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ANAのB767(76P)の座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

投稿日:2021年11月24日 更新日:

 

ANAの中型機の代名詞的存在のB767型機。

B767よりもやや大型のB787とともに、国内の地方・幹線で活躍しています。

そんな訳で今回は、ANAのB767-300ER型機のシート特集です!!

 

ANAのB767-300ER型機
ANAのB767-300ER。中型機の代名詞的存在。B787とともに地方・幹線で活躍。老朽化により数を減らしつつあるものの、B787の納入遅れによる"詫びB767"の導入により、まだまだ国際線・国内線ともにバリバリ現役。レトロさが残る設計のためか、根強いファンが多い機種です。

 

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座席表

プレミアムクラスプレミアムクラス10席、普通席260席の2クラス合計270席の仕様。

普通席は不人気な中央席の割合が少ない2-3-2の配置のため、機内の快適性が非常に高いです。

窓側 or 通路側席の割合は約86%。大型機のB777では約60%、小型機のB737では約67%

不人気な中央席に着席したくなければB767を選択しましょう。

 

ANAのB767-300の座席表
ANAのB767-300ERの座席表(引用:ANA HP)。プレミアムクラス10席、普通席260席の合計270席仕様。プレミアムクラスの中央席は1人掛けなのでプライベート感が高め。普通席は先述した2-3-2配置。一部、窓なし席が存在するため注意が必要です。

 

圧迫感のない機内

機内幅に対する1列あたりの座席数が少ないためか、機内の圧迫感は少なめ。

1列に中央席が1席しか存在しないため、よっぽどの高搭乗率時でなければここが埋まることはないかと思われます。

 

機内の様子
普通席の機内の様子。2-3-2の配置。青の座席が爽やかな色合い。機齢が高い機体では角ばった昔ながらの機内デザインでしたが、若い機体はB777と同様の丸みを帯びた設計に。設計は古い機体ですが、機内環境は問題ありません。昔ながらの安定の快適さです。

 

 

2クラスの座席

上級クラスのプレミアムクラスと、多くの人がお世話になるであろう普通席の2クラス制。

普通席は他社大手エアラインと同様の広さです。

 

プレミアムクラス

前方に10席のみ設定されているプレミアムクラス。

2-1-2の配置が2列。中央席は1人掛けのためボッチ客に人気です。

 

B767のプレミアムクラス
プレミアムクラスの詳細(引用:ANA HP)。他機種と同様の本革製の座席。座席間隔は約127cm。隣席とのパーテーションのおかげでプライベート感は高め。テーブルも広く、機内食の時間もストレスフリー。残念ながら、最近主流の個人モニターは未装備。

 

旧タイプのプレミアムクラス
参考までに、旧型のB767のプレミアムクラス。座席間隔は新旧で同等。画像の座席は日本の小糸工業製。ゆったりと体を包み込むシート設計が素晴らしかったです。布の触り心地、柔らかさもちょうどよく、個人的には現行モデルよりも好きでした。

 

普通席

他社大手と同様のシートピッチ約31インチ。

最近主流の個人モニターは未装備ですが、機内Wi-Fiは飛んでます。

座席のモデルはA321ceoとほぼ同様です。

 

B767の普通席
最も多くの人がお世話になるであろう普通席。青色の爽やかな色合いの布製座席。最近主流の薄型の背もたれですが、座り心地は悪くないです。メーカーはドイツのRECARO社製。

 

横から見た座席
横から見た座席。シートピッチは約31インチ程度。軽量化と足元スペース拡大を狙った設計のため、背もたれは薄型化されています。ホールド感ややあり。

 

後方から見た座席
最近主流の個人モニターは未装備。シートポケットは上部と下部の2箇所。A321ceoと同様のシートモデルです。

 

参考に、B767とA321ceoの座席比較。どちらも同様のモデルを装備していますが、一部で仕様が異なっています。A321ceoでは上部シートポケットにタブレットホルダーが装備されていますが、B767では未装備。また、ひじ掛けのオーディオコントローラーも色が違います。

 

一般的な広さの足元

広さは普通。大手では一般的な広さです。

前席と膝との間隔は握り拳1個分。文句なしの広さです。

 

座席の足元の広さ
前席との足元間隔。大手エアラインでは一般的な広さ(身長170cm後半)。シートポケットは上部と下部の2箇所。下部のポケットは伸縮性があるため、ペットボトル等の収納に適しています。

 

握り拳1個分の足元の広さ
握り拳1個分のスペース。シートピッチは約31インチでJALと同様です。足も組めます。数時間のフライトでも疲れはあまり感じません。LCCでは指1~2本分と大変窮屈なので、この広さが大手の特権といったところでしょうか。

 

参考に、ANAのB767とピーチ(LCC)のA320の足元比較。ANAは他機種でも同様の握り拳1個分ですが、LCCのピーチは指2本分の広さ。安い運賃で体力を犠牲にするか、高い運賃で快適さを得るか。どちらを選ぶか、それはあなた次第...

 

座り心地レビュー

握り拳1個分の足元広さ。シート幅は普通。座面やや広め。ホールド感ややあり。頭部・座面はフラット。布製。薄型座席だが他社のモデルよりも座り心地は良い。

座席の柔らかさ
★★★☆☆

 

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十分な座席周りの装備

一般的な機内装備。機内Wi-Fi飛んでます。

最近主流の個人モニターは未装備。

 

機内の様子

機内の様子
B777のような丸みを帯びたデザインの機内。圧迫感がなく、開放感があります。なお、機内照明はLEDではなく、温かみのある色合いに定評のある昔ながらの蛍光灯です。

機齢が高い機材では角ばった昔ながらのデザインでしたが、今や絶滅危惧種的存在になりました。窓枠も角ばっており、機内のいたる所がカクカク。個人的には好きな機内設計でした。

 

ひじ掛けの各種ボタン

オーディオコントローラー
ひじ掛けのオーディオコントローラー。残念ながら、オーディオプログラムはサービス規模を縮小中。JALでは提供終了してしまいました...読書灯やCAさん呼び出しボタンもあります。しかし、ひじ接触による誤操作が多いためか、ひじ掛けのボタンに注意する旨のアナウンスがありました。

 

シートポケット

座席の上部
シートポケットは上部と下部の2箇所。各種しおり・機内誌は上部に収納されているため、下部のポケットは各々が思う存分自由に使用できます。テーブルのつまみには座席メーカーの「RECARO」の刻印入り。

 

テーブル

テーブル
一般的な広さのテーブル。穴のおかげでコップ設置時の安定感は高め。テーブル厚も十分。面に段差がないフラット形状のため安定感も高いです。

 

 

おすすめ座席・おすすめしない座席

おすすめは普通席最前列・非常口座席の2つ。

最前列・非常口座席は足元広めです。

窓なし座席はおすすめしませんが、前方の窓なし座席は一応窓があります。

 

普通席最前席

普通席セクションの最前列の座席。

画像はありませんが、足元が広く早い降機が可能。

 

非常口座席(11・24列目)

非常口座席
非常口座席。競争倍率は高め。足元は広いですが、翼上のため景色はいまいち。

緊急時にはCAさんから援助をお願いされる場合があるため、着席の際は心構えが必要です。

 

窓なし席

窓なし席
機内に5席存在する窓なし席。座席表上は窓なし席の扱いでも、実際は窓がある座席が存在します。画像は17Kの窓なし席ですが、窓は一応あります。ズレは否めませんが...

 

窓なし席
こちらは16Kの窓なし席。こちらも窓は一応あります。よって、座席表上は窓なし席表示の場所でも、実際は窓があることも。景色が見やすいか、と言えば微妙ですが。画像の反対側の16A・17Aの窓なし席も同じ窓位置です。

なお、最後部の42Aは完全に窓なしなのでおすすめできません。

 

 

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まとめ

以上、ANAのB767-300ERの座席の広さ・快適さのまとめとなります。

薄型だけど座り心地が良好かつ、圧迫感のない配置の座席です。

国内線で移動する分には苦痛に感じることはないと思います。足元広さは他社大手と同様。

プレミアムクラスに関しては、本革製のプライベート感の高い座席が装備されています。

普通席はA321ceoとほぼ同様の設計です。モニターは未装備。

特筆すべき点としては、B767の推しでもある2-3-2の配置。

繁忙期やボッチ利用の際は、中央席の割合が少ないB767で快適な空の旅を!!

 

・プレミアムクラスと普通席の2クラス制
・プレミアムクラスは他機種と同様の本革製のモデル
・普通席のシートピッチは約31インチで握り拳1個分の広さ
・個人モニター未装備、機内Wi-Fiあり
・2-3-2の配置は中央席の割合が少なく圧迫感が低い
・座席表上では窓なし席の扱いでも、実際には窓がある座席あり(16AK・17AK)

 

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