JAL 搭乗レビュー

退役間近なJALのB777-200搭乗記@エンジン真横のクラスJで札幌へ

投稿日:2020年11月7日 更新日:

 

世界のエアラインから名機を退役に追いやったコロナウイルス。

ANAはB777-300ERやB777-200などの大型機を削減。
JALもB777の保有数削減を決めました。

正直な所、JALはB777の退役はA350導入前から決定していただけに、
早期退役に関する驚きは少なかったです。B772ERの国内転用は驚きましたが。

そんな訳で今回は退役間近なJALのB777-200搭乗記。
クラスJでPW4000のエンジン音を満喫しながら羽田から札幌までフライトしました。

 


B777-200の機内からPW4077エンジンを望む。新千歳空港到着時に撮影。
エンジンを眺めるためのベストポジション。

 

搭乗DATA
航空会社:JAL
搭乗日:2018/02
路線:東京・羽田⇒札幌・新千歳空港
飛行時間:1
時間30分 (発7:30⇒着9:00)
便名:JL503
座席:10K クラスJ・窓側席
機材:B777-200 (JA8984) 機齢20年10ヵ月

 

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早期退役が決定した国内線用B777-200/300

今回の搭乗機材はB777-200。

ついに、2022年度中の国内線用全B777の退役が決定してしまった。

JALの保有するB777は200・200ER・300・300ERの4種。
国内はB777-200・300、国際は200ER・300ERといった使い分け。

B777-200ERは2020年度中に国際線から撤収&退役。
一部を国内線に転用する予定。GE90装備の機体に国内線で乗ることができる。

結果、老朽化したB777-200/300はドメ転した200ERと、新規導入したA350-900で補うことになる。

 


退役するB777-200と後継のA350-900。
B777が最新機種だと思っていた時代も過去のものに。

JALの計画だと、国内はB777-200だけでなく、300も退役することになりそうですね。
修学旅行生や繁忙期に500席のキャパで重宝していたB777-300。
A350-900の詰め込み仕様が出来るみたいですが、果たして席数が足りるのでしょうか。

 

早朝、人数まばらのサクララウンジ

今回の記事は少々前の話。
当時、退役間近だった政府専用機(B747-400)を撮影しに千歳へ飛んだ。

便の出発時間は7:30。
早朝6時台のサクララウンジは空席が目立っていた。

 


眠さの中、早朝のサクララウンジへ。
早朝の6時台。基本的に好きな席に着席することができた。

 


夜明け前のエプロンを眺めながらの朝食(おかき)。
レモンジンジャーとアセロラの飴は欠かせない。

 

JAL SKY NEXTの革製クラスJ

今回はJAL SKY NEXT化されたクラスJを利用。

座席素材は布から革になり、高級感が増した。
色も黒になり、機内が締まった印象に。カラフルなLCCとは大違い。

座席位置はB772のエンジン音を一番満喫できるであろう、R2ドアすぐの10Kを指定。
足元が広く、1時間弱のフライトではもったいないレベルの快適さだった。

 


今回の搭乗機、B777-200(JA8984)。通算3回目の搭乗。
エコジェット塗装。太陽のアーク塗装時代は、赤色部を緑色にして飛んだことも。
残念ながら、2020年春に退役。「N101AR」にレジを変え、最期の地アメリカに旅立った。

 


今回の座席は前方窓側の10K。R2ドアの非常口座席。(出典:JAL HP)
ファースト14席、クラスJ82席、普通席279席の計375席仕様。
ちなみに、後継のA359はそれぞれ12席、94席、263席の計369席仕様。

なんだか、3クラスの構成ってJAS時代に戻ってる気がします。
JASのB772はスーパーシート12席、レインボーシート38席、普通席330席の計380席仕様でした。
スーパーシートが今のファーストに、レインボーがクラスJといった感じでJASのDNAが引き継がれている気がしますね。
元JASのB772は記事執筆時で4機活躍中です。(JA007D~JA10D)

 


今回の座席10K。R2ドアのクラスJ & 非常口座席。
窓の位置が若干ずれている。許容範囲か。

 


横から。文句なしの足元スペース。

 


こちらは非常口以外のクラスJ領域。窓2つ分の十分なスペースがある。
+1000円でこの座席に着席できるのだから、毎便人気な理由もわかる。

 


前から。JAL SKY NEXT化され、座席生地は布から革になった。
基本的に前タイプから設計は大きく変わらない。やはり、注目点は座席生地の変化だろう。
大きな中央のひじ置き、余裕の座席幅。+1000円でこの座席は反則。素晴らしい。

 


黒の本革生地に赤のヘッドカバー。赤と黒のコントラストが素晴らしい。

 

A350-900のクラスJ搭乗記はこちら↓↓

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文句なしの足元広さ

ただでさえ広いクラスJ。

しかも、今回は非常口座席。
足元の広さはファーストクラスレベル。

1時間30分の東京=札幌路線ではもったいない。

ちなみに、離着陸時は目の前のジャンプシートにCAさんが着席するため、
人によっては少々緊張するかもしれない。時間限定のお見合い席だ。

 


足元の広さ。画像のとおり、文句なしのスペース。
1点気になる点は、脱出シューター収納部の出っ張りだろうか。
脚を伸ばしすぎるとボックスに足先が接触してしまう。

座り心地レビュー

ホールド感あまりなし。座席幅が広く、ホールド感という概念はあまり当てはまらない。革の背もたれは固め。足元の広さは文句なし、伸ばし放題。しかし、伸ばし過ぎると脱出シューターボックスに接触する。フットレストあり。座席間のひじ掛けは広め、2人で使用してもひじ掛け紛争は勃発しない。ホールド感まあまあ、反発しない。

座席の柔らかさ
★★☆☆☆

 


座席からの眺め。そばにはギャレーとトイレあり。トイレの人の往来が激しめ。
離着陸時は前方のジャンプシートにCAさんが着席する。

CAさんとお見合い席ですが、緊張することはありませんでした。
視線を逸らしてくれるため、気まずさはないです(笑)

 


シートポケットは壁に。

 


非常口座席利用者の案内。出発時にCAさんからも同様の説明を受けた。

 

1時間弱のあっという間のフライト

2名、搭乗遅れにより10分遅延の7:40に出発。
寝坊でもしたのだろうか。まぁいい。

合計375名、満席にて出発。

出発時の遅れがあったが、千歳には定刻で到着した。

 

豪快なPW4000のエンジン音

雨の中、羽田34Rから離陸。

満席の客と千歳までの燃料を積んだためか、重々しい離陸だった。

JAL・JAS機はエンジン推力が若干異なる。
JAL:PW4077:推力36,300kg
JAS:PW4074:推力35,100kg

元JAS機の方が出力が若干控え目となっている。

 


34Rからの離陸。やはり、PW4000の音は豪快だが、うるささはそこまで感じなかった。
メーカは異なるが、音はGE90に似ていた。

 

やはりビーフコンソメは外せない

8:02、ベルトサインがオフに。

お待ちかねのドリンクサービスが始まった。
やはり、JALに乗ったらスカイタイムかコンソメスープは外せない。

ANAもスープを提供しているが、個人的にはJALの方が味に深みがあって好き。

 


ビーフコンソメを注文。昔から変わらない安定のおいしさ。
クラスJサービス開始当初は茶菓子も提供していたが、いつの日かサービスが廃止になってしまった...

 


安全のしおり。退役に伴い、数年後にはレアになってしまうだろう。

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本州最果ての地の機窓

ドリンクサービスを満喫していると、あっという間に青森上空に差し掛かっていた。

本州最果ての地、青森。
なかなか訪れにくい地も、上空からなら簡単に訪問可能。

この日は、三沢基地や下北半島が確認できた。

 


青森県の航空自衛隊&アメリカ軍の三沢基地。意外と海に近いことがわかる。
アクセスは悪いが、是非とも航空祭に行ってみたいものだ。
一応、JALが東京から直行便を飛ばしている。

 


下北半島の右側の先端上空。尻屋崎。綺麗に尖がってますなぁ。
一生で一度行くかどうか怪しい場所も、上空なら気軽に"訪問"できる。

 


PW4077をじっくり眺める。よく見ると、老朽化を感じる。
いつまでも新しいと思っていたB777も世界から引退する今日この頃。
B747の後継として導入されたB777が、今やA350かB787にその座を脅かされている。
これからは燃費・快適性・効率重視の"優等生"ばかりのつまらない世界になってしまうのだろうか。

 

雪化粧した北の大地に到着

ベルトサインがオフになってから35分後の8:37。
いよいよ新千歳へ向けて降下が開始した。

90分の飛行はあっという間。
座席が快適だと、ここまでフライトもあっという間に感じてしまうとは。

 


雪化粧した北の大地。白いエンジンとのコラボ。
巡行中の話になるが、周期的なエンジン音のうなりが気になった。
大口径エンジンを装備する大型機の特徴かつ欠点だろうか。

 


第2のふるさと、千歳を上空から。
数年住んでいただけだが、今でも"ただいま"と言いたくなってしまう。そんな街。

今日も演習場の砲撃・射撃音、戦闘機のエンジン音がうるさそうです(誉め言葉)。

 


19Lに着陸。スラストリバーサ展開。安心感のある接地だった。

 


RUNWAY 01Lを横断。雪国仕様のオレンジのライン色が北国感あり。

 


定刻にて新千歳空港のspot 10に到着。空のエコ塗装を間近で。
今はアメリカの砂漠でどう過ごしているのだろうか。

 


千歳駅前のエアポートホテル内、「海鮮居酒屋 うみや」で夕食。
リーズナブルな値段&Greatな味!!どの料理も美味しく、再訪を誓った。

 

まとめ

そんな訳で、退役間近なJALのB777-200で羽田から札幌までフライトしました。

まさか、B777が引退する時代が来るとは....

搭乗した機材は機齢20年のベテラン機。
いつまでも最新機種ではないんですね。

国際線のB777-200ERがドメ転して2022年まで活躍予定なので、
次はそちらも搭乗しておきたいところ。
座席はそのままなのか、SKY NEXT化するのか。続報が楽しみです。

JAL機・JAS機が混在するB777-200。両機は退役する。
幸いにも、ファースト・クラスJ・普通席の3クラス構成は、
JASのDNAとしてJALに残り続けることでしょう。

 

評価

機内食
★★★★☆(JALのビーフコンソメは安定のおいしさ)

シート
★★★★(文句なしの足元広さ。文句なしの座席幅。座り心地は若干固め)

機材コンディション
★★★★☆(機齢20年。老朽化を感じさせないほど、メンテナンスが行き届いていた)

機内スタッフ
★★★★☆(親切・テキパキ・丁寧なサービスだった)

エンターテイメント
★★★★☆(機内Wi-Fi使用。あとは機内誌。エンジン音が素晴らしかったため★加点)

時間の正確さ
★★★★★(定刻)

総評
★★★★

 

おまけ1


千歳での撮影用として預けた脚立。166個の手荷物に交じっての登場。
朝からシュールな光景だ。

 

おまけ2


今回の遠征の目的である、当時退役間近だったシグナス。
天候にも恵まれ、最後の活躍を収めることができた。

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