神戸路線の複線化など、発展を続ける信州まつもと空港。
沖縄・那覇とのチャーター便が2021年10月31日に実施されました。
そんな訳で今回は、日本トランスオーシャン航空(JTA)による沖縄・那覇空港とのチャーター便飛来時の様子をお届けします。
今回のチャーター便の商品の詳細(引用:日本旅行長野支店)。様々なパッケージプランの中でも、画像の物は比較的安価なプランの1つ。松本から那覇までの往復航空券と3泊分のホテル付きで1人88,000~99,000円。東京や名古屋まで行く交通費と手間を考慮すると、意外とお得なのでは??
沖縄発のプランも別途用意されており、こちらは沖縄ツーリストにより販売されていました。4日間で主に中南信を巡るコース。こちらは134,800~152,800円と少々高め。定員に達したため、キャンセル待ちとのことでした。
撮影データ
空港:松本空港(MMJ)
日時:2021/10/31
天候:曇り
撮影スポット:空港ビル・外周
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那覇から松本に向かうチャーター便の飛行ルート。名古屋から内陸へ向かうルート。
今回のチャーター便の主な動き
2021/10/31 那覇→松本 (那覇発のツアー客搭乗)
2021/10/31 松本→那覇 (松本発のツアー客搭乗)
2021/11/03 那覇→松本 (松本発のツアー客搭乗)
2021/11/03 松本→那覇 (那覇発のツアー客搭乗)
合計4便運航。
松本空港周辺の飛行ルート。塩尻上空で4周待機した後、北側から着陸。全国の空港の中でも着陸難易度が高い空港の松本。JTAのパイロットさんもシミュレーター訓練などを実施したのでしょうか。
北アルプスをバックにアプローチ中のJTA機。JTAの松本への飛来は今回が初。初便にはさくらジンベエジェットが投入されました。JTAだけでも嬉しいのに、特別塗装機を投入してくれるとは...最高です!
10:06、無事着陸。初めて松本空港に飛来するチャーター便の中には難しさ・気象の影響で着陸をやり直すこともありますが、JTAはスムーズに着陸。標高が高く空気密度が低くなるために滑走路の実効長が短い松本。機体サイズも大きなB737-800でも難なく着陸してきました。
逆噴射中の機体。運航上の制約上、販売された座席数は120席。通常はクラスJが20席、普通席が145席の合計165席の設定のため、約7割の席数での運航。
さくらジンベエを真横から。JTAでは水色のジンベエジェットと今回のピンクのさくらジンベエの2機を特別塗装機として運航中。沖縄美ら海水族館とのコラボ塗装。(日本トランスオーシャン航空, B737-800, JA06RK, 2017年登録)
放水アーチにより水浴び中のさくらジンベエ。女の子のため目にはまつ毛があります。
放水アーチをくぐるさくらジンベエ。初就航便の恒例行事。想像以上に良く飛びます。
スポットイン。展望デッキでは大勢の人がジンベエジェットをお出迎え。海なし長野県に沖縄のジンベエが遊びに来ました。
FDA4号機と並んだJTAの沖縄チャーター便。松本空港が開港して以来、日本のエアラインでB737が松本に飛来したのは今回が初めて(間違ってたらすみません)。海外のエアラインではコンチネンタル・チャイナエアライン・大韓航空などの飛来実績があります。
「松本山雅カラー」ことE170のJA04FJとJTAのB737-800のコラボ。FDAは何かイベントがあるときにはグリーンの機体を投入してくれる気がします。公式に明言はしませんが。JA04FJは私のプロフィール画像にも採用されているように、個人的に大好きな機体なので今後も応援したいです。
沖縄からのチャーター便の乗客を待つアルピコバスの車列。こういった景色を見ると、コロナから観光業が着実に復活しつつあるんだなぁと感じました。
那覇からの乗客を歓迎する関係者。アルクマもお出迎え。乗客には長野県名物のシャインマスカットがプレゼントされていました。
日本トランスオーシャン航空の初就航を歓迎するボード。アルクマがかわいい。
松本空港の電光掲示板の那覇行きの表示。JTA3222便。次回はチャーター便ではなく、定期便で飛来して欲しいところ。
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展望デッキから。意外とB737が駐機しても窮屈感がありません。将来的に国際線の就航を目指す松本空港。スポットの増設や、新ビルの建設など計画段階ではありますが、今後の動きが楽しみです。
出発準備中の機体。機体との距離が近い松本空港。B737は迫力が違いました。ここまで近くでジンベエジェットを撮影出来る空港はレアなのでは。松本の特権と言えます。
A320・B737のトーバー。普段の松本空港にはE170・E175のE-Jetシリーズしか飛来しないため、チャーター便用として購入したものと思われます。外観も綺麗でした。
那覇へ向け出発するさくらジンベエを見送る職員。是非、沖縄線に定期便で就航していただきたいところ。
小さなターミナルビルと管制塔とJTA機。海なし長野県に、魚類最大のジンベエザメ。少しばかり海成分を補給出来たような気がしました。
松本を出発するJTA機。JALグループ便では8月の夏季限定でJ-AIRのE170の飛来実績があります。まさか、JTAが松本に飛来する日が来ようとは、夢にも思いませんでした。
ちなみに、3日後の11月3日のチャーター便には青のジンベエジェットが投入されました。合計2往復のフライトのどちらにもジンベエの特別塗装機が投入されました。
パイロットさんによるお手振り。やはり、お見送りの人とパイロットさんとの距離の近さが松本空港の魅力。お手振り、ありがとうございました!
さくらジンベエを正面から。目と口の位置関係にもこだわりが感じられました。B737NGに装備されるCFM56エンジンですが、クラシックよりも円形に近づいたと言えども、完全な円形ではないんですね。地上に近い箇所はカウルが直線形状に近く、地上とのクリアランスを確保しているものと思われます。
信州の紅葉とジンベエ。沖縄は紅葉と無縁な地域なので、さくらジンベエも秋を感じることができたことでしょう。
658mに位置する松本空港。バックには高くそびえる山々。松本の飛行難易度が高い訳です。
那覇へ向け、力強く離陸した機体。那覇までの多くの燃料+乗客によって機体的には厳しい条件でしたが、難なく上昇していきました。心なしか、他の空港よりも急角度だったような気がします。
那覇への飛行ルート。こちらも愛知から海に出て、直線ルートで那覇へ向かいました。
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そんな訳で、日本トランスオーシャン航空(JTA)の那覇⇔松本のチャーター便を撮影してきました。
初飛来となるJTA。まさか、初回からさくらジンベエを投入してくれるとは思いませんでした。
空港の周辺にはお見送りの人が多く押し寄せ、空港に活気が溢れていたように感じました。
松本から沖縄への定期便の早期実現を願うばかりです。
さくらジンベエ搭乗記はこちら↓↓
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