冬の寒さが身にしみる今日この頃。
クリスマス??そんな雰囲気ありませんよ。だって工学部ですから・・・
そんな訳で今回は
インド旅行の際にベナレスからアグラまでの移動に利用した寝台列車の乗車レビューです。
駅にて
ベナレスのホームにて撮影。猿が鉄道用の電線にぶら下がってたけど大丈夫か・・・
ベナレス観光の次はタージマハルのあるアグラヘ。
寝台列車のチケットは旅行会社が手配してくれました。(ツアー日程に含まれてた感じ)
乗車データ
・列車名:???
・型式:寝台列車
・乗車区間:ベナレス⇒アグラ
・乗車日:2011/08
・等級:2等寝台
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移動ルート
ベナレスからアグラまでの移動ルート(多分・・・)。約600km・13時間の旅。
ベナレスからアグラまでは約600km・乗車時間約13時間の長距離移動。
無事に辿り着くことが出来るのだろうか・・・
ベナレスの駅にて
出発地のベナレスの駅にて。ベンチもなくただホームがあるだけの簡素な造り。
駅と言ってもホームと屋根があるだけの簡素な造り。あとは事務所とか。
ベンチがないので地面に座る人多数(まぁインドだし普通か)。
野良犬やら鶏が走り回ったりしてまさに無法地帯。
ボロボロ&衛生面が不安な寝台列車に乗る!!
まさか人生初の寝台列車がインドになるとは。
やって来たのは青い列車。ブルートレインキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ドアのない乗降口、所々窓ガラスのない車両、薄汚れたカーテン・・・
ほう、これが寝台列車というものなんだなぁ
今回の寝台列車
ディーゼル機関車に引かれてやってきた寝台列車。老若男女がホームに。
お世辞にもかっこいいとはいいにくい先頭車。
寝台列車なのにネームプレートはなし(当り前か)。
日本の撮り鉄でもインドの寝台列車を制覇する気にはならないだろう...
車両(入線中)
走行中でも乗降口から身を乗り出すのがインドならでは。地味にカメラ目線。
錆が目立つ窓枠や汚れのある車体。
うーm、車体コンディションはいまいち。
2等寝台の車内へ
カーテンが目立つ車内。通路の左右どちらも2段ベッドが続く。
通路挟んで片側が1人ベッドの2段構造、もう片方が1人ベッド×2の2段構造。
まさに鶏小屋!!
空気の流れも悪い。
咳をしてる人が地味に多いのが気になった。大丈夫かな。
果たしてこの車両で火災が発生したら無事脱出することが出来るのだろうか。
いや、厳しいか。
まぁインドで死んだらガンジス川の畔で火葬してもらって川に流してもらうのも悪くない。
カラオケ屋のシートを彷彿とさせる革のベッド
まるでカラオケ屋のシートを彷彿とさせる寝台列車のベッド。
微妙な柔らかさとよく水を弾く合成皮革の表面生地。
正直なところ、このベッドで快適に寝れる自信がない。
今回のベッド
青い合成皮革がいい味出してる今回のベッド。しかも2段目。
毛布と枕は事前にベッドに配布されていた。
毛布はクリーニング済みだと信じたい。
うーm、寝心地はカラオケ屋のシートで横になっているような感じ。
良くもなく悪くもなく。
4人の個室
ベッドからの転落防止の柵はなし。油断したら墜落間違いなし。
この高さから転落したらケガ間違いなし。まさに転落人生。
「崖っぷちありがとう!!最高だ!」(松※修造的な)
スーツケースをベッドに
盗難防止のためにベッドにスーツケースを乗せた。チェーンロックでガッチリとロック。
インド人は優しい。みんな大好きだ。
かといって日本より治安が悪いことは否めない。
睡眠中の盗難防止のためにスーツケースをチェーンでロック。
まぁパンツ程度しか入っていないんだけどね(^v^)
車内設備
鏡付き。ただそれだけ。
ベッドの高さは140cmくらいかな。
垂れ流しトイレ、そして寒すぎるエアコン
トイレに行ってみることにした。普通の綺麗さ(インドでは)
便器の下の穴から走行中の線路を眺めることができた。
いわゆる「垂れ流し」である。
まず日本では体験することがない垂れ流し。
ここまで爽快なことがあるだろうか。地上に放出される爽快感。
インドのみなさんごめんなさい。
そして寝台車のエアコンが寒い!!
エアコンが寒くてcool!!を通り越してcold!!なレベル。
1階のベッド
1階では高齢インド人夫婦が寝ていた。先に下車した模様。
寒さに耐えかねたインド人。
インド人「Do you like cold??」
そんなこと自分に言われても・・・俺が温度制御してる訳じゃないのに(´・ω・`)
エアコン吹き出し口がベッド上30cmの位置にあって少し寒かったです。
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早朝、車窓から2つの球を眺める
夜が明けたので外を眺めてみた。
沿線の住民が座りながら走行中の列車を眺めていた。
なぜか?
それは「用を足すため」。
老若男女寝台列車を眺めながら草むらで用を足していた。
男子の足と足の間から2つの球も見えた。oh...India...
朝から「いい景色」を眺めさせてもらいました('_')
無事、アグラヘ
アグラといえばタージマハル。無事、寝台列車で一夜を過ごすことができた。
車内アナウンスなし。
インド人に助けてもらいながら予定いていた下車駅に。
無事アグラに到着。ガイドとも合流。
もう一生乗ることがないであろうインドの寝台列車。
現地市民と触れ合うことの出来る貴重な機会かもしれない。
寝台列車が次々と引退する日本。
寂しくなったらインドの寝台列車をおすすめしたい。
これだからインドは大好きだ。