JAL 搭乗レビュー

【搭乗記】E190は後継のMRJ顔負けの機内と座席広さで快適でした

投稿日:2021年7月18日 更新日:

 

J-AIRが運航中のE190型機。後継とされているのがMRJ(SpaceJet)。

MRJの現在の名称はSpaceJet。筆者的にデビュー当初の名残と名称のカッコ悪さから、ここではSpaceJetの表記ではなくMRJにて統一させていただきます。

そんな訳で今回は、いずれMRJに置き換えられるであろうJ-AIRのE190型機で大阪・伊丹から福岡空港までフライトしました

 

伊丹空港に展示されていたJ-AIRのMRJモデル
伊丹空港に展示されていたMRJのJ-AIR塗装機。J-AIRはE170・E190の後継としてMRJを32機導入予定でした。開発が凍結してしまいましたが、今後はどうするのでしょう。現在保有しているE-Jetの機齢は若いですが、将来的には後継機を再選定する必要が出てきそうです。MRJの開発が再開すれば話は別ですが。

本当は2021年中に運航開始する予定だったんですけどね...

 

搭乗DATA
航空会社:J-AIR
搭乗日:2018/02
路線:大阪・伊丹
⇒福岡
飛行時間:1
時間15分 (発7:20⇒着8:35)
便名:JL2051
座席:28K 普通席・窓側
機材:E190 (JA246J) 機齢0年10ヵ月 

 

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MRJに似たサイズ感のE190

今回の搭乗機はブラジルのエンブラエル社のE190型機。

MRJ90とほぼ同等サイズですが、E190の方が若干大きいです。

実際のところ、直接MRJのライバルとなるのはE190ではありません。エンジンを低燃費のPW1700Gに換装し、サイズが同じE175-E2が該当します。E190-E2はMRJよりも大型になるので。

という訳で、今回はMRJ導入までの繋ぎ役的な存在のE190型機の搭乗記です。

 

サクララウンジにてビールとおつまみ
旧サクララウンジにて。朝6:30から飲むビールは体に染みました。酒は弱いタイプですが。

 

伊丹空港の搭乗ゲート
いざぁ搭乗ゲートへ。天井の低さが時代を感じさせてくれました。パタパタ式の行き先表示がレトロでGood!!

 

今回の搭乗機のE190
今回の搭乗機のE190(JA246J)。機齢10ヵ月の新入り機材。E170とともにJ-AIRの地方路線を担当。E190の初運航は2016年5月10日の伊丹発鹿児島行き。伊丹はJ-AIRにとって重要な拠点という訳です。

 

参考までに、MRJ90とE190の比較。ぱっと見だとサイズ感の違いはわかりませんが、E190の方が若干大きいです。32機の導入予定だったJ-AIRのMRJ。本来なら2021年にデリバリーされる予定でしたが、開発自体が凍結してしまいました。もういっそのこと、E190-E2でいいんじゃないですかね。何度も裏切られ、応援する気力も体力も尽きました。

 

リージョナルジェットなのに2クラス仕様の機内

機内はクラスJ15席と普通席80席の合計95席仕様。

注目ポイントは1-2配置のクラスJ。クラスJ初?の1人掛け席です。

後方の普通席はE170と同様。シートピッチは大手エアラインで一般的な約31インチ(約79cm)。

 

J-AIRのE190型機の座席表
E190型機の座席表と自席の位置(引用:JAL HP)。前方に1-2配置のクラスJ、後方に2-2で普通席の機内レイアウト。やはり、注目は1人掛け席のクラスJではないでしょうか。このクラスの機体で1人掛け席はレア。ボッチ勢は是非とも指定したい1席です。今回は普通に後部窓側席です。

 

E190の機内の全景
機内の全景。1-2配置のクラスの後方には2-2の普通席。JAL SKY NEXT準拠の黒色革製シートの座席です。外から見る機体はコンパクトですが、機内は意外と広いです。

 

今回の普通席の座席
今回の座席28K。革製の高級感あふれる座席。生地の触り心地がGood!!JAL SKY NEXT準拠の色合いに仕上がっています。

 

横から見た今回の座席
横から。シートピッチは大手で一般的な約31インチ。シートの基本設計は他社E-Jetシリーズと同様です。よって、FDAのE170・E175とシートの骨格や機能は変わりません。

 

後方から見た今回の座席
後方から。窓も大きく、外光をたくさん取り込みます。座席位置によっては窓と座席との位置が若干ずれているため、注意が必要です。この座席も頭部の真横が壁だったため、若干前のめりにならないと景色が見えませんでした。ちょっとしたE-Jetのマイナスポイント。

 

一般的な足元広さ

足元広さは普通。

大手エアラインで一般的な握り拳1個分のスペース。

機体はコンパクトサイズですが、座席に関しては大型機と大して変わりません。

 

座席の足元の広さ
大型機と同等の足元広さ。脚も組めます。シートピッチは大手で一般的な約31インチ。

 

握り拳1個分の足元広さ
握り拳1個分の広さ。国内線であれば窮屈に思う事はないと思います。

 

座席幅の広さ
広い座席幅。座面にも若干の余裕が感じられました。もしかしたら、大型機よりも座席幅は広いかもしれません。唯一の欠点は壁の出っ張り。座席の支柱をここに固定する機内設計のため仕方ありませんが、右足が干渉して邪魔でした。

 

座り心地レビュー
ホールド感なし。背もたれが板な感じ。クッション性はややあり。拳1個分の足元スペース。座面は広い。背もたれ丈が短く、頭部が半分程度はみ出す。新しく清潔感あり。革の触り心地良い。壁の出っ張りが気になる。

座席の柔らかさ
★★★☆☆

 

参考に、JALの国内線用B787-8型機の座席とPeachのA320型機の座席比較。今回のJ-AIRのE190はB787と同様に握り拳1個分の広さ。一方で、ピーチは指2本分の広さ。LCCはやはり狭いです。

 

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大型機に負けない快適さのフライト

福岡までは約1時間のフライト。

早朝便ということもあり搭乗率も高め。

これといって特筆すべき機窓はありませんでしたが、機内環境の素晴らしさに感動させていただきました。

 

大きな窓は視界良好

E-Jetシリーズの特徴の1つ、大きな窓。

縦方向は従来機とサイズは変わりませんが、E-Jetは横方向が若干広くなっています。

正確な数値を測定していないので不明ですが、従来機から直感で1.3倍程度大きく感じました。

外の景色も見やすかったです。

 

大きな窓
従来機の縦長から正方形に近い形状の窓。A350やB787レベルではありませんが、従来機よりも広く感じました。リージョナルジェットの割にはいい設計してるじゃないか。

 

上空から見えた伊丹空港に駐機する機体
7:39離陸。右手には駐機中の機体の数々。マニアの机上って感じでかわいいですね。今は亡きJ-AIRのCRJ200の姿も。

 

大阪市街地上空の景色
大阪市街地上空。E190はジェット機の割には結構キビキビと飛ぶなぁといった印象を持ちました。旋回の動作が速く、軽快な飛び心地でした。きっと、操縦性能も悪くないことでしょう。

 

大型機と変わらぬ機内装備

機内Wi-Fi・個別空調・読書灯・CAさん呼び出しボタンあり。

さすがに、最近主流の個人モニターは未装備ですが、E-Jet E2シリーズでは装備可能みたいです。

まぁ、何でも付ければ良いってものではないですが...

 

機内の様子
機内の様子。搭乗率は高め。機体サイズの割には広々とした印象を持った機内。明るく、開放感がありました。

 

各種サイン類と個別空調など
シートベルトサインや読書灯など。他機種に装備されているものは一通りありました。スピーカーの音質が良く、アナウンス類が聞きやすかったです。

 

安定の美味しさビーフコンソメ

今回のドリンクはビーフコンソメを選択。

JALのスープは味に深みがあって好きです。しっかり系。

毎回飲んでしまいます。

 

ドリンクサービス
大型のテーブルとビーフコンソメスープ。テーブル面積は広く、ノートPCでの作業も快適に出来そうでした。スープは安定の美味しさ、いつもの美味しさ。ANAとJALだったらJALの方が好きかもしれません。

 

JALと同様の機内誌

JALグループに属しているJ-AIR。

機内誌や機内サービスはJALと同様でした。

 

J-AIRの機内誌
運航会社はJ-AIRですが、機内誌や安全のしおり等はJALのものが装備されていました。SKYWARDがキューバ特集だったので即、お持ち帰り。社会主義国家のキューバ、いつか行きたいですね。

 

がっちりとした主翼

主翼は機体サイズに似合わずガッチリ。

特に、フラップを動作させるための機器が収納されたフェアリングの存在感がGood.

こちらはE170・E175のものよりも大型化しています。

 

E190型機の翼
水平飛行中。フェアリングのサイズが主翼全体に対して大きくガッチリ。一方で、ウィングレットはスタイリッシュな設計でした。

 

ウィングレット
ウィングレットはシュッとした設計。銀色が日本刀のようでカッコいいです。

 

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MRJでなくてもいいんじゃないか

あっという間の1時間のフライトも終わり。

このフライトを通して、わざわざ開発が難航しているMRJを導入するメリットについて考えさせられました。

今回のE190はMRJの直接的な競合機種ではありませんが、同メーカーの新型のE175-E2やE190-E2はさらに改善された設計に仕上がっていることは想像に難くないです(まだ搭乗できていないため断言できませんが)。

もし、MRJ開発の見通しがつかない場合はE-Jet E2シリーズも検討すべきではないでしょうか。

日本人である以上、MRJを応援したいところですが世の中は結果主義。結果の出ないものに拘り続けられるのは趣味の世界だけです。残念ながら。

 

MRJの主翼とE190の主翼(引用:三菱航空機)。ウィングレットの形状を除けば、他の形状は非常に似ていることがわかります。MRJのウィングレットはE175のFuel Burn Improvement(Package2 以降)に装備されているものに似ていますね。

本当なら今頃、MRJに乗って左の画像のような機窓を楽しめていたはずなのに。どうしてこうなった。

 

機内に立ったときの様子
機内の広さ。身長170cm後半の筆者ですが、高さ方向もまだ余裕がありました。ライバル機のCRJシリーズだとこれよりも低いため、圧迫感があります。日本人サイズであれば、このぐらいの余裕で十分だと思います。

 

広い荷物棚
荷物棚のスペースも問題なし。ビジネスバッグを横にしても余裕がありました。小型のスーツケースはちょっと厳しいかもしれません。事前の確認をおすすめします。

 

ERJ190
展望デッキから大阪からお世話になった搭乗機をお見送り。E190、なかなか素晴らしい仕上がりの機体でした。コンパクトだけど高性能。車で例えるならホンダのN-BOXといったところでしょうか。なんでもデカイ機体が正義の時代も終わったんだなぁと。

ブラジルもいいもの作りますね。安い鶏肉だけが推しの国ではありません。

 

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まとめ

そんな訳で、J-AIRのE190で大阪・伊丹から福岡までフライトしました。

MRJとほぼ同サイズのE190。コンパクトですが機内環境は大型機と変わりませんでした。

座席間隔は大手と同様。快適さも文句なし。座席幅はこちらの方が若干広いんじゃないかレベル。

小さい機体=いまいち。そんな時代も終わりました。

1~2時間のフライトであれば全然問題ありません。日本で軽自動車が流行るように、航空業界も小型化が進んでいます。

E190。今度はクラスJを利用させていただきたいと思います。

 

評価

機内食
★★★★☆(JALのビーフコンソメは安定の美味しさ。飲みやすい温度でGood!!)

シート
★★★★☆(大手と同等の足元広さ。革の触り心地が良い。座席幅は若干広い気がした)

機材コンディション
★★★★★(機齢10ヵ月の新品。新車の匂いがほのかに残っていた)

機内スタッフ
★★★★☆(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス)

エンターテイメント
★★★☆☆(機内Wi-Fiと機内誌と機窓)

時間の正確さ
★★★★☆(約15分の遅延)

総評
★★★★

 

おまけ
福岡空港で食べたもつ鍋セット
福岡空港内の「おおやま」でランチのもつ鍋。お値段1280円。おひとり様対応席も完備されており、到着早々博多成分を補給出来ました。美味しかったです。

 

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