まったり空の旅

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デルタ航空 搭乗レビュー

【搭乗記】CRJ900の細長い機体と後部エンジン音を満喫しつつワシントンへ

投稿日:2022年2月12日 更新日:

 

日本でお馴染みのCRJ700をさらに胴体延長したCRJ900。

MD-80シリーズを彷彿とさせる、リアエンジン&細長い胴体が美しい機体です。

そんな訳で今回は、デルタ航空のCRJ900にてニューヨークからからワシントンD.C.までフライトしました

 

ジョン・F・ケネディ国際空港のビル内
ジョン・F・ケネディ国際空港にて。制限区域内もイオンモールを彷彿とさせるレベルで店が充実。ニューヨークのお土産もここで購入できました。それなりに広いので乗り遅れには注意。

 

搭乗DATA
航空会社:デルタ航空(エンデバー・エア)
搭乗日:2019/01
路線:ジョン・F・ケネディ
 ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル
飛行時間:1
時間35分 (発8:20⇒着9:55)
便名:DL5394
座席:20D 普通席 窓側
機材:CRJ900 (N295PQ) 機齢5年3ヵ月 

 

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細長い胴体がカッコいいCRJ900

今回の搭乗機はCRJシリーズの中でも2番目に胴体の長いCRJ900。

日本ではIBEXエアラインズのCRJ700が運航中ですが、それをさらに約4m上回る長さ。

後部の2基のエンジンと細長さ故に、ロケットのようなデザインがカッコいい機体です。

 

搭乗機のCRJ900型機
今回の搭乗機のCRJ900(N925PQ)。2013年登録の機齢5年。日本ではIBEXエアラインズがCRJ700を運航していますが、それよりも3.9m長い36.2mの胴体が特徴。J-AIRのE190に匹敵します。ロケットのようなデザインが大変素晴らしいですね。

 

 

3クラス76席仕様の機内

ファーストクラス、デルタ・コンフォートプラス、メインキャビン(普通席)の3クラス仕様。

リージョナルジェットのCRJですが、上級クラスを装備するなど大・中型機に負けない機内構成。

さすが、数時間の飛行がベースのアメリカは機内レイアウトも日本と異なります。

 

CRJ900型機の座席表と自席の位置
デルタ航空のCRJ900の座席表と自席の位置(引用:デルタ航空 HP)。今回はリアエンジン機の醍醐味であるエンジン音を満喫できる最後部を指定。リージョナルジェットですが、上級から低級までの3クラスの座席を装備。機内ランクに関しては小中大型機に負けません。

余談ですが、デルタ航空はシートマップの作り込みが高レベルなのでマニア的に歓喜です。

 

搭乗時に見える機体の一部
いざぁ搭乗。リージョナルジェットでもボーディングブリッジを使用。外から見ると、CRJの窓は意外と細長いんですね。

 

非常口座席
非常口座席(降機時に撮影)。B737やB787のように翼上に2箇所の非常口を備えます(CRJ700では翼上は1箇所のみ)。もちろん、足元広さは文句なし。勝ち席です。窓位置ズレが気になりますが...

 

今回の最後部の座席
今回の座席の20D。機内最後部。デルタ航空でお馴染みの青色の革製座席。ホールド感あり。頭部のクッション感もGood.壁の向こうはトイレです。

 

最後部の座席の様子
最後部なのでリクライニングは不可。離着陸時はCAさんが通路の最後部に着席(画像の収納式シート)。通路部のCAさん用座席は他のCRJシリーズでも同様の設計です

「そんなに飛行機が好きならうちの会社に就職するといいわ。HAHAHA」と雑談を交わしました。仕事を楽しんでいる感満載のCAさんで、サービスは終始素晴らしかったです。

 

 

一般的な広さ

座席の広さは普通。他機種と同様の広さ。

機体はコンパクトですが、機内は大・中・小型機と変わりません。

 

座席の足元広さ
着席時の足元広さ(身長170cm後半)。シートピッチは約31インチ。スペースは他機種と変わりません。

 

握り拳1個分の足元広さ
握り拳1個分のスペース。脚も組めました。

 

座り心地レビュー

握り拳1個分の足元広さ。座席幅は普通。ホールド感あり。革の生地。最後部座席はリクライニング不可。頭部はクッション性高め。座面は柔らかめ。

座席の柔らかさ
★★★★

 

 

CRJシリーズの欠点

CRJシリーズに共通する欠点が壁下部の出っ張り。

着席時に足が干渉して少々邪魔でした。

 

窓側席の足元の段差
CRJシリーズに共通する欠点の壁下部の出っ張り。少々邪魔。CRJシリーズに限らず、E-JetやDHC-8シリーズでも同様の出っ張りが存在します。小ぶりな機体の設計上、これは仕方ないのかもしれません。

 

 

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コンパクト&リアエンジンの機体がクセになるフライト

ワシントンでは約1.5時間のフライト。

しかし、雪の影響で1時間弱の到着遅れ。

逆に、通常よりも長くCRJのフライトを楽しむことが出来ました。

 

雪の影響で約1時間弱の離陸遅れ

今回のフライトは1月。冬真っ盛り。

デアイシングや空港混雑の影響で約1時間40分の離陸遅れ。

逆に、長くフライトできたので良しとしましょう。

 

着席中の機内の様子
LED照明で明るく綺麗な機内。搭乗率は高め。機内の高さ方向の圧迫感は少々ありましたが、着席時は気になりませんでした。

 

機内のシートベルトサインなど
シートベルトサイン・機内Wi-Fi・読書灯など。機内装備に関しては文句なし。最近主流の個人モニターは未装備ですが、正直なところWi-Fiがあれば不要かなと思います。

 

JFK空港に駐機中のCRJシリーズ
CRJシリーズが並ぶJFK。CRJ200やCRJ700、今回のCRJ900など様々な機種が活躍中。飛行機での移動が一般的なアメリカらしさを感じました。

 

CRJ900の主翼とエンジンの見える景色
自機と同型のCRJ900を望む。後部のCF34-8エンジンが心地の良い音色を奏でてくれました。最後部の座席ですが、エンジンまでは少々距離が。

 

CRJ900型機
今回の搭乗機と同型のCRJ900。やはり胴体が長いですね。36.2mの胴体はE190やB737-400と同等。B737-700よりも長いです。胴体の長さに対して小ぶりな後部エンジンが可愛い設計。突き刺さりそうな攻撃的なデザインが素晴らしい!

 

駐機中のデルタ航空の機体
ジョン・F・ケネディ国際空港に駐機するデルタ機。日本ではレアなB767-400ERも確認できました。

 

翼面に不凍液を吹きかけデアイシング中の様子
デアイシング中。日本では搭乗口で出発前に実施することが多いですが、海外では特定のスペースにて実施することも。うっすらとオレンジ色の薬剤が海外感満載。緑色系の薬剤もありますね。日本では無色が一般的ですが。

 

機内で配られた水とビスケット
離陸まで1時間弱の遅れが発生。CAさんが水とビスケットを配布してくれました。心のこもったサービス、ありがとうございます!日本のエアラインのサービスが素晴らしい!と絶賛されがちですが、海外だって負けてません。Biscoffの強烈な甘さがクセになるんですよね。これ。

 

 

豪快なエンジン音が気持ちいい

無事、1時間弱の遅れでニューヨークを離陸。

離陸時はブーン音とギュイーン音の豪快な音を響かせてくれました。

 

CRJ900の主翼とエンジンの見える景色
離陸時の豪快なエンジン音と力強いG強めの機首上げの離陸を終え、水平飛行へ。リアエンジン機といえばこの機窓。他のCRJシリーズよりもさらに流線形になったウイングレットが特徴的。後部のCF34-8のエンジンはやや高い位置にあり、MD-80シリーズよりも豪快さは低め。しかし、他機種よりも豪快な音であることは間違いなく、終始気持ちのいい音色で楽しませてくれました。

 

機内から見える後部のエンジン
後部に設置されたCF34-8C5エンジン。最前列にIGVがないため、ファンの回転する様子が直に視認可能。離陸時はブーン音とギューン音のミックスされた豪快な音色を奏でてくれました。水平飛行中は静か。やはり、静粛性の高さはエンジン技術の進化によるものでしょう。

自席からエンジンまで距離があるため、眺める際に首が痛くなりました(笑)。

 

窓枠と外の景色
細長い窓と翼。意外と窓は大きく、景色は見やすかったです。外光も多く注ぎ込み、LED照明も相まって機内は終始明るめでした。

 

 

機内散策

機内最後部のトイレまで機内散策。

収納式のCAさん用の座席や高さの低いキャビンなど、CRJらしさを体験。

 

機内最後部に収納されたCAさんの座席
収納式のCAさんのジャンプシート。スライド式で離着陸時に引っ張り出して使用。そこに収納するのか...

 

最後部から見た機内の様子
最後部から見た機内。天井高さ・通路幅の狭さによる圧迫感はありますが、着席時の快適さは普通でした。逆に、このコンパクトさがビジネスジェット感があって個人的に好きです。

 

機内最後部のトイレ。壁が湾曲しているため、鏡の前に立つと頭部が天井に接触...。しっかり清掃されており、室内は清潔度高めでした。

 

 

機内サービス

離陸待ちの際にいただいたお菓子の他に、通常のサービスも実施されました。

 

機内で配られた水とクッキー
離陸待ちの際に提供された水と上空で新たに配布されたスナック。日本国内ではドリンクだけですが、アメリカは違います。1人1人に袋入りのお菓子が配布されました。やはり、国土が広く移動に時間が掛かるアメリカは違うなぁ。

 

 

機内誌

シートポケット内部の機内誌など
シートポケット収納物一覧。

 

安全のしおり
CRJ900の安全のしおり。MD-80シリーズのように最後部に非常口がないので、緊急時は前方を目指しましょう。

 

機内誌のA220に関する記事
導入したてのA220に関する記事。こちらも乗ってみたいものです。

 

 

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曇り空のワシントンへ到着

出発時の遅れがあったものの、無事ワシントンに到着。

約1時間弱の到着遅れでした。

 

CRJ900の主翼の景色
ヴェイパーをうっすらと発生させながらのアプローチ。CRJ200のような機首下げ突っ込みアプローチ感はなく、良くも悪くも通常角度。板の様なシンプル形状のフラップが特徴的。

エンジン出力を下げた際の減速度合いが少し他機種よりも高かったです。

 

小さなスポイラー
気持ち程度のかわいいスポイラー。これでも効果はあるらいいです。折れないか心配...

 

搭乗ドアから見えるコックピット
BOMBARDIER CRJ900 NextGenに別れを告げ、降機。CRJ事業は三菱に売却されましたが、三菱はメリットあったのでしょうか。MRJ事業の今後は如何に。

 

ワシントンに到着し駐機中の搭乗機
ボーディングブリッジが大きすぎますね。機体が小さすぎるのか...

 

 

フライトルート

今回のフライトルート
今回の飛行ルートとデータ。約360kts、約20,000ft。高度は低めでした。

 

 

ワシントンらしさ

ロッキード・マーチンのビル
ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(DCA)付近にあるロッキード・マーティンのビル。さすが、ペンタゴンのあるワシントン。ロッキードの他にレオナルド等のビルもありました。日本がいつもお世話になっております。

 

 

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まとめ

そんな訳で、CRJ900でニューヨークからワシントンまでフライトしました。

やはり、リアエンジン機のフライトは素晴らしいですね!

豪快なエンジン音、コンパクトな機内、快適な座席。

同じリアエンジン機のMD-80シリーズとは異なる、別の良さがCRJにはあります。

CAさんのサービスも心がこもっており、1時間の遅れでも全然OK!レベルの快適なフライトでした。

今度はCRJのファーストクラスでのフライトも体験してみたいですね。

 

評価

機内食
★★★★☆(出発遅れの際の詫び菓子と水平飛行中のお菓子の2回提供。美味しい!)

シート
★★★☆☆(握り拳1個分のスペース。柔らかさ・ホールド感ともにGood)

機材コンディション
★★★★★(機齢5年。老朽感はなく機内は綺麗だった)

機内スタッフ
★★★★★(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス。遅れに対しても臨機応変な素晴らしい対応)

エンターテイメント
★★★★★(機内Wi-Fi・機内誌。最後部のエンジン音と機窓は最高のエンタメ)

時間の正確さ
★★★☆☆(約1時間弱の遅れ。冬なので仕方ない)

総評
★★★★

 

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