まったり空の旅

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【SFC修行記】沖縄路線と普通席メインで総額48万円以下で達成

投稿日:2020年9月20日 更新日:

 

ANAのSFC修行。過酷??娯楽??それは人それぞれ。

沖縄路線メイン&普通席メインな私の修行記をまとめてみました。

 


修行で使用したチケットの数々。ほとんどが沖縄路線&普通席。

 

修行の方針

基本的に修行は以下の4方針で実施した。

1. PP単価が安い本州⇔沖縄路線メイン
2. 運賃はSUPER VALUE 75/55 メイン
3. プレミアムクラスは極力使用しない(フライト回数で稼ぐ)
4. 1回の修行にフライトを詰め込む
5. 夏までに修行を終わらせる

1.について。修行僧御用達の沖縄路線。
距離の遠さの割には1万円以下で発券できるためPP単価が素晴らしい。
今回は那覇と石垣を訪問した。

2.について。当たり前だが安く発券することは必須条件。
今回はSV75/SV55を大量発券した。
なお、上記運賃は予約変更の融通が利かない。
よって、突発的な予定変更のリスクがない日程を組む必要がある。

3.について。これは筆者の勝手な方針。
回数少なく快適にSFCを目指すならプレミアムクラスが好ましい。
しかし、筆者は回数が多く大変な普通席メインで修行した。
いっぱい飛行機乗りたいし、"修行"というのだから多少の苦痛は必要でしょう(笑)。

4.について。空港から遠い修行僧は関係する項目。
地方在住の筆者は頻繁に空港に行くことが難しい。
1回1回の修行にフライトを詰め込むことで、空港までの交通費や宿泊費の出費を抑えた。

5.について。夏の沖縄路線は運賃が跳ね上がる。
そのため、夏になる前の6月には終えることにした。
また、早期に修行を終えることでSFCの恩恵を年内の早いうちから享受できる。

 


SFC修行結果。ANA29回、コードシェア6回の合計35フライト。
総額約48万円、PP単価9.5円。獲得約37000マイル。普通の結果で終わった。
コードシェア便や沖縄路線以外での修行は効率が悪い。

今回は"旅行のついで"にスタアラ系列のCS便6回と広島便1回を利用しました。
正直、修行のためにこれらの便を選ぶのは微妙かと。"ついで"ならいいと思います。
ANAの沖縄路線だけの結果は以下。
・PP単価7.8円
ひたすら沖縄路線で修行していればもっと安く済ますことができたかなと。

 

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合計35フライトの修行のはじまり

合計8回、35フライトの修行。まだ寒さ厳しい1月に修行スタート。

まさか、飛行機に乗ること自体が作業に感じてしまう日が来るとは...
歴代の修行僧がこの行為を"修行"と呼ぶ理由が納得できた。

計8回の修行を個別に振り返る。

 

修行1回目

 


コードシェア便から始まった修行1回目。旅行のついでに稼ぐスタイル。
ユナイテッドとエアカナダのCS便でプレミアムポイントを稼いだ。


正直、修行としてのコストパフォーマンスは微妙。
PP単価約100円はヤバイ(苦笑)

 


旅行のついでに利用したエアカナダ・エクスプレス。
PP単価は高いが、旅行しながら修行できると思えばCS便も悪くない。かも。

 

2回目

 


2回目から本格的に始まった修行。東京=那覇メイン。
途中で伊丹路線も入れてみた。PP単価は微妙だが、飽き対策としては良い。

 


3泊4日で10フライト。PP単価6.1円の素晴らしさ。第2回全体ではPP単価7.2円。
早朝便や休日は運賃も上がるため、可能であれば平日か微妙な時間帯を狙いたい。

 


思い出のフライト。今は亡きANAのA320ceoに初搭乗。
B777やB787ばかりの沖縄路線だが、時間帯によっては小型機も投入される。
飽き対策として、様々な機種に搭乗するのも楽しみの1つとして良いだろう。

引退間近にA320ceoに乗れたことはいい思い出です。
何だかんだで、修行中1回しか搭乗機会はありませんでした...B738も然り。

 

3回目

 


3回目は東京=那覇路線のみ。1日で2往復する詰め込みプラン。
始発便で出発し最終便で帰ってくる1日。個人的に一番きつかった修行回。

本当にこの回はキツかったです(笑)。
0日目:夜行バス(長野→東京)
1日目:飛行機(東京→那覇→東京→那覇→東京) & 夜行バス(東京→長野)
夜行バスで東京入り。そこから沖縄2往復の修行。修行が終わると夜行バスで長野へ。
エクストリーム感が逆に楽しかったですね。

 


PP単価6円の素晴らしさ。全体でもPP単価7.2円。
1日2往復するために始発便を選択したため、そこだけPP単価が跳ね上がっている。

まさかの1日に2回も機材変更。
おかげさまで、ANAのB789とA321neoの初搭乗が思わぬ形で実現しました。

 

初搭乗のスタアラB772。機材変更で投入されたA321neo。
修行中の特別塗装機や新機材への搭乗はテンションが上がる。

 


2/14と言えばバレンタインデー。チョコが提供された。
1日4回のフライト日だったため、4回もチョコをいただくことに。

 

4回目

 


4回目はエアチャイナのCS便と石垣路線の組合せ。
ドイツからの帰国10時間後に石垣へ日帰り遠征するエクストリームさ。
この回もキツサを極めていた。

 


ドイツ旅行のついでにエアチャイナのCS便で修行。
羽田に到着したついでに日帰り石垣修行を詰め込んだ。
SUPER VALUE SALEは運賃が安い代わりに積算値が50%の微妙さ。
PP単価も8.2円と微妙。値段に目を奪われてはいけない。反省点である。

帰国後に東京で宿泊するホテルを予約し忘れてました(笑)
急遽、秋葉原のホテルを予約。
しかし、時差ボケもあり結局1時間しか寝れず...ホテルの意味のなさ。

時差ボケと睡眠不足のコンディションで東京=石垣修行を完遂しました。
結構きつかったですね。この回も。

 


初搭乗のB747-8i。フランクフルト行き。コードシェア便で旅行しながら修行した。
中国国際航空は運賃が安いので、CS便での修行には良いかもしれない。
今回のCS便でのPP単価は11円。プレミアムクラスと同等くらいだろうか。

 


時差ボケの中での東京=石垣1往復。ひたすら爆睡してしまった...
SVSのPP積算率は微妙。やはり、発券するならSV75/SV55あたりを狙いたい。

 

5回目

 


第5回目は東京=石垣の1往復。
今回も誤ってSUPER VALUE SALEにて発券したためPP単価は微妙。

 


急遽修行の予定を変更したため、従来のプランでは予定通りの達成が困難に。
そのため、SVSに当日アップグレードでPPを稼ぐことにした。
+15000円の当日課金。

 


通路側席しか空席がなかったため景色は楽しめず。
機内食とドリンクを満喫した。やはり、プレミアムクラスでの修行は楽。

プレミアムクラスでの修行は楽すぎるので修行感がないですね。
楽な滝行がありますか??いや、ないですよね。
Pクラスでの修行は温水シャワーのような楽さがあります。
(個人的な意見です。聞き流してください。)

 

6回目

 


第6回は東京=広島の片道のみ。旅行しながらのついで修行。
岩国基地航空祭に参加するためにANAで飛んだ。

 


PP単価は最悪の28円。旅行ついでの修行ならいいかもしれない。
やはり、効率を求めるなら沖縄路線が最強だろう。

 


搭乗機のA321ceo。neoが大多数を占める中、ceoでのフライトは貴重。
久々の1時間弱のフライトで、あまりの短さに驚いてしまった。修行麻痺。

 

7回目

 


第7回は那覇と石垣のコンボ。いよいよラストスパート。
土日の1泊2日で6フライト。比較的余裕のあるスタンダードな修行回。

 


1日目は東京=石垣1往復からの那覇へ。2日目は那覇=東京1往復から東京へ帰還。
今までの教訓を生かしSV75で発券した。SVSは運賃は安いが積算率は悪いので要注意。
休日のためPP単価は高めだが、それでも7.6円土日の便でも諦めてはいけない。

 


修行を始めると何十回もこの光景を見ることになるだろう。
沖縄らしさあふれる花々と搭乗機のコラボ。

 


B767のCF6と夕暮れ。せっかく飛ぶのだから機窓も楽しみたい。

 


1日目は石垣発の折り返し便まで時間があったため、弾丸竹富島遠征を敢行した。
石垣島滞在可能時間は3時間20分。頑張れば市街観光も楽しめる。

竹富島までフェリーで行きましたが、島への滞在時間はわずか1分...
乗ってきたフェリーで石垣島へトンボ帰り。修行僧にゆとりなどないのだ。
乗り遅れは今後の修行スケジュールに多大な影響が出てしまいます。

普通に考えて、1日で東京→石垣→東京→那覇をフライトするあたり、
一般人には到底理解できない趣味であることは間違いありません。

 

8回目

 


いよいよ最終回の8回目。1泊2日で4フライト。
記念すべき最終フライトは那覇から成田までPクラスで飛んだ。

 


6月の土日であってもPP単価はまだ悪くない。
最終フライトは修行達成のお祝いも兼ねて、プレミアムクラスで成田まで飛んだ。

 


普通席での修行最終フライト。最後の那覇行き修行。
お祝いするかのようにC-3POジェットが当たった。

いざ、SFC修行解脱が近づいてくると寂しいものですね。
(そんなあなたにダイヤモンド修行はいかが??)

 


記念すべきSFC修行最終フライト。35フライト目。
さようなら沖縄。さようなら搭乗橋の花々。
次回は観光客として訪れていることでしょう。優先搭乗の特典付きで。

 


ここまで達成感のあるプレミアムクラスでの食事は今まであっただろうか。
快適な座席、美味しい食事、素晴らしい機材とサービス。

今まで本当にありがとうございました!!!

 

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カード到着とSFC入会まで

修行を進めると、30000PPでブロンズステータスをまず獲得する。

その後、50000PPでプラチナを獲得。
プラチナ獲得がSFC入会条件となる。

ステータス維持のために、SFC申し込みを忘れないようにしたい。

 


ANAマイレージクラブプラチナ&ブロンズ。そしてSUPER FLYERSカード。
このために約48万円を費やし、地球約2周のフライトをしてきたのだ。
感無量。

 

ブロンズ到達

3月下旬、ブロンズ条件の30000ポイントに到達。

4月初旬にはブロンズのカードが送付された。
合わせてANAのHPでの表示もブロンズ表記に変更。

プラチナになるまでのわずかの期間ではあるが、
ブロンズの事前サービスを受けることができる。

座席指定範囲の拡大とマイルの積算率上昇ぐらいしか、おいしい特典はないが...
ラウンジは無料で使用不可。

 


30000PPに達するとANAのHPもブロンズ表記に。
座席指定範囲の拡大や、マイル積算率上昇などの事前サービスを受けることができた。

 

プラチナ到達。SFC入会案内が届く

6月。ついにプラチナ条件の50000ポイントに到達。
SFCの入会条件もクリア。

ANA HPでの表示変更・ANA マイレージクラブのプラチナカード、
そして重要なSFC入会案内が送られてきた。

年内の早いうちに修行を終えると、
プラチナ事前サービスの恩恵を早いうちから受けることができるためお得。

 


ついに念願のプラチナに到達!!!プレミアムポイント50235ポイントで到達。
確かに修行から解脱したのだ!!!

 

50000プレミアムポイント到達後の流れ

6/9:修行ラストフライト
6/11:ANA HPの表示がブロンズからプラチナへ変更
6/19:AMCプラチナカード到着
6/28:ANAカード申込書到着
6/30:申込書投函
7/13:ANA SFC GOLDカード到着
8/5:ANA SUPER FLYERSタグ到着

 


AMCブロンズ・プラチナカード+SFC GOLDカード+ANA SUPER FLYERSタグ。
実際に手元にカードが届くと、SFCを獲得したことを実感する。

これにてSFC修行、完了!!!

 

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トラブルや楽しかったこと

修行中にトラブルはつきもの。逆に修行して良かった点も。
いろいろありましたなぁ。

 

トラブル①:寝坊

起床事故。寝坊してしまった。

急いでカウンターへ向うも間に合わず。

空席待ちでなんとか後続便の確保が成功。
那覇からの折り返しにも間に合い、結果としてスケジュールが乱れることはなかった。

 


種別Aで空席待ち。6:40発の便に寝坊で乗り遅れてしまった。
結果、次のNH463便の確保が成功。
折り返し便が絡む修行は余裕をもったプランを立てた方が良いかも。

 

トラブル②:お客様の中にお医者様はいませんか??

これは人生初経験。
機内に響く鈍い音。トイレ付近で人が倒れたそうだ。

その後、機内アナウンスで
「お客様の中に医療従事者の方はいらっしゃいませんか??」といった旨の放送。
機内に緊張が走った。

結果、容体は安定したらしく無事に定刻通り目的地に到着した。

イレギュラーなことは修行のつきもの。
様々なトラブルシュートも暇なときにしておこう。

 

トラブル③:ホテル予約し忘れ

これはドイツから帰国した際の話。
予約したと思っていた空港のホテルが取れていなかったのだ。こちらの勘違い。

羽田に夜20時に到着。翌朝、6時台に石垣へ出発しなければならない。
明日に備えてホテルを急遽手配した。

 


急遽秋葉原のホテルを手配。1万5000円の緊急出費。
時差ボケの影響もあり1時間しか睡眠できず。
寝不足のまま石垣往復修行した。

 

良かった点①:沖縄が近所に感じる

かなりの回数沖縄に行くことになるSFC修行。

今回は計14回沖縄を訪問した。もはや近所レベル。
良くも悪くも、遠いリゾート地だと思っていた沖縄。
いつでも行ける南の島レベルの気軽さに意識改革されてしまった。

 


沖縄と言えばマンゴー。
現地の美味しい食材も、修行の度に気軽に調達することができた。

 

良かった点②:食べて飲んで飛んで沖縄成分補給

現地の美味しいものを食べることが出来た。

訪問の度に様々な店を開拓することができ、本番旅行の際の下調べもできた。

 

沖縄そばやジューシー丼、もずく、ゴーヤーチャンプルなど。

 

ミミガー丼やグルクンのから揚げ。オリオンビールは必修科目。

 

サーターアンダギーや生紅芋タルト。
沖縄と言えばバヤリース。このシリーズが本当に美味しい。
全種類制覇してしまった。マンゴーとパイン味は特におすすめ。

 

良かった点③:様々な機窓を満喫できる

朝昼夕夜、どんな時間でも飛び続ける修行。

機窓は暇つぶしの1つとして非常にお世話になった。

 

B787のベスト機窓とB767の夕暮れ。
搭乗回数が多い修行では、どの位置からの機窓がベストなのか探究することも楽しみのひとつに。

 

B737と富士山。朝の眠さも覚めた。
機窓ではないが、B787のレインボー照明。運がいいとこのような演出も。

 

良かった点④:期間限定サービスを楽しめる

ほぼ毎月のように飛んだ今回の修行。

期間限定のANAのアイスコーヒーや、2/14限定のバレンタインデーチョコを満喫できた。

せっかく乗るのだから、特別なイベントが発生しそうな日にあえて飛ぶのもいいかもしれない。

 

夏季限定のアイスコーヒー。個人的にTOP10に入るレベルで美味しかった。
2/14のバレンタインデー限定で提供されるチョコ。1日だけで4回いただいた。

 

改善点

今回の修行での個人的な改善点をいくつか。

もし、これから修行する方がいらっしゃれば参考までに。

私の苦い経験を生かしていただければ幸いである。

 

改善点①:SUPER VALUE SALEは修行に不向き

羽田=石垣での話。
SUPER VALUE SALE(以下、SVS)の安さにつられてつい発券。
しかし、SVSとSV75で積算率が違ったのだ。下調べ不足。

羽田=石垣
SVS:9990円 積算率50% → 1224プレミアムポイント(PP単価8.2円)
SV75:12790円 積算率75% → 1836プレミアムポイント(PP単価7.0円)

SVSは運賃が安いが積算率は悪い。
値段の安さにつられて発券しないようにしたい。

 


積算率一覧。(出典:ANA HP)
SV75/SV55は75%だが、SVSは50%の積算率。
運賃の安さだけで判断してはいけない。

 

改善点②:時間に余裕あるプランを

時間に余裕がないと焦りが生じる。

特に、降機から出発まで1時間を切るような場合はなおさら。

自分も忘れ物をしてしまうトラブルが発生。(大したものではなかったが)

出発の1~2時間前には空港でゆっくりできる余裕を持ったプランにしておきたい。

 

改善点③:できれば窓側席に

今回はほとんどの搭乗で窓側席を確保できた。

しかし、空席待ちや突然の便変更で、仕方なく通路側席に座らざるをえないことも。

正直、通路側席は暇。ただ乗るだけ感がすごかった。記憶も微妙。
せっかく1万円出して乗るのだから、機窓を満喫できる窓側を確保したい。

 

まとめ

以上、私のSFC修行記になります。

飛行機に乗ることがキツイと思う日もあれば、
あぁ早く乗りたいと思う日もあり。

いざ、修行が終わると寂しいものです。
あのクレイジー感、もう一度体験したいと思ってしまう自分がいます。

何はともあれ、無事SFC修行解脱できました。
せっかくの空の旅。人それぞれのベストなプランで楽しんでいただければと思います。

 

修行データ

・ANA:29回搭乗
・CS便:6回搭乗
合計35フライト

・総飛行距離:77262km、地球約2周分
・沖縄訪問:14回(那覇11回、石垣3回)

・航空券代:476,550円
・獲得マイル:36921マイル
・プレミアムポイント:50235ポイント
・PP単価:9.5円

 

修行の愛読書。プラン立ての際に非常にお世話になりました。

 

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