まったり空の旅

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JAL 搭乗レビュー

【搭乗記】JALのB787国内線仕様の初便の普通席で羽田から伊丹へ

投稿日:2021年11月29日 更新日:

 

JALの国内線用中型機として導入されたB787-8型機。

2019年10月27日に羽田=伊丹にて国内線仕様機がデビューしました。

そんな訳で今回は、JALの国内線仕様のB787-8型機の初便にて羽田から伊丹までフライトしました

 

サクララウンジから望む搭乗機
羽田空港のサクララウンジから望む搭乗機。ANAでは国内線にB787を積極投入していますが、JALは少々遅めの投入となりました。今後、B767・A350とともに国内線の中核を担っていくことでしょう。

 

搭乗DATA
航空会社:JAL
搭乗日:2019/10
路線:羽田 ⇒
 伊丹
飛行時間:1
時間5分 (発8:30⇒着9:35)
便名:JL107
座席:37K 普通席・窓側
機材:B787-8 (JA846J) 機齢0年0ヵ月 

 

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国内線仕様のB787初便のセレモニー

2019年10月27日のJL107便にてデビューした国内線仕様のB787。

国際線仕様機は2012年から就航していましたが、国内線仕様機は未導入でした。

低騒音の特徴を生かし、住宅地の近い大阪・伊丹路線や主要幹線にて活躍しています。

 

今回の搭乗機のB787-8
今回の搭乗機のB787-8(JA846J)。機齢0年0ヵ月の新品。国内線仕様機の1号機。JALのB787初導入は2012年。国際線仕様機が先に導入され、成田=ボストンにて国際線デビュー。一時は成田=名古屋などの間合い運用で国内線に国際線機材が投入されることも。国内線仕様機の導入によって、JALのB787に気軽に搭乗することができるようになりました。

 

国内線仕様のB787初便セレモニーの様子
搭乗開始前に実施された国内線用B787初就航のセレモニー。JALの本田事業部長と根本機長による挨拶。B787の伊丹路線への投入によって騒音の影響が低減できるといった旨の発言がありました。確かに、B787は機内・機外ともに騒音が小さい機材のため、住宅街が近い伊丹にとっては最適な機材と言えそうです。ビジネス客も多めですし。

 

搭乗口に集結した乗客やマニア
セレモニーが終了し、いよいよ搭乗。カメラを持ったマニアの方々ばかり。また、優先搭乗はJGP・JGCがゴロゴロと。もはや、優先搭乗の意味があるのかないのか、良くわからないレベルのステータス持ちの多さでした。さすが、東京=大阪路線です。

 

 

3クラス291席仕様の機内

ファーストクラス6席・クラスJ58席・普通席227席の計291席仕様。

機内はA350と同様の新仕様のデザインに仕上がっています。

ちなみに、B767はファースト5席・クラスJ42席・普通席205席の計252席。B787はB767と比較してクラスJの割合が高めの設定です。

 

JALのB787-8型機の座席表と自席の位置
JALのB787-8型機の座席表と自席の位置(引用:JAL HP)。普通席は3-3-3の一般的な配置。今回は翼の上の37Kを指定。初便の高い競争倍率のため、翼上以外の窓側席は確保できませんでした...

ちなみに、JALの国内線用A350とB787は同じ3-3-3配置。機内幅はA350が561cm(221in)、B787が546cm(215in)のため、A350の方が約15cm幅が広め。よって、幅のスペースに関してはA350の方が余裕があります。

 

B787-8の国内線仕様機の普通席
今回の座席の37K。背もたれは布、座面は革の2種類の生地を使用した珍しい座席。背もたれが布生地のため、革のように着席時に滑りにくく安定感がありました。足元広さ・座席幅は他機種と同等。ヘッドレストは革製で左右のホールドが可能。座席メーカーはドイツのレカロ社製。座席の基本デザインはA350と同等です。

 

横から見た座席
横から(降機時に撮影)。シートピッチは大手エアラインで一般的な約31インチ。窓の若干の位置ズレがマイナスポイント。背もたれは薄すぎず、背中の板のような感じがありません。ひじ掛けは少々細めなので、隣席の人とのバトルが勃発しそうな予感がしました。デザインは先進的。

 

後方から見た座席
最近主流の個人モニターを装備。モニターは10インチ。AC電源・USBポートも装備。まさに、国際線用機材と遜色ないレベルの充実装備。安い微妙な海外のエアラインよりも圧倒的に座席は豪華。このまま国際線に投入してもいいレベルの素晴らしい座席ですね。すごい時代になったものです。大満足。座席マニア的に、久々にテンションが上がりました。

 

ヘッドレスト
大型のヘッドレスト。革製。反発系。左右は中央に折ることができ、頭部を任意の位置でホールド可能。上下の位置も変更できます。

 

他機種と同様の足元広さ

足元広さは他機種と同様の広さ。

シートピッチは約31インチ。

座席は最新ですが、足元広さに関して言えば普通です。

 

足元の広さ
着席時の足元広さ(身長170cm後半)。シートピッチは約31インチ。国内線では十分な広さ。

 

握り拳1個分の足元広さ
握り拳1個分の広さ。他社の機種と同様の広さです。最新の座席なので期待していましたが、意外と広さは普通でした。LCCよりは圧倒的に広いため、さすが大手といったところですね。

 

座り心地レビュー

ホールド感ややあり。座席高さも高め。座面は革、背もたれは布のハイブリッド生地。布生地の背もたれのため、着席中は革のように滑ることがない。拳1個分の足元間隔。座席幅は普通。座席は普通の固さ。ヘッドレストは革の反発系、左右はホールド可能。

座席の柔らかさ
★★★☆☆

 

大型モニターと十分な収納スペース

国際線機材レベルで座席装備が充実していました。

 

10インチの個人モニター
10インチの個人モニター。画質は高精細で発色が良く、サクサク系のレスポンス。コンテンツは国際線機材ほどではありませんが、国内線では十分なレベルの多さ。USBポートだけでなく、AC電源も装備しているため機内で充電も可能。さらに、機内Wi-Fiも飛んでいるため、フライト中でも暇になることはないと思います。まさに、地上の快適さ。

 

シートポケット
座席下部のシートポケット。上部と下部の2箇所にシートポケットが存在するため、収納性は高いです。特に下部は伸縮性の高いネット式のため、小物を入れておくのもGood.忘れ物には注意しましょう。

 

 

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感動続きの1時間のフライト

大阪・伊丹までは約1時間のフライト。

興奮続きの初便だったため、非常にあっという間でした。

 

新品のにおい

機内に入るや否や、すぐに新車の匂いがお出迎え。

客として初めて着席する座席は、座席マニア的に感動モノでした。

これが、初便...

 

機内の様子
機内の様子。新車のにおい。機体なので「新機」といった表現が正しいのでしょうか。深呼吸しても苦じゃない、素晴らしい香り。ベテラン好きな筆者ですが、この日ばかりは新品好きになりました。ちなみに、筆者的にベテランCAさんの方が好みです。

 

新品のボタン
新品の電子シェードのボタン。年数が経ってくると、塗装剥がれや爪の傷などで痛みやすい部品ですが、新品なのでツルツルでした。

 

新品の翼

機内だけでなく、機外も綺麗。

特に主翼。飛行回数が極めて少ない新品のため、模型のように真っ白でした。

 

A350-900型機
今回のB787と同月に導入されたA350-900(JA04XJ)。嵐ジェットになる前のデリバリー直後の様子。こちらも新品ということもあり、機体に汚れ等は確認できませんでした。今後、JALの国内線の大中型機はA350・B787・B767の3機種が主流になることでしょう。

 

羽田空港離陸時の様子
羽田を離陸。汚れのない、純白の主翼が新品であることを物語っています。模型のように真っ白。驚きの白さ故に朝から目が覚めました。

 

主翼の表面
主翼を拡大。やはり、真っ白。リベットの丸い部分が光に照らされ際立っていました。私の心もここまで白くなれたらなぁ...

 

水平飛行の様子
新品の翼は気持ちの良いほどの白さ。感動モノなので何回も主張させていただきます。景色が見にくいことで不人気な翼上座席ですが、新品機材に搭乗する際は是非ともここを指定してみてください。新品ならではの綺麗な美しい主翼を眺めることができます。

 

初便の記念品

初便ということもあり、搭乗時に乗客全員に記念品が配布されました。

非常にマニア心くすぐるアイテムの数々。

やはり、初便のお祭り感はクセになりますね。

 

記念品
記念品の数々。個人へのフライトログブックへの対応が難しいとのことで、飛行データが印字されたシールが同封されていました。

 

記念品
搭乗券を模した初便搭乗記念品やシールなど。この記念品だけでも数千円の価値がありそうです。

 

国内線では文句なしのエンタメコンテンツ

10インチの個人モニターで楽しめる映像作品や電子書籍など。

コンテンツ量は国際線のものに負けますが、国内線で楽しむ分には十分なレベル。

さらに、機内Wi-Fiも利用可能なため、暇になることはないと思います。

 

個人モニターのコンテンツ
エンタメコンテンツ一覧。映画・TV番組・動画・オーディオ・電子書籍・ライブTV・文字ニュース・マイフライトなど。国際線機材レベルの収録数ではありませんが、国内線では十分なボリューム。なお、読書灯やCAさんの呼び出しもこの画面から行えます。

 

個人モニターのコンテンツ
電子書籍も収録。10インチの大型画面のおかげでタブレット感覚で楽しむことができました。サクサク動作系の液晶。

 

フライトマップに表示された飛行機モデル
フライトマップに表示された自機のモデル。B787っぽい特徴のモデルがリアル。平面のマップで喜んでいた時代が懐かしいですね(笑)。

個人的には2Dマップの方が見やすいので好きです。

 

新品の安全のしおり
新品の安全のしおり。折れ、破れもなく、まさに新刊。表面はツルツルでした。

 

大型の窓と大型のモニター
大型の窓から差し込む外光。B787の推しポイントでもある窓の大きさ。照明の明るさ・白色の壁・大型の窓のおかげで機内は明るく開放感がありました。電子シェードは正直なところ、応答性が悪いためいまいちですが...

 

 

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いつものドリンク

安心と安定のドリンク。

JALに乗ったらスカイタイムかビーフコンソメの2択がおすすめです。

 

スカイタイム
スカイタイム。安定の美味しさ。

 

テーブル
テーブルは折りたたみ式。中央に段差が出来るため、文字を書く際は少々注意が必要かと思われます。また、コップ置き場は溝が浅いため安定感は低めでした。

 

 

静かに伊丹に到着

定刻にて伊丹空港に到着。

静粛性の高さが売りのB787。飛行中もギア・フラップ・油圧系の動作時以外は機内も静かでした。

なお、翼上のためギア・フラップ動作時に床からの振動を楽しむことが出来ました。

 

やっぱり綺麗な主翼

着陸時のスポイラーやフラップの内側
着陸時に展開したスポイラーの内側。営業運航1フライト目ということもあり大変綺麗でした。翼の外側も内側も驚きの白さ。これが、新品機材の初便の醍醐味。

 

新品でない機材の主翼の汚れ
参考に、機齢が数年経過したB787の主翼。外側・内側ともにうっすらと黒く汚れが確認できます。この汚れ具合は大多数の飛行機の通常状態です。

 

ファーストクラス・クラスJ

クラスJ
クラスJ(降機の際に撮影)。A350と同様のものが装備されています。他社のプレミアムエコノミーと同様のものです。

 

ファーストクラス
ファーストクラス(降機の際に撮影)。2-2-2の計6席のみ。窓は1つのみ。こちらもA350と同様。B767が2-1-2の5席であるため、1席分増席しています。

 

伊丹空港でのセレモニー

伊丹空港では折り返し便のセレモニーが開催されました。

 

伊丹空港でのセレモニー
羽田空港と同様に、伊丹空港でも初就航のセレモニーが開催されました。羽田のように赤い絨毯は未設置でしたが。

 

フライトルート

飛行ルートとデータ
今回の飛行ルートとデータ。約371kts、約30000ft。やはり、東京=大阪ではあっという間すぎて乗った感がありません...

 

 

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まとめ

そんな訳で、JALの国内線仕様のB787のデビュー便で羽田から伊丹までフライトしました。

やはり、新品の機体は素晴らしいです。新車の香り、純白の翼、汚れのない座席・窓。

また、初便ということもあり、記念品も多数いただきました。

初便のお祭り感、クセになりそうです(笑)。

新機材の導入がひと段落したJALグループ。今後の機材計画が楽しみです。

 

評価

機内食
★★★★☆(安定の美味しさのスカイタイム)

シート
★★★★☆(A350と同様の新型普通席。布と革のコラボ生地の座席。足元広さは普通)

機材コンディション
★★★★★(新品。営業運航1フライト目。機内は新車の香り。翼は純白の綺麗さ)

機内スタッフ
★★★★★(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス、記念品もいただいた)

エンターテイメント
★★★★★(個人モニターはコンテンツ十分。機内Wi-Fi、機内誌あり)

時間の正確さ
★★★★☆(約5分の遅延)

総評
★★★★★

 

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