MRJ初飛行の日が近づいてきた11月中盤。秋真っ盛りですね(^.^)
MRJといえばANAが世界で一番最初にに導入することでも話題。
MRJの搭乗記をこのブログに載せる日が来ると思うとわくわくします。
そんな訳で今回は九州旅行の際に羽田空港から鹿児島空港までの移動に利用した、
ANAのフライト体験をまったり紹介します。
羽田空港第2ターミナルにて
9月の平日にも関わらず混雑している羽田第2ターミナル。
手荷物を預けるのに15分程度待ちました。
予想外の時間のロス。大きい空港だからすぐに預けられると思ったら大間違い。
搭乗DATA
航空会社:全日空(ANA)
搭乗日:2015/9
路線:羽田空港⇒鹿児島空港 (発12:00⇒着13:45)
便名:NH623
座席:39K
機材:B787-8(JA812A) 機齢3年2ヵ月
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今回の搭乗機B787-8(JA812A)
機齢3年2ヵ月のやや新品の搭乗機。B787はANAが世界で初めて導入したことでも有名。
初めてB787に搭乗するので期待MAXです!!(機体だけに)
B787と日本の関係
B787はボーイングを筆頭とした世界各国の企業と共同で開発した機体であり、日本企業も参加。
日本の担当比率は約35%とアメリカ以外の国では最も高く、一部では「準国産機」ともいわれている。
ちなみに日本の担当比率35%という値はボーイング社とほぼ等しい。
前部胴体の一部(川崎重工)、主翼ボックス(三菱重工)、中央翼(富士重工)、炭素繊維材料(東レ)など大手が手掛ける。
また、日本の提案で機内トイレに温水洗浄便座(オプション)が採用された。
いざ搭乗!!
12:00発の鹿児島行に搭乗。羽田からのANA利用は久しぶり。
今回の座席はココ↓↓
座席は右側最後部窓側の39Kを指定。座席指定時点でまだまだ多くの空席があった。
評判が分かれる座席配置
B787はB767よりも胴体幅をやや広くしただけなのに、B767の2-3-2(横7席)よりも2席多い3-3-3(横9席)の詰め込み仕様。
またB787は乗客から嫌われがちな3人掛け席の中央席に当たる確率が高くなるため、中央席の人の満足度が低下する原因にも。
本当は2-4-2配置での利用がベストらしいです。(って本に書いてあった気が)
ちなみにJALのB787はSS8として2-4-2の配置で運航中。
確かにB787は最新装備のお陰で機内も快適ですが、座席配置の点ではB767に軍配が上がりそうです。
・LED照明
B787では従来機よりも多くのLED照明が使用されている。
LED照明の使用により多彩な色を表現することが可能になることの他に、長寿命なLEDのお陰で電球交換のコストを省くことができ、メンテナンスコストを抑えることができるといったメリットも。
LEDの高い省エネ性により電力使用を抑えることが可能になりエコにも貢献。
LED照明(レインボー照明)
多彩な色を表現できるのはLED照明ならでは。この便も搭乗時はレインボー照明で彩られていた。
今まで画像でしか虹色照明を見たことがなかったのですが、うーmやはり生で見るとすごく綺麗です。
まるでディ※ニーランドに来たのかのような鮮やかさ。心がぴょんぴょんします。
トイレ内のLED照明
機内のトイレ内にもLED照明。こちらは青色のみ?の点灯。
青色の照明は心を静める効果があるらしく、最近では駅のホーム端などにも設置されていますね。
JALのトイレでも青色LEDだったのでB787のトイレは青色で統一されているのかな?
どうでもいいけど、LED関連の実験レポートにB787のLED照明ネタを書いたら加点されました。
羽田空港出発
天候はあいにくの曇り。機内から展望デッキにいる熱心な航空マニアや家族連れの人を確認できた。
滑走路へのタキシング中に一か所「ドスン!!」とした段差があり、機内に大きな衝撃が響きました。
場所はターミナルビル端あたりの誘導路。
これは機体が痛みますわ・・・早く直さないと。
飲み物(コンソメスープ)
せっかくANAに乗ったのでコンソメスープを注文。
「コンソメスープを飲めばその日のフライトがわかる(自論)」
普段JAL利用が多くJALのビーフコンソメばかり飲んでいたので、ANAとの飲み比べの意図も込めて注文してみました。
やはりANAのコンソメスープもおいしい!!味に角がなくまろやか。温かさもちょうど良くso good!!
ANAのビーフコンソメは地上のお店でも購入することができるので、家でも飲みたいという人は買うのもいいかも。
機内販売
ビールやおつまみを購入することができる。
ビールに北海道フライドポテトの組み合わせとか最高じゃないか!!
安全のしおり
B787の画像が目を引くANAの安全のしおり。
個人的には機体部分が写真のANAの安全のしおりの方がマニア心をくすぐるので好きです。
トイレ
丸みを帯びたデザインを多用したトイレ。取っ手が付いて蓋を上げやすくなった。
さすが最新鋭機材。トイレも清潔感あり気分良く使用できました。
水を流すボタン
ボタンを押すor手をかざすだけで水が流れるボタン。これも新しい。
取っ手を回したりボタンを押すことで水を流していた従来式のトイレ。
この最新式トイレは手をかざすだけで蓋が閉まり水が流れます。
今までのトイレのようなボタンを押す・レバーを回すなどの行為がないので衛生的でいい!
個人的にこの機能はすごく素晴らしいと思います。
機内の様子
9月の平日だったせいか搭乗率は20%ほど。窓側席しか埋まっていない状態。
ガラガラの機内のお陰で非常に快適なフライトとなりました。
これで満席だったら窮屈な鶏小屋空間になるんだろうなと想像してみたり・・
自分の隣2席も空席でした(^v^)
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足元空間を意識した薄型シート
シートを薄型化することで足元の広さを確保した新型シートを装備。
シートポケットを下部から上部に移すことでも足元の広さを確保。
薄型化により軽量化も達成され、航空機のCO2削減に役立っている。
薄型化のためか背中に力を入れたときに背部に板が入ってる感じがしたのがマイナスポイント。
シートと大きな窓
ANAの色である青色のシンプルで清潔感のあるシート。まだまだ新しいため汚れも少ない。
また窓は従来機(B767)より約1.3倍大きくなった。
各機種の窓のサイズ比較
B767の窓のサイズ⇒横27cm、縦39cm
B787の窓のサイズ⇒横27cm、縦47cm
B787の窓は縦に約8cm大きくなったことがわかる。(出典:Boeing)
足元の広さ
シートポケットが座席上部にあるため、十分な広さが確保されている足元空間。
シートピッチは約31インチ(約79cm)で一般的な国内線仕様機と同じ。
機体最後部に近い席で機体の構造上シートがやや内側に絞られているため、足元位置が前席とほんの少しずれてます。
足元の広さ
縦握りこぶし1個分入りました!!
前席と膝との間に握りこぶしが入ったので合格ラインです。OK!
JALのB777(JAL SKY NEXT)と同等レベルの広さ。
機内より
従来機の翼とは異なるデザイン。まるで鳥が羽を広げたような美しさ。
素晴らしい製品はそのデザインも素晴らしい。従来機のゴツゴツとした翼が懐かしい・・・
CAさんからいただいた物
CAさんがメッセージカードと絵ハガキを持ってきてくれた。嬉しい!!
「揺れた中書いたので字が汚いですがよろしければ・・・」
揺れる機内の中わざわざ親切にも手書きで書いてくださったのでしょう。心がこもっています。
すごく嬉しかったです。次もANAに乗ります!!
空調部
シンプルにまとめられた空調・照明部。BSI仕様のB737と同様のデザイン。
まるで大船に乗っているかのような乗り心地
まるで大船に乗っているかのような乗り心地のB787。
気流の悪い所を飛行しても揺れが少ないように感じた。
1つ1つの動作が滑らかで、従来機のようなガツガツとした動作が少ない。
個人的に中型機の中ではB787が乗り心地No.1!!
鹿児島空港に到着
ややハードランディング気味だったが無事に鹿児島空港に着陸。スポイラーの展開も美しい・・・
B787は接地時にエルロンもスポイラーと一緒に上がるんですね。
時代は変わったなぁ。
機内の様子
青のシートと白色で統一された機内デザイン。明るく清潔感のある機内を演出する。
LED照明、大きい窓の効果により従来機よりも明るさが増した機内。
シンプルなシートデザインも相まって清潔感があり綺麗です。
最後部付近
最後部座席付近(40・41番)の様子。窓があるものの座席と窓には距離がある。
この辺りのシートは少し景色が見にくそう。
窓なし席
座席表中の37番の座席は窓なし席なので注意が必要。
窓なしというよりも窓の位置がずれていると言った方が正しいかも。
ちょうどその場所は後部胴体の"繋ぎ目"なので構造上窓が設置できなかったものと思われます。残念。
おまけ(鹿児島空港にて)
鹿児島空港のレストランにて食べた「さつま御膳(1540円)」。
鹿児島名物のほとんどを味わうことのできるこのメニュー。値段もお手ごろ。
どの料理もおいしかったです。
特に酢ミソでいただくキビナゴの刺身が絶品でした。また食べに来よう。
そんな訳で初めてのANAのB787搭乗となった今回のフライト。
このフライトをもって生涯搭乗回数100回を迎えることができました!!
北海道に引っ越しして以来、帰省の度にいつも利用していた飛行機。
搭乗する度に飛行機が単なる移動手段ではないことに気付き始めた小学生時代。
そのため飛行機に乗るためだけに旅行に行く暇人学生になってしまった訳ですが・・・
帰省の度に交通費を出してくれた親の会社に感謝。
B787はいい飛行機です。すべてにおいて素晴らしい!!
乗り心地・機内デザイン・シートなど従来機よりも快適さは格段に向上しています。
ぜひ搭乗してみてくださいね!!
まとめ
・LED照明により明るく鮮やかな機内を演出(搭乗時はレインボーカラー)
・薄型シートにより足元空間広々、縦握りこぶし1個分の間隔
・まるで大船に乗っているかのような心地の良い乗り心地
・搭乗率は20%程度で非常に快適なフライト
・非接触型のトイレ洗浄ボタンが画期的
・従来機よりも1.3倍大きくなった窓がgood!!
評価
機内食
★★★★☆(ANAのコンソメスープはおいしい)
シート
★★★★☆(足元間隔は合格ライン。背中の板感がちょっと残念)
機材コンディション
★★★★★(新品なので文句なしの5つ星)
機内スタッフ
★★★★★(メッセージカードのサービスが嬉しかった)
エンターテイメント
★★★☆☆(機内オーディオや機内誌のみ。普通)
時間の正確さ
★★★★★(時間ぴったり(誤差0分)の到着。素晴らしい)
総評
★★★★☆
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