飛行機の客室内のトイレ。
一般的に客室と同じフロアに設置されていますが、一部の機材では地下にトイレがあります。
それはA340-600型機。特に、ルフトハンザの機体ではこのような体験ができました。
そんな訳で今回は、ルフトハンザのA340-600型機の地下トイレ特集です!!
羽田の常連だったルフトハンザ航空のA340-600。残念ながら、コロナの影響で全機退役しました。4発機好きなルフトハンザさんのことなので、復活させると思っていただけに非常に残念。
コロナ、本当に許せません。
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地下トイレはどこにあるのか
地下トイレは機体後方にありました。L4・R4ドアの機首方向付近。
ルフトハンザの座席表にも、地下トイレの場所が詳細に明記されていました。
5室のトイレを地下に集約するためか、エコノミークラスのゾーンと同じフロアにはトイレが存在しません。よって、基本的にエコノミーの乗客は地下トイレを利用することに。
A340-600型機の座席表(引用:ルフトハンザ航空HP)。機体後方のL4・R4ドア近くに地下トイレへの階段が存在しました。エコノミークラス6席を潰して階段を設置していたことがわかります。
なぜか、ルフトハンザのA340-600は地下トイレを採用。一方で、同型機を保有していたカタール航空などは、座席と同じフロアにトイレを設けていました。集約することで座席数を増やせるのでしょう。
外観から見る地下トイレの位置(赤丸部)。A340-600では床下貨物室にトイレやギャレー、クルーレスト等のモジュールを設置することが出来たみたいです。ルフトハンザはトイレのモジュールを選択したことで、地下トイレが実現したという訳です。
5室の地下トイレ空間
地下へはメインデッキから階段で向かいました。当たり前ですが。
階段でアッパーデッキへ「昇る」経験はありますが、地下へ「降りる」経験は少々違和感がありました。
あと、トイレが密集しているため、少々ニオイが気になりました。
地下トイレへの入り口(画像赤丸部)。6席分が潰され、階段のスペースとして使用されていました。
階段の様子。B747のアッパーデッキへの階段よりは広かったです。手すりも両サイドにあり安心感がありました。ステップ幅も広め。行き違いも頑張れば出来そうでした。
5室のトイレが並ぶ地下空間。左側に3室、右側に2室。貨物室の一部にトイレのモジュールを採用することで地下トイレが実現。広い空間を使用して、ここで簡単なストレッチをする人も。
天井高さは普通。しかし、周囲が壁に囲まれているため圧迫感がありました。さすが5室のトイレ天国。若干のニオイも気になりました。
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地下のトイレ自体は意外と普通
トイレ内部は普通でした。
地下ですが、床下景色が見えるといったサプライズは無かったです。
トイレ内部
一般的な真空吸引式のトイレ。ボタンはプッシュ式。
全面が鏡。鏡サイドの半円の照明がお洒落。天井高さは普通でした。地下と言えども、意外と余裕がありますね。
地下の水飲み場
メインデッキへの階段付近には水飲み場がありました。
ジャンボの水飲み場よりもワイドでした。2倍以上の幅。
正直、水の味はイマイチ。機内の水飲み場の水の味はどの機種も微妙ですね。
階段付近の地下の水飲み場。トイレと同じ空間の水飲み場は、あまり気が進みませんね...ごみ入れがライトアップされていてお洒落でした。
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まとめ
以上、ルフトハンザ航空のA340-600型機の地下トイレのまとめになります。
ルフトハンザのA340-600は全機退役してしまいました。それと同時に、地下トイレも消滅。
地下トイレを装備していたのはルフトのA346だけだったと思います。
このような、独特な機体・機内を持ち合わせた機種が引退するのは非常に悲しいです。昔は個性的な機材が多く、撮り・乗り甲斐がありました。しかし、最近は同じような機体・機内だらけ。
仕方ないといえば仕方ないですが、何でも効率重視の世界もいかがなものかと思います。みんな違ってみんな良い。そんな世界観は飛行機に通用しませんかね...
・貨物室の一部をトイレに転用
・A340-600は貨物室をトイレの他に、ギャレーやクルーレストにも転用可能
・トイレは5室
・地下への階段は広め
・水飲み場もあり
・ニオイが若干気になる
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