どうも、最近の梅雨のせいで洗濯物が乾かなくて不機嫌なだいこんです。
今回は2013年7月にリニューアルしたJAL整備工場見学についてまとめました。
(今回行ったのは2014年12月)
整備工場見学は現在ANAとJALのみ行っており、どちらも半年前から予約が埋まり始める程の人気。
最近では飛行機系のドラマの効果もあってか、大人気の見学ツアーとなっています。
GOOD LUCK効果が大きかったかな?
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インターネット上から予約してみる
WEB上から整備工場見学を予約することができます。大変人気なのでお早めに。
JAL整備工場見学予約
ANAよりもJALの方が直前キャンセルで空きが出ることがあるので予約しやすいかもしれません。
今回は見学日の3日前にWEBページを見ていた所、運よくその日に空きがあったので早速予約。
最後の最後まで諦めるのは禁物です(^O^)/
ANAの整備工場見学予約の方は直前になっても空きが出ることがないので、
早めの予約をおすすめします。
見どころ満載な100分間の見学内容
見学の種類は工場見学コースと展示エリアコースの2つに分かれています。
予約時にどちらかのコースを選択。
まぁ、ほとんどの人が工場見学コースで予約するかと思われますが。
・工場見学コース(約100分)
展示エリアと整備工場見学がセットになったコース。
展示エリア見学(約30分)、航空教室(約30分)、格納庫見学(約40分)。
やはり工場見学コースの醍醐味は格納庫見学ですね。
・展示エリアコース(約50分)
展示エリアのみを見学するコースです。航空教室、格納庫見学はないです。
代わりにJAL職員の仕事紹介コーナーや、展示品コーナーを50分間じっくり見学することができます。
展示エリアにはマニア心くすぐる展示品が非常に多かったのでかなり楽しめました。
そんな訳で12月のとある休日に整備工場見学に行って来ました。
いや~、実に充実した見学でした。
航空マニアの自分も興奮続きで失神しました(^v^)
あの日見た見学の内容を自分は今でも忘れません。
モノレール新整備場駅から歩いて1~2分。すぐにJALの整備工場が見えてきました。
駅から15分歩くANAの工場見学とは違ってJALは駅から近いので助かりますね。
メインテナンスセンター前
とうとうJALの整備工場にやってまいりました。
気分上々です。飛行機だけに(^v^)
受付を済ませて、まずは展示エリアに向かいましょう。
見学開始時間まで自由に展示エリアを見学できます。
(見学開始後も30分間展示エリアの見学の時間がありますが)
まず出迎えてくれるのがB777-200の模型。ここ一帯が展示エリアです。
まずは展示エリアをじっくり見ていきましょうかね~。
※これらの写真は掲載許可取得済みです。
歴代CAさんの制服
ずらーっとCAさんの制服が展示されています。
初期のものはカラフル&スカートの丈が短めなんだなぁ。
MD81型機のコックピット
JALから退役してしまったMD81型機のコックピットが展示してあります。
もちろん座ったりレバーを操作することも可能です。
このコックピットは整備士やパイロットの訓練に使用されもの。
実機のものではないみたい。
アナログの計器が並ぶコックピット。グラスコックピット化された現在とは大違い。
個人的にはアナログ式の方がメカニカル感があって好きなんですけどね。
スラストレバーやステアリングチラーもちゃんと動きました。ちょっと感動。
ちなみにMD81はJALの経営破綻による機材の統一化の影響で、
2010年9月に完全退役してしまいました・・・
ログブック
ログブックには機材の整備内容とフライトに関する情報が記載されています。
JA※※※※のところには機体番号を記載。
整備士(ライン確認主任者)と機長がサインして初めて出発することができます。
学校で例えたら学級日誌みたいなものでしょうかね。
貨物コンテナ
スーツケースなどの貨物を入れる貨物コンテナ(LD-2)。
ちなみに自重109[kg]です。意外と重い。これでもアルミ製。
右手の展示エリアはJALの歴史やシートなどが展示してあります。
奥の方には天皇陛下がお座りになったシートも展示してありました。
ビートルズ来日当時のハッピ
1966年ビートルズが来日した当時のJALのハッピ。
このハッピを来てビートルズが降機してきたのはかなり有名ですね。
ファンブレード
B777-300ERに搭載されるGE90-115Bエンジンのファンブレード。
目立ちにくい場所に置いてありました。
GE90-115Bといえば世界最強のエンジンとしてギネス記録に登録されている化け物級エンジン。
間近でみると自分の身長と同じくらいの大きさがあり、圧巻されます。
このブレード1枚の重量は約23kgだとか。案外軽いかな?
このひねり方が燃費の向上に繋がっているんですね~
こちらはエンジン内部側から見た方向になります。こんな形になっていたとは。
シート(ビジネスクラス用)
こちらのシートには実際に座ることができます。
もちろん、電動で動きます。フルフラットにもなる。
国際線のビジネスクラスで利用されているシェルフラットNEOシート。
実際に座ってみるとシート全体で体を包みこんでくるような感覚で、
座り心地は大変良かったです。
子供に大人気でした。
JAL関連グッズが購入できる売店も併設
展示エリア見学中に売店にて記念品などを買うことができます。
逆にこの時間以外は購入することが出来ないので注意。
JALグッズやパン、飲み物などの食品までいろいろ売っていました。
整備さんも昼食を買いに来ていました。
展示エリア見学時間が終わったので、次に講義室にて航空教室を受けます。
飛行機初心者でも理解しやすい航空教室
約30分の航空教室が整備工場見学のコースに含まれています。
教室といっても授業のような重苦しさもなく、楽しい航空教室。
飛行機が飛ぶ原理から羽田空港の現状など、マニアの自分でも知らなかった知識もあったので勉強になりました。
今回講義してくれた講師は、元整備部の方でした。大変わかりやすかったです。
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いよいよ格納庫見学へ!!
最後に今回の整備工場見学のクライマックスである格納庫見学です。
時間は40分間。
本当にあっという間です。
見学日がクリスマス直前だったので、JALお手製のクリスマスツリーがあったり。
格納庫の高さを利用した粋な演出。So good!!
展示の様子
3つのグループに分かれて見学します。やはり子供連れが多いですね~、子供に大人気!!
B777-200ER(JA709J)
B777-200ERが整備中でした。さすがB777、でかい!!
シート
機内から取り外されたシートが置いてありました。キャビンの改装でしょうか。
こんなレアな光景も整備工場見学ならでは。
ラジコン
B777-200のラジコンが展示してありました。実はこれ、実際に飛ぶんですから驚きです。
ラジコンであってもちゃんと本物のジェットエンジンが装備されています。
SHIP CONDITION
整備の状況などを示すパネル。
最近ではX線も用いて機体を精査するので、X線注意のパネルも確認できました。
X-RAY実施中のパネルはX線検査時に点灯するんでしょうかね。確かにX線は危険ですし。
3輪自転車
整備場でよく使われる3輪自転車。
なぜか?それは転倒して工具や部品をなくさないようにするためです。
2輪よりも3輪の方が圧倒的に転倒しにくいですし。
自分も一時期3輪自転車を真剣に購入しようとしていた時期がありました・・・
シート
国際線のエコノミークラス用のシートが置いてありました。
形状的に、新型エコノミークラス(SS6かSS7かSS8)かと思われます。
カバーが付いていないので黄色のまま。
次の格納庫へ↓↓
B777-300ER(JA737J)
次の格納庫へ入ってまず迎えてくれたのがB777-300ER。
足場がないのでありのままの機体を堪能できます。
機体の大きさ、長さ、高さ、エンジンの大きさが伝わるでしょうか?
大迫力!!
GE90-115Bエンジン
先程の展示エリアに展示してあったファンブレードがこのエンジンに使用されています。
手前のおじさんと比較してみてください。この大迫力。
このエンジン2基で世界中を飛び回るんですから驚きです。
個人的にGE90を間近で見たのはこれが初めてだったので、その大きさに圧倒されました。
展望デッキで見ている時は小さく見えるのに・・・
レイクド・ウイングチップ
B777-300ERの特徴の1つ、翼端のレイクド・ウイングチップ。
これのお陰で燃費が約5%良くなるとか。
JALが保有する機体の中で最も大きいB777-300ER。
洗練されたその機体は芸術そのものです。Beautiful...
B777-300(JA8941)
エンジンとレドームのないB777-300が整備中でした。
というよりも見学中にドック入りしてきました。
こんな光景を見ることができるのも整備工場見学ならではですね。
JA8941については次のページにもまとめてありますので気になる方は是非。
JALのB777-300(JA8941)退役か復帰か気になるこの先
滑走路へ向かうB737-800。格納庫のすぐ隣を通ります。
34Lに着陸する飛行機もよく見えました。
よく見ると乗客で手を振ってくれる人も居たり。
地上
電源が地上に設置してありました。
200Vと100Vの2つの電圧値です。
自分、電気電子科なのでなぜか心惹かれました(^<^)
そんな訳で40分間の格納庫見学も終わり、整備工場見学が終了しました!!
天気もよく、最高の1日となりました。
航空マニアの自分も大満足です!!このおかげでまた頑張れそう。
一生に一度は行ってみることをおすすめします。かなり感動します。
おまけ
格納庫の片隅に息を潜めるかのように何か置いてありました。
そうあれは日本初のジェット機でもあるDC-8 (JA8001) 富士号です。
残念ながら機体全体ではなく機種部分のみの保管です。
JA8001富士号は1960年に受領され、サンフランシスコ線などで活躍しました。
正直な所、見学中は気付きませんでした(笑)
後日、写真整理していたところ運よく発見しました。
これから整備工場見学に行く人は、日本初のジェット機でもある富士号を探してみてください。
2018.12.13,ブログ「ナースときどき女子」にて紹介されました↓↓
休日はどこに行こう?行き先に悩む看護師さんにおすすめしたい工場見学特集♪