韓国のLCC「ティーウェイ航空」。
成田や関空、新千歳など日本にも多数就航していますね。
2泊3日の韓国旅行の際に筆者もティーウェイ航空を利用しました。
お値段片道12610円!!安い!!
そんな訳で今回は,ティーウィ航空(T'way)の搭乗記。
東京・成田からソウル・仁川までフライトしました。
ティーウェイ航空の機体。B737-800のみを使用する。
機体上部の塗装がANAのモヒカン塗装を彷彿とさせる。
LCCにしては珍しく、中古機の割合が高いティーウェイ。
調べてみると、世界のB737-800の中古機を買い漁っている感があります。
元スカイマーク・元エアベルリン・元XL航空・元ライアンエア・元フライドバイなどなど。
整備コストの面でどうなんでしょう??
搭乗DATA
航空会社:ティーウェイ航空 (T'Way Airlines)
搭乗日:2019/08
路線:東京・成田⇒ソウル・仁川
飛行時間:2時間40分 (発12:00⇒着14:40)
便名:TW202
座席:25F エコノミー・窓側席
機材:B737-800 (HL8000) 機齢13年7ヵ月
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目次
手荷物代込みで片道1万円台でソウルへ
お盆休み真っ盛りの8月中旬。2泊3日でソウルへ。
航空券のお値段は、驚きの12610円。
しかも、預け入れ手荷物代込。素晴らしい価格の安さ。
ティーウェイには以下の3種の運賃クラスがある。
イベント運賃(最安)・スマート運賃(普通)・正規運賃(高い)
今回は中間のスマート運賃で予約。預け入れ手荷物代も込み。
沖縄行くより安いのでは??
今回の運賃詳細。預け入れ手荷物代込で12610円。
運賃クラスは中間のスマート運賃。お盆のシーズンでこれは破格。
夏休み期間でこの運賃なら破格なのでは??さすがLCC。
他社LCCにありがちなレシートタイプのチケットではない。
大手エアラインと同様のTHE・チケット感ある紙で発券された。
レシートタイプだと、破れるし薄さ故になくすし、薄れるし、嫌いなんですよね。
正直なところ。
成田空港の第2ターミナルからの出発。
第3ターミナルのように人口密度が高くなかったため、ゆったりできた。
元スカイマークの機材へ搭乗
今回の搭乗機材は元スカイマークのB737-800(HL8000)。
機齢は13年の中堅機材。
新品の機材を使用して整備費等の運航コストを下げるのがLCCでは一般的。
しかし、ティーウェイでは保有する約30機のB737のうち、半数以上が中古機。
世界各地のエアラインで使用された機体を買い漁ってる感がある。
一部抜粋すると、
・元スカイマーク(日本)
・元エアベルリン(ドイツ)
・元XL航空(フランス)
・元ライアンエア(アイルランド)
・元フライドバイ(アラブ首長国連邦)
・元スパイスジェット(インド)
・元大韓航空(韓国)
・元ヴァージンオーストラリア(オーストラリア)
などなど。まさに中古機天国。
B737MAXを新規導入する予定であるが、運航停止問題などで導入難航中。
中古であっても安全性に問題はないのでご安心を。
今回の搭乗機材。B737-800(HL8000)。機齢13年。
元スカイマークのJA737K。2014年まで日本で活躍していた。
座席は特筆すべき点なし
LCCのティーウェイ航空。座席は他社のLCCと同様に狭め。
座席装備も特筆すべき点はない。
機材によっては座席の種類が異なるが、基本的には席数・狭さは変わらず。
大手のような機内エンタメ機能はない。
日本=韓国路線のような短距離路線であれば問題はないであろう。
ティーウェイ航空のB737-800型機の座席表(出典:ティーウェイ航空HP)。
他社LCCで使用するB737-800と同様の189席仕様。
最前席・非常口・前方座席は指定料金も高くなる。
今回は後方窓側の25Fを指定。
スタンダードシートの指定料金500円がかかりました。
今回の座席(25F)。紺色の革製座席。
機内オーディオ・個人モニターなどのエンタメ機能なし。電源もなし。
横から。特筆すべき点はないシンプルな座席。
若干のくたびれた感あり。
ティーウェイ航空キャラクターの"booto(ブートちゃん)"
名前の由来は韓国語で恥ずかしがり屋のウサギという意味らしい。
愛する人へのメッセージがマフラー内に隠されているとか。
ブートちゃんについてはこちら↓↓(T'Way Facebook)
ブートちゃんについて
足元の広さも他社と同等
肝心な足元の広さは他社LCCと同様。
膝と前席との距離は指2本分。
身長180cm以上の人だとかなり窮屈かもしれない。
指2本分の足元広さ。窮屈だが苦痛ではないレベル。
2~3時間の日本=韓国路線であれば我慢できるかと。
座り心地レビュー
背もたれ板な感じ。指2本分の足元間隔。座席幅は普通。全体的に固め。くたびれた感あり。
座席の柔らかさ
★★☆☆☆
テーブルの中央部はクボミが設けられていた。
少しでも狭いスペースを有効活用していただこう感が伝わってきた。
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沖縄より近い2時間40分のフライト
定刻の12:00に成田を出発。
地上での目立った混雑もなく、A滑走路から離陸。
東京から那覇まで3時間かかるが、ソウルまでは2時間40分。
沖縄に行くよりも近いのである。しかも海外なのに安い。
確かに韓国が旅行先に人気な理由がわかる気がする。
隣にはスクートが駐機していた。
機齢の高さ故の窓の傷が気になった。撮影しにくい...
ほぼ満席の機内。日本語のアナウンスあり。CAさんも日本語可。
言葉に自信がない海外初心者も、機内で日本語が通じるので安心ですね。
ソウル・仁川行きのアシアナ航空のB747-400。
正直、筆者はこちらに乗ってソウルに行きたかった。
期間限定で投入されたアシアナのジャンボ。絶滅危惧種なB744。
こちらは今回の便より遅い午後の出発。値段は2万円台だったような気がします。
せっかくならこっちに乗りたかったなぁ。また次回ですね。
というか、次回はあるのか!?
台風の影響で所々で揺れがあった。赤いウイングレットが鮮やか。
元スカイマークの機材として日本国内で活躍していたと思うと、不思議な気分。
水は無料、その他は有料の機内サービス
ティーウェイ航空はLCCだが、ミネラルウォーターは無料!!
紙コップに入った状態でCAさんが希望者にサービスしてくれる。
多くのLCCで水ですら有料のところが多い中、このサービスは斬新。
これは非常に良心的なサービスといえるでしょう。
もちろん、機内食・軽食・ドリンクは有料。
ここは他のLCCと同様。
機内食・ドリンクメニュー。機内食は韓国フード多め。辛そう。
今回は注文しなかったが、搭乗する際は是非とも注文してみて欲しい。
順調にフライトは進み、定刻にてソウル・仁川国際空港に到着。
降機から入国まで約50分かかりました。参考までに。
14:35降機 → 15:23入国。中国勢との入国が重なってしまった。
無事、ソウルに到着。ロッテホテルソウルより夜の街を望む。
初韓国だったが、この近さ・お手頃さなら週末遠征もいいかもしれない。
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まとめ
そんな訳で、ティーウェイ航空で成田からソウルまでフライトしました。
片道総額1.2万円!!手荷物代込み。安い!!
フライト自体も大きなトラブル等なく、定刻にてソウル入りできました。
特に今回のフライトで印象的だったのが、水のサービス。
LCCなのに無料で水を提供してくれるエアラインは珍しいです。
これはティーウィらしいサービスと言えますね。
機材は中古機が多くを占めますが、安全性には問題ないのでOK。
今回の機材は元スカイマークの機体でしたが、若干のくたびれた感は否めなかったですね…。
特に窓の傷の多さ。機窓の撮影で苦戦しました。
お得 & 近い韓国。これは今後ハマリそうです。
評価
機内食
★★★☆☆(無料のミネラルウォーターのサービスあり。LCCでは珍しい)
シート
★★★☆☆(特筆すべき点なし。若干固め。足元間隔も他社LCCと同様)
機材コンディション
★★★☆☆(機齢13年の元スカイマーク機。窓の傷などくたびれた感あり)
機内スタッフ
★★★★☆(テキパキとしたサービス。日本語可能。アナウンスも日本語あり)
エンターテイメント
★★★☆☆(機内誌のみ)
時間の正確さ
★★★★★(定刻)
総評
★★★☆☆
おまけ
韓国と言えばサムギョプサル。明洞のオウガ(오우가)にて。
現地補正のおかげもあり何でも美味しく感じた。
焼肉食べに韓国行ってくるわ!!といった遠征もいいですね。
往復でも2万円台なら安いです。LCCってすごい。