学生最後の夏休みが終わりました。9日間とか社会人と同じ...(小声)
所要があり、九州に行く機会がありました。その際に利用したのが初搭乗のソラシドエア。
正直なところ、搭乗前までソラシドエアに関しては未知数な部分が多かったです。そりゃ乗らなきゃわからない。
そんな訳で今回は、ソラシドエアの羽田空港から長崎空港までの搭乗記です。
早朝5:50の羽田空港ソラシドエアのカウンター。
場所はターミナルビルの隅っこ。朝からよく歩いた。いい運動になったのではなかろうか。
搭乗DATA
航空会社:ソラシドエア航空(Solaseed Air)
搭乗日:2018/01
路線:羽田空港⇒長崎空港(発06:50⇒着08:55)
便名:SNA31
座席:29F(エコノミークラス・窓側)
機材:B737-800(JA809X) 機齢3年9ヵ月
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意外と穴場な中堅エアラインのソラシドエア
九州・沖縄方面をメインに扱うソラシドエア。旧名スカイネットアジア航空。2015年に改名。
スカイネットといえばターミネーターで登場しましたね。あのAI的なやつ。
ちなみに、ソラシドエアの名前は空から種を撒くことを意味した「sola(空)seed(種)」が由来。
わかりやすいですね。(多分)
たまに間違う人が居ますが、ソラシドエアはLCCではないです。
エア・ドゥ、IBEX、スカイマーク、FDA、SFJと同系列の新規参入組の中堅エアライン。
運賃によってはJALやANAよりも割安なことがあります。
中堅エアラインは各社サービスに個性が見られて楽しいです。
ソラシドエアは九州の食材・材料を使用した機内サービス・販売メニューが豊富。
おすすめはアゴゆずスープ。
高級系ラーメン屋のスープとして使用されていても違和感なしのおいしさ。
自宅用にスープを購入してしまいました。
そんな訳で、九州方面に飛ぶ際はおすすめしたいエアラインです。
今回の搭乗機のB737-800(JA809X)。ソラシドピスタチオグリーンの塗装が鮮やか。
スポットも第2ターミナル端の51番。朝からよく歩く...
ちなみに、この機体はGEキャピタルアビエーションサービス(GECAS)からのリース機。
ソラシドエアのB737-800型機の座席表(画像:ソラシドエア)
今回は機内最後部窓側の29Fを指定。全席エコノミー174席仕様。
今回の座席(29F)。ソラシドピスタチオグリーンが鮮やかな座席。
ビニール製に見える座席生地だが、意外にも布製。ふかふか感もある。
座席の固さ
★★★☆☆
1つ欠点を挙げるとすると、生地が引っ張られた際にミシミシ音を立てることだろうか。
背もたれに力を入れた際に特に気になった。
BSI(Boeing Sky Interior)仕様の特徴である丸い窓。解放感もある。
窓枠付近を円形にくぼみを付けるデザインは、窓を大きく見せる効果があるとか。
B737の新機内デザイン・ボーイングスカイインテリア徹底調査
またまた欠点を挙げるとすると、窓の位置が低い。
座席のポジションが高いためか、B737の機体設計のためか不明だが、窓の位置が低い。
外の景色を眺める際に、若干覗き込む必要があった。
ソラシドエアのテーマカラーであるソラシドピスタチオグリーンのヘッドカバー。
素材は革。
気になる座席の足元の広さ。足元の広さは文句なし。合格!!
他社大手と同様のシートピッチ31インチ程度か。
握りこぶし1個分のスペース。LCCのような詰め込み鶏小屋座席とは大違い。
1~2時間の国内路線なら窮屈に感じることはないことでしょう。
機内最後部のギャレー。狭いスペースを有効活用した無駄のない配置となっている。
もはやここまで来ると芸術的。
機内最後部から。B787と似たBSI仕様の機内が先進的。
曲面を多用した角のないデザインが窮屈感を低減する。
大型の荷物棚。黒い物体は自分のビジネスバッグ。
小型のスーツケースなら十分に収納できそう。人も寝れそう
そういえば、このスペースをベッドとして活用する案が過去にあったりなかったり...
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V1スポットがすぐそこに
羽田のV1,V2スポットと言えばマニアなら知らない人は居ないはず。
そう、日本をはじめ各国の要人が飛来した際に使用する例のスポット。
撮影の際はソラシドエアの機体と要人機が被って落胆することも多々あるが、まぁご愛敬ということで。
逆に、羽田からソラシドエアに乗ればV1, V2スポットが間近で感じることができる。
今回のフライトではV1スポット入り口付近までトーイングしたため、V1をじっくり満喫できた。
と言っても、特に注目すべき機体は居なかった訳だが。
VIP機飛来時には是非とも利用したいエアラインですね(笑)
V1スポットの表示。各国要人が羽田空港に飛来した際に利用する例の場所。
なぜかこの日はV1スポットにANAのB777-200(JA704A)がスポットインしていた。
是非とも他国のレア機が飛来した際はこのアングルから捕獲したいところ。
7:06, RUNWAY 05からTAKE OFF.
快晴の青空の中、ソラシドは飛行を続ける。青空と黄緑のコントラストが素晴らしい...
ソラシドエアのロゴが目を引くウイングレット。
青空とピスタチオグリーンのコントラストが美しい...
シートポケット収納物一覧。各冊子もソラシドエアのテーマカラーを多用している。
九州感満載の機内サービス
九州・沖縄方面が主力のソラシドエア。
もちろん、サービスもそっちの方面の特産物成分を取り入れたものが多い。
無料の飲み物は九州感あるラインナップ。
特に、ほうじ茶とスープは九州の食材を使用。
有料の飲み物はオリオンビール。
沖縄の王道ビールを上空30000ftで満喫することができる。
やはり、特産品を生かしたサービスっていいね。
機内サービスのメニュー一覧。個人的におすすめはアゴユズスープ(九州産)。
そうは言っても、今回がソラシド初搭乗なので他のドリンクの味は未知数な訳だが...
無料の飲み物メニュー
・黒豆きなこほうじ茶
・アゴユズスープ
・有機栽培コーヒー
・アップルジュース
・緑茶
有料の飲み物メニュー
・オリオン生ビール(オリジナルおつまみ付き):500円
そんな訳でアゴユズスープを注文。だしとゆずのコラボレーションが素晴らしい。おいしい。
長崎県産のアゴ(トビウオ)と大分県産のゆずを使用しているらしい。
同行者の感想も、
「ちょっといい感じのラーメン屋のスープみたいでおいしい」
とのことでした。
ちなみに、機内スープは各社の個性が光ります。
JAL・ANAの大手はビーフコンソメ系、AIR DOは北海道らしくオニオンスープを提供します。
機内の様子。搭乗率は7割ほど。最後部付近は空席が目立った。
BSI仕様は機内が明るくてGood.B737クラシックと比較して解放感がある。
ソラシドエアの機内Wi-Fiコンテンツ。
外部回線にはつながらないものの、国内線では十分なコンテンツ量。
動作も非常にサクサク(速度200Mbps,周波数5GHz)
プリキュアやカンブリア宮殿などのコンテンツが収録されていました。
まさか上空でプリキュアが視聴できる日が来るとは...
機内販売メニュー。九州関連の商品が多い。
先ほどのスープがおいしかったため、ソラシド ソラスープ(1000円)を購入した。
20袋も入ってお得。1袋50円!!まぁまぁ安い...かなぁ。
強い向かい風の影響もあり、定刻よりも10分遅れて9:07に長崎に到着。
やはり、冬場のジェット気流は厳しい。
機内販売にて購入したアゴユズスープ。
ソラシドエアのB737のパッケージが航空マニア歓喜な1品。
せっかくなので2箱購入しました。
1箱は自宅用、もう1箱は研究室用。個別包装なのがいいね。
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そんな訳で、初搭乗となるソラシドエアで羽田から長崎までフライトしてきました。
航空マニア界隈でもあまり噂を聞かないエアラインでしたが、意外と良かったです。
機内販売やサービスなど多くの点で九州を感じることが出来ました。
やはり、おすすめはアゴユズスープでしょうか。
他の日本のエアラインでは提供していない、ソラシド独自のスープ。
なかなかおいしかったです。
機材コンディションも問題なし。新しいっていいね。
座席も足元が広く、個人的に高評価。座り心地も悪くない。
路線数が九州・沖縄方面だけなのが残念ですが、機会があればまた利用したいところ。
評価
機内食
★★★★☆(機内サービスのアゴゆずスープがおいしい。気に入ったためスープの素を購入するレベルで満足)
シート
★★★★☆(固さ、足元の広さともに良い。座席のデザインもおしゃれ)
機材コンディション
★★★★★(機齢3年。機内はBSI仕様のため新しく快適。清潔感も十分あり)
機内スタッフ
★★★★☆(朝早い便であったがテキパキかつ心のこもったサービスを提供していた)
エンターテイメント
★★★☆☆(機内誌・機内Wi-FI。Wi-FIは外部回線には接続できないが、独自コンテンツはまぁまぁ豊富)
時間の正確さ
★★★★☆(約10分の到着遅れ)
総評
★★★★☆
初搭乗のソラシドエア、意外と良かったです。もう少し路線数が多ければいいのになぁ...