どうも、東南アジア観光(バンコク・ハノイ)から帰国したばかりのだいこんAXです。
今まで様々なアジア諸国を巡って来ましたが、今回の旅行で初めてお腹を壊してしまいました。
辛いです((+_+))
そんな訳で今回は東南アジア旅行の際に東京・成田からベトナム・ハノイまでの移動に利用した
ベトナム航空(Vietnam Airlines)についての評判や口コミなどを自分の体験を交えてまったり紹介します。
2010年に東南アジア初のスカイチーム加盟航空会社となったベトナム航空。
最近では最新鋭機のB787-9やA350-900を導入するなど積極的な機材更新を行うなど、勢いのあるエアラインです。
ちなみにA350はカタール航空に引き続き、世界で2番目にベトナム航空が導入しました。
そんな注目を集めるベトナム航空。
観光地として大人気のベトナムと日本を結ぶフラッグキャリアのその実力はいかに・・・
ベトナム伝統衣装のアオザイを着た黄色と黄緑色のCAさんの写真が目立つ。
機内ではこのアオザイを着たCAさんが出迎えてくれます。(さすがに機内ではハスの花は持っていません(笑))
搭乗DATA
航空会社:ベトナム航空(Vietnam Airlines)
搭乗日:2015/8
路線:成田国際空港⇒ハノイ・ノイバイ国際空港 (発10:00⇒着13:25)(現地時間)
便名:VN311
座席:41K
機材:A330-200(VN-A371)スカイチーム特別塗装機 機齢16年3ヵ月
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チェックインカウンターにてチェックインを済ませ、いざ展望デッキへ。
すると、今回の搭乗機が・・・
搭乗機A330-200(VN-A371)スカイチーム特別塗装機
スカイチーム特別塗装機キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今回の搭乗機は画像の特別塗装機です。
ベトナム航空に在籍している10機のA330のうちの1号機。2009年登録。
機体色と統一感のない機首の白いレドーム、まとまりのないエンジン部のカラーリング、最近洗浄されていないのか薄汚れた機体。
他社のスカイチーム塗装機は機体色と統一感のある塗装で仕上げていますが、一方でベトナム航空はある意味個性的ですね。
機齢もやや古く、ベトナム航空に納入されたのが2009年。
その以前はスイス航空にて1999年から2009年まで約10年間使用された機体。
まとめると、今回の搭乗機はスイス航空の中古機(機齢16年3ヵ月)です。
搭乗口
成田発ハノイ行きVN311便は日本航空とのコードシェア便でもあります。
スカイチームのベトナム航空とワンワールドのJALがコードシェアするなんて不思議。
搭乗機
白いレドームが目を引く搭乗機。ペンギンみたいでかわいいですね(適当)
いざ、ベトナム航空初搭乗
機内に入るとアオザイを着たCAさんがお出迎え。搭乗券の座席番号を確認して左側右側通路へ案内します。
ベトナムらしい雰囲気が漂ってきました(^v^)
機内から
天候はあいにくの曇り。雨上がりなので湿度も高め。
フラップは出発前からなぜか1段降りた状態でスタンバイ中。なんでだろう。
窓が傷つき過ぎ((+_+))
飲み物メニュー
成田離陸後約20分後に飲み物・機内食のメニューが配布されました。
機内食前にまずは飲み物のサービスから、ということでドリンクメニューは主にこんな感じ。
・食前酒&スピリッツ(カンパリ,スコッチウイスキー,ジン,スミノフウォッカ)
・カクテル(ウイスキージンジャー,ジントニック,スクリュードライバー,ブラディーメアリー,ガリバルディ)
・スパークリングワイン
・フランス産ワイン(赤・白)
・日本酒
・ビール(缶350ml)
・フルーツジュース(オレンジ・トマト・アップル)
・ソフトドリンク(いろいろ)
・フレッシュミルク
・ミネラルウォーター
・ベトナム茶、日本茶、紅茶、ウーロン茶、ベトナムコーヒー
数多くのドリンクの中から選択することができます。
中でもベトナムならではのベトナム茶・ベトナムコーヒーが注目ポイントでしょうか。
飲み物&おつまみ
ドリンクはスパークリングワインを選択。甘すぎず、程良い苦みでおいしい。
その他にOTSUMAMIと書かれたおつまみもサービス。これも飲み物に良く合う。さすが日本のOTSUMAMI!!
そしておしぼりは外国の航空会社ということもあり香りつき。
ビーチリゾートっぽいにおいのするおしぼりでした。
ちなみに今回の座席は41Kなので機体後方右側です。
ベトナム航空のA330の座席表がどのサイトを探しても出て来なかったため少し困惑しました。
そのため、毎回本ブログで恒例の座席位置情報はパスさせていただいきます・・・
機内食メニュー
往路(VN311)と復路(VN310)の機内食メニュー。今回は右側の昼食が提供されます。
和食と洋食の選択制でメインディッシュは和食は豚カツ、洋食がビーフソテーです。
他のサイトなどを見てみるとベトナム航空の機内食はおいしい!!といった声や、マズイといった意見もあるが果たして今回は・・・
機内食(和食)
洋食と和食のうち、今回は和食を選択。
メインの豚かつの他に枝豆真丈、なす味噌炒めやかっぱ細巻き寿司など日本食満載なメニュー。
味はさすが日本の機内食工場で作られた和食の機内食ということもあっておいしい!!(^v^)
豚カツはの肉の厚さは薄く、地上のカツと比べると食べ応えはないが機内食としては合格レベル。
カツにかかっているタレはだしがよく効いた味付けで、甘めの味付け。
例えるなら、薄い豚カツに回転すしのてんぷら用のたれをかけた感じか。だしがよく効いている。
機内食で厚い豚カツが出されたら少しお腹が重くなってしまうが、薄かったため普通に食べることができた。
副菜の和食も地上の味とほぼ変わらずおいしかった。
特に上空で食べたかっぱ細巻き寿司は特に印象に残り、やっぱり寿司はおいしいなぁと感じた。
小倉あんは市販品をそのまま入れた感は否めませんが・・・
まぁお盆ですしね、大目に見ましょう。
機内の様子
食事も終わり睡眠タイムへ。シェードを下げて睡眠をとる人も。
今回の便はお盆期間中にも関わらず搭乗率35%程度でした。
中央4席は所々埋まっている程度で後方はほとんど空席、窓側2席も1人で座っている人が多く空席が目立っていた。
中には中央4席をベッドとして活用している人も。
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老朽化が否めない旧型の座席
ベトナム航空のA330は中古機を導入したり新造機を導入したりと機材によって機内・シートが変化するので統一されていません。
そのため機材によってはボロボロなシートだったり、足置きやタッチパネル式のモニターを装備していたりと当たり外れが大きいです。
ちなみに今回搭乗した搭乗機はベトナム航空のA330型機1号機だったので、ベトナム航空A330で最年長の機材でした。
エコノミークラスは2-4-2の配列で一般的なA330と同様。
残念ながら座席表はWEB上に載ってないです。
シート(降機時に撮影)
エメラルドグリーンのハスの模様がベトナムらしさをかもし出すシート。
今の流行りの薄型シートと比べると厚さが目立つ。
個人モニター・コントローラ付き。
中央ひじ掛け部の灰皿が時代を感じさせますね。
シートの古さ・構造などから推測すると、このシートは以前活躍していたスイス航空のものを
そのまま使用しているものと思われます。
シートのカバーだけベトナム航空のものに付け替えた可能性が高いです。
やはりシートの古さは否めません。
座席間隔
公式HPによるとシートピッチは約31~32インチの模様。ごく一般的なシートピッチ。
広くもなく、狭くもなくごく一般的な足元間隔。
シートポケットに多くの機内誌が収納されているため、その分足元が狭くなります。
(機内誌の量が減ればもう少し足元が広くなるかも)
足元を上から
ごく一般的な広さ。国際線なので特段に広いということもありません。
膝と座席の間に握りこぶしは入りそうにないです。まぁLCCよりは広い!!
個人モニタ
1世代前の個人用モニタ。画質・発色も悪く、画面サイズも小さい。
今回の便ではショートコメディーや映画が放映されていました。
残念ながらコントローラではコンテンツを選択することができず、ただただモニタに流れる動画を見るだけという残念な結果に。
唯一変更できたことといえば画面の明るさだけ・・・
そして肝心なヘッドホン、接続してみても音が出ず((+_+))
微かに虫の鳴くような音が耳奥で鳴っているのみ・・・音を最大限にしてみても変わらず。
残念ながらメンテナンス面でマイナスです。
ボタンの故障
左側のボタン(腰の部分の何かの調整)が凹んでいて使用できず。
一方で隣の席のボタンは普通に作動しました。
ここでもメンテナンス不足が目立つ・・・
安全のしおり
A330-200型機の安全のしおり。手書き風の絵がベトナムらしさが出てていいですね(^・^)
機内誌
機内誌には日本語のものもあり、中には最新鋭機材B787-9やA350の紹介記事が。
このA330も将来的にB787-9に置き換わってしまうのでしょうね。
トイレ
一般的なトイレ。アメニティとして歯ブラシとカミソリが置いてありました。
清掃状況も良く、心地よく利用できました。
鍵を閉めたのにややトイレ内が暗く感じられたのが気にかかった。
ライトが暗いのかな?
座席上部
通常点灯しているはずの禁煙マーク(シートベルトサインの隣)が消灯中。
航空機内の禁煙化が当たり前になった現在において、搭乗時から降機時までずっと点灯している禁煙マークが消灯している様子を見たのは初めて。
なぜ消灯したままなんだろうか・・・
窓の傷
個人的に今回のフライトで一番のマイナスポイントといえばこの窓のキズ!!
霜じゃないですよ!!
肉眼で景色を見る分にはいいのですが、カメラで写真を撮影するとなると、この傷にピントが合ってしまうので景色の撮影が難しかったです。
そいういえば以前搭乗した中国国際航空のB757の窓もこんな感じに傷がついていたことも。
JALの機齢20年超のB767に搭乗した時は窓の傷はほぼ皆無だったのになぁ。さすがJAL!
これは機材のコンディションの面で大きなマイナスポイントです。
ベトナムの街並み
降下するにしたがってベトナムの赤いレンガの住居や田園風景が。
無事ハノイ・ノイバイ国際空港に到着
順調に飛行を続け、時間どおりに無事にハノイ・ノイバイ国際空港に到着!!
タキシング中に窓からベトナム空軍の格納庫が見えたり。MIG21かSu22っぽいフォルムの機体が格納されていました。
機内(降機時)
2-4-2の座席配置。エメラルドグリーンの明るい鮮やかな機内。
側面から
スカイチーム特別塗装をこんなアングルで撮影できるのも、この機に搭乗した人だけの特権。
前々からこのアングルで撮りたかったんですよ!!
おまけ
機内エンターテイメントのコントローラの画像ですが、何か馴染みのある日本語が書いてありますね?
そう、これこそ日本の誇る一大電機メーカー「Matsushita Electric」(松下電工)が製造したものなんですね!
松下電工(現パナソニック)は航空機のエンターテイメント装備の設計・製造も請け負っていることでも有名です。
それにしても松下電工時代のものがここで使われているとは・・・工学部生としてちょっと感動(^J^)
初めて利用したベトナム航空。
CAさんは黙々とサービスをこなしており、もう少し愛想を振りまいてサービスしてくれてもいいのかなぁと思ったり。
日本人のCAさんはベトナム人のCAさんよりも心配りが出来ていたように感じました。
まぁ確かにCAさんの着用してたベトナム伝統衣装のアオザイは美しかったです。
そして何よりも気になったのが機材コンディション。
窓ガラスの傷、個人エンターテイメント、シートのボタンなどまだまだ改善すべき点は多いです。
もうそろそろ退役なら仕方ないような気もしますが・・・窓ガラスの傷は本当に残念だった。
ベトナム航空の機内食は確かにおいしかった。
お腹が空いていたこともあったせいか、選択した和食は間違いではなかった。
出されたものすべてがおいしかたです!
ベトナムと日本を結ぶフラッグキャリアのベトナム航空。
以前は日本の盗品密輸などでCAから逮捕者が出るなど悪い意味で話題になってしまったこともあったけど、今後もそんな悪評を吹き飛ばす勢いで頑張ってもらいたいです。
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まとめ
・今回の機材はスカイチーム特別塗装機
・機内食は和食と洋食から選択。味はおいしい
・個人モニター装備、座席間隔はふつう
・個人モニターのコンテンツはコントローラで選択不可。音量調節のみ可能
・窓の傷、シートのボタンのくぼみ、ヘッドホン端子の故障など機材コンディションはいまいち
・CAさんのベトナム伝統衣装アオザイのユニフォームは美しい
評価
機内食
★★★★☆
シート
★★★☆☆
機材コンディション
★★☆☆☆
機内スタッフ
★★★☆☆
エンターテイメント
★★★☆☆
時間の正確さ
★★★★★
総評
★★★☆☆
最新鋭機B787-9、A350-900を導入するなど、勢いのあるベトナム航空。今後の成長が楽しみです!