足元の広さだけで見ればビジネスクラスレベル。とにかく広い!

足元の広さゆえに、シートポケットまでの距離が遠いのがマイナスポイントでしょうか。
ちょっと前かがみにならないと手が届きません。
(贅沢な悩み)

 

足元の広さ
最前列の座席で足を組んだ様子
もちろん足も組めちゃいます!いや~快適快適。
足元に人が1人横に寝れるのではないでしょうか?
そのくらい広いです。

 

 

ここで大手のANAの同じ機材(A320)の普通席の足元の広さと比較してみましょう。

バニラエア(左)とANA(右)の足元の広さの比較
バニラエアのA320型機とANAのA320型機の足元の広さ比較
画像左がバニラエアの足元の広さ、画像右がANAの足元の広さです。
バニラエアのシートピッチ29インチとANAの31インチではここまで広さに差がでます。
バニラエアでは手のひら2枚が、ANAでは手のひら4枚は入りました。

やっぱり大手は広いなぁ!
参考までに・・・

 

 

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まとめ

・全席革製のシート
・座り心地は布製と比べてほんの少しだけ固め(個人差あり)
・座席間隔は他社のLCCと同じ29インチ
・音楽や個人モニターなどのエンターテイメント機能、電源コンセントなし
・機体によって機内デザインが異なる(1・2・3号機とそれ以外の機体)

 

今回はバニラエアの座席についてまとめました。

残念ながら、運航終了してしまったバニラエア。
様々な思い出をありがとう!!

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