コロナがなかなか終息しませんね。
航空各社も直前でも1万円台の航空券を売り出すなど、良くも悪くも異常事態...
そんな訳で今回は、中堅航空会社のスカイマークのシート特集です!!
LCCと勘違いされやすいスカイマーク。LCCではないです。
だけど大手と同等なクオリティを有するスカイマークの座席を徹底解剖します。
スカイマークの機材(B737-800, JA73NT, 那覇空港にて)
B737の1機種のみ有する。機体の新旧で内装も異なる。
一時期、A330を導入したスカイマーク。
JALのクラスJ相当のグリーンシートを装備したA330で東京=福岡を運航してましたね。
結局、短命でした...乗りたかった。
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目次
座席指定が無料な中堅エアライン
スカイマークはLCCではない。しかし、JALやANAのような大手でもない。
いわゆる、中堅航空会社と呼ばれる分類に属している。
中堅はスカイマークの他に、エアドゥやソラシドエアなどが該当する。
LCCのような格安航空会社は座席指定料金が必要だが、
スカイマークは座席指定が無料!!
(1列目のフォワードシートは+1000円)
窓側・通路側であっても好きな場所を無料で指定可能。
ただし、1列目のフォワードシートのみ、1000円の指定料金が必要となる。
(記事執筆時の参考価格。最新情報の確認をお願いします。)
スカイマーク、素晴らしいです!!
座席表
全席エコノミーの177席仕様。最前列のフォワードシートのみ指定料金が必要となる。
ちなみに、座席番号4番は欠番となっている。理由は不明。(縁起悪いから??)
(出典:スカイマークHP)
機材によって異なる座席種類
B737-800の機種に変わりはない。
しかし、機齢の新旧によって機内の内装・座席が異なる。
現在、スカイマークには3種類の座席が存在する。
1. 紺色タイプ(最古参)
2. ベージュタイプ(一般的)
3. 新型ベージュタイプ (新型)
また、2・3のタイプの内装はBSI(Boeing Sky Interior)仕様。
大型荷物棚・LED照明・新型の客室窓など、従来のB737から発展した機内となっている。
BSI仕様の詳細はこちら↓↓
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B737の新機内デザイン・ボーイングスカイインテリア徹底調査
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最新型座席はまだ撮影出来ていません。すみません。
今回の記事では1・2の座席のみ扱います。
ベージュ座席の機内の様子。スカイマークで一般的なスタイル。
BSI仕様の機内は明るく、B787のように曲線を多用したデザインに仕上がっている。
紺色座席の機内の様子。機齢が高い機材はこの仕様が多い。
従来のB737と同様の蛍光灯の照明、四角の窓などややレトロ感がある。
最前列座席(1列目:フォワードシート)
最前列のフォワードシート。追加料金1000円で指定可能。
足元の広さだけでなく、優先搭乗・無料の飲み物・優先的な荷物返却サービスも付く。
紺色タイプよりも足元が広い。窓も2つ専有できる。
紺色タイプのフォワードシート。ベージュタイプよりも足元は狭い。
窓も1つ分のみ。付随するサービスに違いはない。
気になる座席指定料金は...1000円!!
機体前方のためエンジンの騒音も小さく、快適な空の旅を約束してくれること間違いなし。
1000円で優先搭乗・機内での無料ドリンク・優先的な手荷物の返却等の
サービスが付くのは魅力的。コスパ最高間違いなし。
詳細はこちら↓↓
フォワードシート詳細 SKYMARK HP
非常口座席(15・16列目)
機体中央部の15・16列目の非常口座席。計12席の設定。
非常口座席の仕様上いくつか制約があるものの、足元の快適さは抜群。
席の位置が翼の上なので、窓からの景色には期待できない。残念。
また、緊急時にはCAさんから援助をお願いされる場合があるため、心構えしておくこと。
普通席(1・15・16列目以外)
最も多くの人がお世話になるであろう普通席。RECARO製。
高級感?漂う革製シート。座面下部に電源コンセント装備。
新型の座席(BL3530)ではデザインの変更の他に、
前席背部にタブレットホルダーを装備してます。いつか乗ってみたいものです。
足元の広さ。大手と変わらぬ程よいゆとりあるスペース。
シートピッチは大手と同等の31インチ。
握り拳1個分の広さ。国内線であれば窮屈に思う事はないだろう。
座り心地レビュー
ホールド感ややあり。特に中腹部。ヘッドレストは柔らか系。拳1個分の足元スペース。新しく清潔感あり。USB電源もあり。革の触り心地良い。
座席の柔らかさ
★★★☆☆
紺色タイプの座席。経年機に装備されている。こちらも革製。
座席間隔はベージュタイプと同様のシートピッチ31インチ。
若干のくたびれた感はあるものの、座り心地に問題はない。
指4本分の広さ。わずかな差はあるものの、ベージュタイプと足元広さは同等。
座り心地レビュー
ホールド感ややあり。ヘッドレストは柔らか系。指4本分の足元スペース。若干のくたびれた感あり。USB電源なし。革の触り心地は若干安っぽい。
座席の柔らかさ
★★★☆☆
事前座席指定料金は...無料!!
窓側だろうが通路側だろうが、どこでも無料です。
予約時に指定出来るので、お気に入りな一席を指定しましょう。
BSI仕様と従来仕様の機内比較
BSI仕様と従来型機内の比較。
新型ベージュ・普通のベージュ座席はBSI仕様、紺色タイプは従来型の機内仕様。
BSI仕様はLED照明のため、シーンに応じて柔軟に色合いを変更することが可能。
また、曲線を多用したデザインは先進さを感じさせる。荷物棚も大型化して収納力アップ。
窓比較。機体設計上、窓自体の形は変わっていない。
しかし、機内側の窓枠形状が変更となっており、BSI仕様では丸みを帯びたデザインに。
丸みを帯びたデザインにすることで、視覚的に窓を大きく感じさせる効果があるらしい。
角ばった従来型の窓枠もレトロ感あって好きなんですけどね。
B767の経年機然り。
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大手他社と同等の座席間隔(シートピッチ)
快適さを大きく左右するシートピッチの一覧をここにまとめます。
・スカイマーク(B737)→約31インチ(約78.7cm)
・JAL(B737)⇒約31インチ(約78.7cm) 国内線機材
・ANA(B737)⇒約31インチ(約78.7cm) 国内線機材
・春秋航空日本(B737)⇒約29インチ(約73.6cm) LCC
・ジェットスター(A320)⇒約29インチ(約73.6cm)LCC
・ピーチ(A320)⇒約29インチ(約73.6cm)LCC
大手のJAL・ANAの普通席と同等の広さ。
また、LCCとは2インチの差。約5cmの差は意外と大きいものです。
JALのB737-800。JAL SKY NEXT仕様の革製シート。
オーディオ機能付き。
ANAのB737-800。実はスカイマークのベージュタイプと同様の座席。RECARO製。
座席素材の違いはあるが、基本的なデザインは同じ。ANAはオーディオ機能付き。
スカイマークと同様の中堅航空会社のソラシドエア。
BSI仕様の新しく綺麗な機内と座席。こちらも大手と同様の足元広さ。
日本で唯一B737型機を使用するLCC。春秋航空日本。最近SPRINGに改名した。
シートピッチ29インチの機内は若干の詰め込み感がある。
LCCで一般的な手入れが楽な革製素材。
大手・中堅・LCCのB737-800型機の座席の足元比較(身長177cm)。
スカイマークはベージュタイプ・紺色タイプの2タイプを載せた。
LCCの春秋航空日本のみ、足元は狭い。これがシートピッチ2インチの差。
結論:スカイマークの座席は大手・他社中堅エアラインと同じ足元広さ。
もちろん、LCCよりは広い。
世間にはスカイマークをLCC扱いする方が居ますが...それは間違いです。
大手よりも安い運賃にも関わらず、座席の広さは同等。
スカイマークはコストパフォーマンスが優れているエアラインですね。
以上、スカイマークの座席の広さ・快適さのまとめとなります。
足元広さは大手・他社中堅エアラインと同等です。
座り心地は良いです。程よいホールド感がGood!!
ベージュタイプの革の触り心地は良いです。
座席の柔らかさは普通。
革は固めの座り心地になりがちですが、程よい柔らかさに仕上がってます。
数時間の国内路線なら十分快適に過ごせる座席かと思います。
快適な空の旅を!!
まとめ
・1列目以外は全席座席指定無料。1列目は+1000円で指定可能。
・3タイプの座席が存在。機材によって装備座席が異なる。
・座り心地は良い。革の程よい柔らかさ・触り心地がGood!!
・座席間隔は大手・他社中堅エアラインと同等
・音楽などのエンターテイメント機能なし。電源コンセントあり。
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