乗船レビュー

1万円以下で乗れるコスパ最高の太平洋フェリーのS寝台で仙台から苫小牧へ

投稿日:2021年8月5日 更新日:

 

名古屋・仙台・苫小牧を結ぶ太平洋フェリー。

仙台から苫小牧まで1人5900円で乗船できました。移動&宿泊でこの値段!!破格!!

そんな訳で今回は、仙台から苫小牧までの移動に利用した、太平洋フェリー「きそ」の乗船記です。

 

今回の大まかな航路
今回はピンクの仙台⇒苫小牧の区間に乗船(引用:太平洋フェリーHP)。仙台は苫小牧⇔名古屋の経由地。日本最長級路線の一部をつまみ食いさせていただきました。

 

乗船DATA
船舶会社:太平洋フェリー
乗船日:2018/12
路線:仙台港→苫小牧

乗船時間:15時間20分 (発19:40⇒着11:00)
船舶名:きそ
部屋:S寝台 / 535号室5番

 

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南太平洋のリゾートホテルのような豪華船

今回のフェリーは「きそ」。2005年に就航。

太平洋フェリーは船舶ごとにコンセプトが定められていて、本船は「南太平洋のリゾートホテルのように優雅で洗練された豪華船」らしいです。

確かに、白の船体は南太平洋感??あり。船内はリゾートホテルを彷彿とさせる、余裕を感じさせる設計でした。

 

今回乗船する太平洋フェリーのきそ
今回のシップ「きそ」。2005年就役。総トン数15,795トン、旅客定員768名の大型船。太平洋フェリー以外でここまで大きな定期フェリーを運航するのは新日本海フェリーでしょうか。太平洋と日本海でうまく棲み分けができているように感じます。

 

乗用車やトラック昇降用の船首のハッチ
船首のバウランプ。トラック174台、乗用車113台の搭載が可能な本船。フェリーは旅客収入だけでなく貨物収入でも成り立っているんですよね。北海道からの貨物が本州に届くのもフェリーや貨物船のおかげですね。

 

乗船記念の玄関に置かれた浮輪など
いざぁ乗船。浮輪がお出迎え。今回の乗客は約200名。乗船率約26%...大丈夫でしょうか。まぁ、トラック輸送等の収入もあるので大丈夫なのでしょう。

安く早く移動できるLCCの出現によってフェリーの出番が控えめな今日この頃。筆者は航空ファンですが、時間に縛られない時速40kmの旅も大好きです。飛行機は早すぎます。

 

寝るだけなら十分なS寝台

今回はS寝台の部屋運賃を購入。お値段5900円!!格安!!

移動と宿泊が出来て1万円以下。コストパフォーマンスは最高ですね。

部屋というよりもカーテン付きベッドといった感じ。船上カプセルホテルといったところ。

プライベート感は劣りますが、安い運賃の誘惑には勝てません。寝るだけなら十分です。

 

今回の部屋の船内位置
今回の客室(引用:太平洋フェリーHP)。5デッキのS寝台。船体内側の部屋なので窓はありません。

 

S寝台の区画内の様子
S寝台の区画。大部屋に各ベッドが配置されている感じ。廊下と大部屋はドアにて区画分け。部屋に入るための専用の鍵などはなかったです。

 

向かい合わせのベッド(部屋)
通路を隔てて平行に設置されたベッド。今回は右側の5番ベッドにお世話になりました。反対側の6番は同行者用。ベッド間に絶妙な距離があるだけでなく、大部屋内は他の乗客用のベッドもあるため会話は控えめに(この日は同行者以外空席)。荷物棚は中央とベッド下にありました。

 

今回の部屋
今回のベッド。S寝台の名のとおり、THE・ベッド感の極み。寝るだけなら十分です。

 

ベッド内の様子
窓がないので圧迫感は否めません。少々控えめな画面サイズのテレビあり。

 

ベッドで寝た時の様子
シングルベッドサイズ。日本人なら十分の広さ。ロールカーテンで外の世界と遮断することが可能。音は筒抜けなのでご注意を。プライベート感には欠けますが、とにかく運賃が安いので仕方ありませんね。

 

部屋内の電灯やコンセント
照明やスピーカーなど。コンセントもあるので充電等も問題ありません。やや暗い暖色系の照明が眠気を誘いました。

 

十分すぎる船内設備

大浴場、カラオケ、ゲームセンター、シアター、レストラン、売店など。

設備に関しては文句なしです。こんな安い運賃で楽しませていただいていいものか...

特に、売店では就航地のお土産も販売していため、北海道上陸前から北海道成分を補給できました。

 

仙台港出港の様子
定刻にて仙台港を出港。冬のデッキは寒い!!自分たち以外誰も居ませんでした。当たり前か。

 

船内の中央部の吹抜け
フェリー内でイチオシの場所。モニュメントが目を引きます。フェリーとは思えない、豪勢なデザイン。ここまでスペースを自由に使えるのも大型船の優位点ですね。

 

船内設備の案内
今回の船旅情報。

 

大浴場入口
太平洋フェリーの大浴場はいつでも入浴可能。深夜は誰もおらず、貸切状態で入浴できました。浴場内は清掃が行き届いており、街中のスーパー銭湯よりも綺麗。素晴らしい!!

 

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食べて飲んで音楽鑑賞して

移動しながら食事から娯楽まで済ますことができるフェリー。

食事をしたり、シアターで音楽鑑賞したり、入浴したり、買い物したり...

海上にいながら、陸地のような充実感の旅を楽しむことが出来ました。

 

夕食は太平洋フェリー伝統の味で

船旅の楽しみの1つ、食事。

出発が19:40といい感じの時間だったため、お腹もいい感じに空室に。

夕食はお手軽に軽食コーナーの「マーメイドクラブ」でカレーをいただきました。

 

太平洋フェリー名物の賄いカレー
太平洋フェリー伝統の味!「船の賄いカレー(510円)」。ビールよりも安い!!一度に大量調理することで家庭では味わえない深みが出るとのこと。

バイキング形式のレストランでも良かったのですが、時間がなかったためこちらでまったりといただくことに。

 

夕食の賄いカレー
船の賄いカレー。味はなめらかな美味しさでした。辛さもちょうど良く、風味もGood!!大盛りも670円でありました。

なぜ、乗り物で食べる食事は美味しく感じるのでしょうか??

 

無料のラウンジショー

夕食の次は音楽鑑賞。無料!!

今回の出演者は「やゆ&Fish」。楽しい民謡をテーマに演奏する2人組ユニット。

この日も生の素晴らしい演奏を楽しませていただきました。

 

今回の音楽鑑賞の出演者
今回の出演者は「やゆ&Fish(民謡とジャズ)」。無料で誰でも入場できました。津軽三味線の音色はなかなか。船の上で聴く音楽はなんと素晴らしいのでしょう。

 

シアターラウンジ内
ラウンジショー会場の「ラウンジ・サザンクロス」。船の上とは思えないレベルの充実度。ちょっとしたクルーズ船気分に。ラウンジショーの後は22:00から映画が上映されていました。まぁ、最新映画ではなかったです。

 

時間に縛られないひととき

ラウンジショーのあとは就寝までの自由時間。

時間に縛られないのが船旅の醍醐味。

 

船内モニターの現在地表示
仙台出港から約2時間。船のスピードの遅さはご愛敬。全然進んでませんでした。

 

船内売店で購入した北海道名物
船内の売店にて北海道名物を購入。北海道限定のサッポロクラシックやNAPOLINを補給。乗客200名の割には人の姿はまばらでした。

 

スマホのGPS速度計に表示された現在速度
スマホのGPS速度計にて速度計測。速力は約40km/h。ここちよい揺れとエンジンの細かい振動が気持ちいい...ちなみに、アメリカ軍の保有する原子力空母は速力50km/h出すことができるとか。速い...

 

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2日目もゆったりとした船旅を

苫小牧入港は11時。

午前中も船上ライフを満喫できました。

朝ごはん食べたり、入浴したり、ミニコンサートを聴いたり、景色を見たり。

 

朝食はバイキング

レストラン・タヒチにて朝食バイキング。

値段は1000円。朝から少々奮発しましたが、せっかくなので。

 

船内レストラン
バイキング形式のレストランでの朝食。ちょっと高いビジネスホテルの朝食バイキング並みにメニューが豊富でした。ここでは2000円にて夕食もバイキングも実施。ステーキやら各地の名物料理が提供されるので旅の思い出に是非。

 

朝食バイキングの料理
今回の朝食。和洋折衷。かなり手の込んだ特製メニューという訳ではないですが、種類は豊富でした。もちろん、味はGood.

 

窓側席での朝食の様子
海を眺めながらの朝食。料理も良いんですが、特におすすめしたいのが窓側席。流れる海、エンジンと波の振動。この非日常感がいつもの朝食をより一層美味しいものに変えてしまいます。空腹は美味しさの添加物??と言いますが、景色も同じような効果があると思います。

 

マーメイドクラブの朝食メニュー
ちなみに、昨日の夕食にカレーを食べたところでも朝食を提供していました。こちらの営業時間はレストランよりも長く、8:00~10:30まで。値段もちょっと安かったです。卵かけご飯セット(500円)も。

 

一面に広がる水平線を眺めながら

夜の乗船だったため、1日目は景色が見えなかったのですが...

2日目は一面に広がる水平線を眺めることができました。

 

苫小牧へ向けて航行中の船体
デッキから望む水平線。冬の寒さのせいか、誰もデッキに居ませんでした。風が寒い...

 

船尾からたなびく航跡
船尾から。時間に縛られない旅っていいですね。うるさい上司もここまで追ってこれません。水平線を眺めていると、人生って何なんだろうなぁと考えさせられます。願わくは、このまま世界一周の旅へ。

 

定刻にて苫小牧港へ

定刻の11:00に苫小牧港に到着。

何だかんだで、2日目もあっという間でした。

これも、充実した船内設備のおかげでしょうか。

 

苫小牧港に到着したフェリーきそ
苫小牧港に接岸したフェリーきそ。巨大な船体はまるで、移動式イオンモールですね。安全・快適な船旅をありがとうございました。運賃の5900円以上の価値ある船旅でした。

 

苫小牧港の紹介
苫小牧港の紹介。太平洋フェリーの他に、商船三井の大洗行き、川崎近海汽船の八戸行きの航路があるみたいです。苫小牧駅行きのバスも出ており、アクセスは良好です。

 

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まとめ

そんな訳で、太平洋フェリー「きそ」S寝台の部屋で仙台から苫小牧まで航海しました。

今回のお値段は5900円。

部屋のプライベート感はまぁまぁですが、この値段なら文句なしです!!!移動式カプセルホテルだと思えば破格。

船旅の醍醐味である食事・買い物・船上コンサート・景色。どれも素晴らしかったです。

さすが、「南太平洋のリゾートホテルのように優雅で洗練された豪華船」のきそ。

素晴らしい船旅をありがとうございました。

 

評価

船内食
★★★★☆(レストランの他に喫茶コーナーにも様々なメニューあり。太平洋フェリー伝統のカレーがGood!!)

客室
★★★☆☆(プライベート感は劣るもののコストパフォーマンスは素晴らしい。寝るだけなら十分)

船体コンディション
★★★★★(船齢約14年。清掃・メンテナンスが行き届いており綺麗だった)

船内スタッフ
★★★★☆(どの部門のスタッフも丁寧なサービスだった)

エンターテイメント
★★★★☆(船上コンサート・大浴場・ジム・ゲーセン・カラオケあり。無料のコンサートは船旅の醍醐味)

時間の正確さ
★★★★★(定刻での出発&到着)

総評
★★★★

 

おまけ
苫小牧港に居た自衛隊のショベルカー
苫小牧港にいたショベルカー。オリーブドラブの塗装なので自衛隊関係でしょうか??港は怪しいものが発見できるので楽しいですね。あんなものやこんなもの...

 

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