まったり空の旅

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Peach 搭乗レビュー

【搭乗記】ピーチの終了予定の機内食を食べながら福岡から那覇へ

投稿日:2021年9月10日 更新日:

 

LCCの楽しみのひとつ、機内食。

もちろん、有料ですが自分で好きなメニューを選べるという点で楽しさがありまう。

そんな訳で今回は、ピーチの機内食をいろいろと満喫しながら福岡から那覇空港までフライトしました

 

福岡空港の搭乗待合室
福岡空港のバスによる搭乗待合室の様子。壁が近く、若干圧迫感がありました。バスゲートは大体どこもチープな感じが否めません。バス乗車時の景色は最高なんですけどね。

 

搭乗DATA
航空会社:ピーチ(Peach Aviation)
搭乗日:2018/01
路線:福岡 
⇒ 那覇
飛行時間:1
時間50分 (発10:20⇒着12:10)
便名:MM283
座席:25F 普通席・窓側
機材:A320-200 (JA814P) 機齢3年2ヵ月 

 

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LCCで一般的なA320ceo型機

今回の搭乗機はA320-200。いわゆる、A320ceo(current engine option)。

A320ceoが従来型、A320neoが新型エンジン装備機といった感じです。

コスパの良さ、使い勝手の良さから世界のLCCで使用されています。

 

今回の搭乗機のA320(JA814P)
今回の搭乗機のA320-200(JA814P)。機齢3年2ヵ月。西鉄バスにて機体まで向かいました(画像左側)。マニア的には特筆すべき点がなく、面白味に欠ける機体ですが...この機体は2017年9月24日の新千歳=仙台路線の初便を担当しました。全日空商事トゥッカーナリーシングからのリース機。レンタカーみたいなノリです。新車を買うのは高いので、LCCのような資金面で弱い会社では安いリースを活用することも。

 

1クラス180席仕様の機内

全席エコノミーの180席仕様。

同じくA320ceoを使用するジェットスターの配置と同様です。

シートピッチは格安エアラインで一般的な約29インチ(約74cm)。

 

ピーチの座席表
ピーチのA320ceo型機の座席表と自席の位置(引用:Peach HP)。前方席や足元が広い非常口座席は座席指定料金が高額になります。今回は後方窓側の25Fを有料にて指定。ピーチは窓側席だと指定代が必要になります(今回は590円)。

まぁ、景色は大事なので、ここではケチりません。

 

搭乗時の景色
いざぁ搭乗。間近で搭乗機・エンジンを眺めることができるのはバス搭乗の特権。

 

今回の座席
今回の座席25F。革製の紫・紺のピーチカラー感ある座席。ピーチの座席は機体によってモデルが異なります。残念ながら、最新型のプレリクライニング型ではありませんでした。

 

横から見た座席
横から。シートピッチはLCCで一般的な約29インチ。窓は1個分。意外にも背もたれが厚く、若干のデザインの古さを感じました。圧迫感は否めません。

 

後方から見た座席
当たり前ですが、最近主流の個人モニターは未装備。背もたれ丈が短く、着席すると頭部がはみ出ました。革の生地のため全体的に固め。

 

LCCでは一般的な足元広さ

足元広さは若干狭いです。

LCCで一般的な指2本分のスペース。

移動出来ればいい人向け。安いので我慢しましょう。

 

座席の足元の広さ
着席時の足元広さ(身長170cm後半)。お世辞にも広い足元空間とは言えませんが、苦痛に感じるレベルではありません。身長180cm以上の人は少々キツイかもしれません。シートピッチは他社LCCで一般的な約29インチ。

 

指2本分の足元広さ
指2本分の足元広さ。大手では握り拳1個分が一般的。ペットボトル等をシートポケットに収納する場合、さらに足元広さが狭くなるため注意。

 

座り心地レビュー
ホールド感ややあり。ヘッドレストの柔らかさは普通。背もたれ高さは若干低め。指2本分の足元スペース。革製。触り心地はチープ。背もたれは厚め。プレリクライニングタイプではない。

座席の柔らかさ
★★☆☆☆

 

ANAのA321型機の足元広さ
参考に、ANAのA321ceo普通席の足元広さ。握り拳1個分以上のスペース。これが大手とLCCの差です。

 

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暇なLCCのフライトは機内食を楽しもう

那覇までは約2時間のフライト。

エンタメ機能未装備のLCCでは娯楽がありません。

そんな時こそ、LCC各社の特徴が現れる機内食を注文してみるといい思い出になるかもしれません。

 

博多を離陸

窓枠と外の景色のコラボ
滑走路へタキシング中。雲が低く、天気は微妙...

 

博多市街地上空の景色
10:42離陸。博多の市街地が見えました。個人的に、福岡空港は市街地からのアクセスの素晴らしさ世界No.1だと思います。近すぎ。

 

メイン・サブ・デザートの3点の機内食

特筆すべき点もなく暇なフライトだったので、機内食をいろいろと注文。

メインのカニ飯弁当(1300円)、サブのたこ焼き(750円)、デザートのピーチシャーベット(400円)。

合計2450円。ピーチさんに貢献させていただきました。

 

機内食一覧
今回注文した機内食。機内で現金にて購入。合計2450円。狭い鶏小屋のような座席で食べる機内食が美味しいんですよね。沖縄上陸前から奮発しましたが、単なる移動のフライトなんてつまらないので何か思い出が欲しかったのです。すべて美味しかったです。

 

蟹ご飯の機内食
カニ飯弁当(1300円)。鳥取県産の紅ズワイ蟹満載。左も右も蟹!2方向バトル!中央には数々のおかず。この蟹の量とクオリティで1300円なら妥当だと思いました。味はもちろんGood!!パサパサ感もなく風味もしっかり。美味しかったです。

 

たこ焼き
たこ昌のたこ焼き(750円)。7個入り。アツアツの状態で提供されました。さすが関西系のLCCのピーチ。味は地上のトロトロ感は微妙でしたが、タコの旨み・食感は生きていました。

残念ながら、食品ロス低減のため賞味期限が短いメニューの提供が廃止されるとのこと。たこ焼きや弁当系も例外ではなく、今後は楽しめなくなる可能性がかなり高いです...やはり、売れずに相当量が廃棄されていたんでしょうか。

 

ピーチアイス
和歌山ピーチシャーベット(400円)。和歌山といえばフルーツ。100%和歌山産のピーチ(桃)のシャーベットです。ピーチの航空会社名と掛けているんですかね。味は桃の缶詰めのシロップをシャーベットにした感じ。甘すぎず、桃の風味も残っており美味しかったです。桃の果肉感も楽しむことができました。

 

機内食メニュー
機内食メニュー。今回のカニ飯弁当は大々的にPRされていました。

 

機内食メニュー2
機内食メニュー2。関西系らしくたこ焼きの他に、お好み焼き系も。これらが廃止されてしまうのは大変残念です。ただ乗って移動するだけの航空会社に成り下がりかねません。今回の場合、乗客のほとんどが機内販売を購入していなかったため、LCCの客層はフライトを楽しむことに重きを置いていないのでしょう。残念ながら。

カップラーメンなど、賞味期限が長いメニューは引き続き提供されるらしいです。ピーチの独自色のなさ...

 

一般的なシートポケット収納物

シートポケット内の収納物は一般的でした。

 

シートポケット収納物一覧
安全のしおりや機内販売メニューなど。割引チケットも販売しているので是非。

 

世界的にレアになりつつあるウィングチップ・フェンス

翼端に装備されているウィングチップ・フェンス。

最近導入されるA320はシャークレットを装備することが多いため、目撃する機会は少なくなりつつあります。

A380でも装備されていますが、機体数自体が少数なのでレア。

将来的に、レアな景色になることでしょう。

 

水平飛行時の翼の様子
ウィングチップ・フェンスが特徴的なA320の翼。燃費向上の効果があります。最近のA320シリーズはシャークレットが主流なので、将来的にウィングチップ・フェンス装備機はレアになる可能性が高いです。

 

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雨の那覇へ

何だかんだで約2時間のフライトも終わり。雨の那覇へランディング。

お昼ご飯を食べに寄っただけなので、天気は正直どうでも良かったのです。

 

那覇空港着陸時の景色
那覇空港へのアプローチ。青い海が南国感満載。福岡から東京に直行便で帰るのはつまらなかったので、福岡→那覇→東京のルートで帰ることに。気軽にクレイジーな旅程を立てることが出来るようになったのも、安価なLCCが普及したおかげですね。

 

機内から見える那覇基地
着陸時に見えた航空自衛隊那覇基地。日本の防衛の最前線基地。昔、とある本で有事の際に那覇空港の滑走路上で故意に航空機を駐機させ、戦闘機の離陸を妨害!!なんてシナリオがありましたが、滑走路が2本化したので問題なさそうですね。そもそも、そんなシナリオあり得ないのですが、あり得ないことを実際に実行するのが某国なので。備えあれば憂いなし。

 

降機時の様子
到着。安全運航ありがとう。降下時に足元の荷物置き場所に関してCAさんがチェックしていました。チェックは厳しく、多くの乗客が注意されている姿が目立ちました。LCCだろうが大手だろうが、安心安全に関しては同水準です。

CAさんは単なるお茶汲み係ではないのです。

 

那覇空港のLCCターミナル内部
那覇空港のLCCターミナル(2019年に廃止)。倉庫感マシマシなチープな建屋でしたが、現在では新施設に移管しています。アクセスの面で不便だったのが懐かしい...

 

 

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まとめ

そんな訳で、ピーチで福岡から那覇までフライトしました。

LCCのような特筆すべき点のないフライトでは、機内食を注文することをおすすめします。

会社ごとに特徴があり、なかなか面白く、美味しい体験ができます。

例えば、今回のたこ焼きやピーチシャーベットなど。

残念ながら、ピーチは食品ロス低減のため機内食を廃止する方針なので今後は注文することが出来なくなります。

単なる格安移動フライト...客層の需要とのミスマッチがあったのなら仕方がないですね。

 

評価

機内食
★★★★☆(ピーチの独自色を感じるメニュー。値段は程よく、味は美味しく、フライトに花を添えてくれた)

シート
★★★☆☆(LCCで一般的な足元広さ。座り心地は全体的に固め。革の触り心地がチープ)

機材コンディション
★★★★★(機齢3年。座席が若干くたびれた感があったが使用上は問題なし。整備状況も問題なし)

機内スタッフ
★★★★☆(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス)

エンターテイメント
★★★☆☆(機内誌・景色のみ)

時間の正確さ
★★★★☆(約10分の遅延)

総評
★★★★

 

おまけ
翼が良く見える位置
機内の▲マーク。これ、翼が機内で最もよく見える位置のマークです。パイロットさんが着雪状況を確認する際にここから確認するための目印として付いています。逆に、翼の景色をしっかりと眺めたい人はここを指定することをおすすめします。

 

【実食】ピーチの機内食を実際に注文して食べてみた

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