カタール航空 搭乗レビュー

【搭乗記】カタール航空のA340-600のエンジン前席が最高すぎた

投稿日:2021年1月17日 更新日:

 

細長い胴体に4発のエンジンが美しい外観のA340-600。

微妙な経済性のため、現在は数社のみが保有中。絶滅危惧種。
スペック・経済性ともに優れるB777に押され、合計97機で生産終了。
4発エンジンの機体は今の時代に合わなかったのだろう。

そんな訳で今回は、絶滅危惧種なA340-600の搭乗記
2019年の退役直前にカタール航空でドーハからバンコクまでフライトしました

 


今回の搭乗機のA340-600(A7-AGA)。搭乗時の機齢12年。(引用:Flightradar24)
カタール航空は4機のA340-600を保有していたが、2019年に完全退役させた。

 

搭乗DATA
航空会社:カタール航空
搭乗日:2019/02
路線:ドーハ・ハマド
⇒バンコク・スワンナプーム
飛行時間:6
時間35分 (発2:40⇒着13:15)
便名:QR836
座席:19K エコノミー・窓側席
機材:A340-600 (A7-AGA) 機齢12年5ヵ月 

 

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豪華絢爛なドーハ・ハマド国際空港

カタールの主要空港のハマド国際空港。
今回利用したカタール航空のハブ空港である。

2014年にオープンした同空港。
さすが中東。空港内が広い!綺麗!豪華!

表示等もわかりやすく、初心者でも迷うことはなかった。

 


ハマド国際空港名物の黄色い巨大クマ。存在感がすごい。
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト「ウルフフィッシャー氏」の作品。
作品名は「無題(ランプ/クマ)」。

 

中東感ある空港内のお土産屋や車の展示。
ランボルギーニが置いてある空港は初。さすが、オイルマネー...

 


カタール航空のビジネスクラスラウンジを利用。
JGCだけどエコノミークラスの場合はここを利用することになる。
ビジネスクラス利用客専用のアル・ムルジャンビジネスラウンジの方が圧倒的に豪華。

ラウンジとしての設備は十分なのですが、"中東らしさ"の豪華さは控えめでした。
本当の豪華さを体験したければ、ビジネスクラス専用ラウンジを利用する必要があります。

 


軽食メインの料理類。穀物系の料理が多かった。お酒はなかった気がする。
画像中右側のもち麦サラダ?が美味しかった。

対面キッチンのようなものはなかったですね。

 


ペプシの缶にはアラビア語。確かに中東に来たんだなぁ感あり。
味は変わらず。

 

絶滅危惧種なA340-600に乗る!!

B777の対抗馬としてエアバスが開発したA340-600。

A340-300のエンジンをパワーアップ&胴体を延長して積載力を向上。
開発思想としては良いのだが、双発のB777には経済性の点では勝てなかった。

経済性の悪さは2013年にエアバスも認めている。
ライバルのB777-300ERよりも12%燃料消費が多くなるとしている。
(4000海里飛行時)

DC-8に似た細長い胴体に4発の大口径エンジン。
筆者並びに世界の航空マニアから支持を集める人気機種である。

 


今回の搭乗機、A340-600(A7-AGA)。
時代の流れに逆らうかのような経済性で不利な機体設計。だが、それが良い!!
カタール航空は計4機保有していたが、2019年に退役させてしまった。

 


ロールス・ロイスTrent556-61。
A340-300のCFM56-5Cよりも推力が向上している。約1.7倍以上。
(推力/CFM56:31,200-34,000lbf / Trent556:55,780-61,900lbf)

やはり、4発機は素晴らしい!!
同じ運賃を払うなら、安心感のある4発機に乗りたいですね。

 


今回の座席は後方窓側の19K。(引用:カタール航空 HP)
エンジンが眺められるR2ドア直前の席を指定。
ルフトハンザのA346で採用されている地下トイレは未採用。

 


今回の座席19K。深紅のシート色が素晴らしい。
メンテナンスが行き届いており、古さ・汚さを感じることはなかった。

 


横から。座席間隔も問題なし。大手エアラインで一般的な広さ。
窓の位置のズレがマイナスポイント。

 


後方から。個人モニターあり。
最新座席と比較すると型落ち感は否めないが、快適性はまったく問題なかった。

 

握り拳1個分の足元広さ

足元広さは握り拳1個分。

シートピッチは約34インチ。
セクションの最後部のため、他席よりもわずかに広い可能性が考えられる。

今回の6時間弱のフライトでも苦痛に感じることはなかった。

 


文句なしの足元広さ。さすが大手。
テーブル裏面にはドリンクホルダーが装備されている。
この便では隣席が空席だったため、左側にも足を伸ばすことができた。

 


握り拳1個分の足元広さ。シートピッチは約34インチ。
右足つま先付近のエンタメ機器用の箱が少々邪魔だった。

座り心地レビュー

背もたれのホールド感あり、シート幅は若干広め、握り拳1個分の足元広さ、ヘッドレストはまあまあ反発。

座席の柔らかさ
★★☆☆☆

 

中東のエアラインらしさ感じるフライト

カタールを代表するエアライン、カタール航空。

機内エンタメにコーランが収録されており、中東らしさを感じることができた。
また、アメニティキットがエコノミークラスでも配布された。
中東系エアラインのサービスの素晴らしさ・豪華さを感じた。

機内のアラビア語表示など、異国感がいつも以上に強いフライトであった。

 

エコノミークラスでもアメニティキット

ビジネス・ファーストなどの上級クラスで一般的なアメニティキット。

カタール航空ではエコノミークラスでも全員に配布された。
中東系だとエミレーツ航空・エティハド航空でも同様のサービスを実施。

やはり、中東系はサービス・機材ともに余裕が感じられる。

 


エコノミークラス用のアメニティグッズ。
靴下・アイマスク・耳栓・歯ブラシなど。十分すぎる内容。

旅先でも使える、実用的なアイテムで大満足でした!

 

A340-600らしさを求めて

せっかくA340-600に乗ったのだから、いろいろと記録してみた。

 


安全ビデオ中に登場した脱出口の説明。水面着水時の脱出口説明の場面。
4発のエンジンや翼端部のウイングレットなど、再現度が高い。

 


安全のしおり。地上での脱出時は計10ヶ所が使用可能。

 

文句なしのエンタメコンテンツ

エンタメコンテンツも質・量ともに文句なし。

日本語対応だけでなく、日本人向けコンテンツも収録。
今回の6時間弱のフライトでも十分に満喫することができた。

コンテンツ量は別路線で搭乗したA380と同様。
最新型のA380と変わらぬコンテンツがA340にも収録されていた。

 


日本語対応&日本人向けコンテンツ。
コンテンツの質・量ともにA340よりも新しいA380の座席と同等レベルであった。

 


イスラム圏のエアラインらしくコーランも収録。
確かに、中東のエアラインに乗っているんだなぁ感。

 


ハマド国際空港を離陸。A340の特徴!?でもある長い滑走だった。
フライトマップにすると、窓からの景色紹介の画面が現れた。
片側2発のエンジン、翼上の配色、ウイングレットなど、再現度が地味に高い。
(エンジン径はTrent500よりもA340-300のCFM56に似ていたが(笑))

 


HUD画面風の表示。
最新機種では一般的なエンタメ機能だが、まさかA346にも装備されているとは。
一昔前のエンタメシステムだが、この機能が収録されていることに驚いた。

機窓紹介画面やHUD画面など、マニア歓喜なコンテンツが多いです。

 


個人モニターコントローラー。少々、時代を感じる装備。

 

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美味しい機内食

機内食は計2回提供された。

1回目は就寝前の軽食。
ペストリーとチョコケーキが提供された。

2回目は夜明け後の通常の機内食。
牛肉のトマト煮込みが提供された。

どちらも美味しかった。

 

就寝前の軽食

離陸から約50分後に就寝前の軽食が提供された。

ペストリーとチョコケーキ。
ペストリーはチキンカレー風の味付けで美味しかった。

 


ペストリーは若干パサパサ&薄めの味付けだったが美味しかった。
チキンカレー風の味付け。チョコケーキは一般的な味。

箱に書かれていた料理名は以下。
「Chicken & Bell Pepper Arabic Pastry with a Rich Chocolate Sponge」

 

起床後の朝食

軽食後は就寝タイム。気付いたら寝落ちしていた。

2回目の機内食はバンコク到着1時間30分前に提供された。
牛肉のトマト煮込み・ピザパン・ハッシュドポテト・果物など。

こちらも軽食同様に美味しかった。

 


目を覚ますと、ミャンマー沖まで来ていた。
アラビア語の表記が異国感マシマシで良い。

 


牛肉のトマト煮込み・ピザパン・ハッシュドポテトをメインとした朝食。
量も程よく、疲れた体でも問題なくいただくことができた。
牛肉はやや固め、まぁまぁ美味しい。ハッシュドポテトはバターが効いてて美味しかった。

料理一覧
・牛肉のトマト煮込み、ピザパン、ハッシュドポテト
・パン
・ストロベリーヨーグルト
・果物
・水

 


3種盛りのメインプレート。
牛肉は少々固めだったが、味はまぁまぁ美味しかった。

 

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4発エンジンを眺めながらバンコクへ

4発機の醍醐味といえば、やはり機内から見える景色だろう。

この座席位置を指定したのも、2発のエンジンを眺めるためだ。

燃費燃費で4発機が激減する近年において、このような経験は難しくなってきている。
バンコクまで貴重な4発機でのフライトを満喫した。

 


機内から眺めるA340-600の2発のRR Trent556-61のエンジン。
ウイングレットや径の大きいエンジンなどでB747に機窓が似ている。
本当に素晴らしい機窓。ずっと眺めていられた。

B777-300ERがGE90-115Bを2基装備する一方で、同サイズのA340-600は4基装備。
確かに燃費は大切かもしれませんが、飛行機で最も大切な安全性は4発機の方が高い気がします。
A340は経済性で不利ですが、いつまでも飛んで欲しい名機だと思います。

 


片側2発エンジンの安心感。
エンジン音は静か。風切り音の方が大きいレベル。

 


搭乗率50%程度の機内。
イスラム圏よりも、欧米の乗客が多かった。アジア系はレアキャラ。

 


あっという間にバンコクへ。アジア人お馴染みの田園が見えてきた。
FR車のような、後ろから押される感じの加速感。
Trent500のヴーン音とともに、いざぁファイナルアプローチ。

 


降機の際に機内見学させていただいた。
A330と同様の2-4-2配席。機内はA330と大きな変化はない。

 


全席個人モニター装備。カーテンの奥はビジネスクラス。
機齢12年。古さを感じさせない機体・機内だけに、退役は勿体ない気がした。

 

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まとめ

そんな訳で、絶滅危惧種のA340-600ででドーハからバンコクまでフライトしました。

ライバルのB777に押される形で生産数を伸ばせなかったA340-600。
個人的に、4発エンジン装備のA340の方が好きです。

美味しい機内食・日本人向けコンテンツ多数のエンタメ機能・フレンドリーなCAさん。
非常に素晴らしいフライトでした。

A340。
いつまでも飛んでくれたらなぁ...

 

評価

機内食
★★★★☆(パサパサ・固めの料理もあったが味は良い。牛肉は高評価)

シート
★★★★☆(握り拳1個分の足元広さ。座席幅は若干広め。深紅の生地色が綺麗)

機材コンディション
★★★★★(機齢12年。くたびれた感なし。抜群のコンディション)

機内スタッフ
★★★★★(多国籍のCAさん。フレンドリーなCAさんが多かった)

エンターテイメント
★★★★★(映画・音楽・マップともに十分なコンテンツ量。日本語対応&日本人向けコンテンツあり)

時間の正確さ
★★★★★(40分の早着)

総評
★★★★★

 

おまけ

今回の搭乗機「A7-AGA」は現在、ドーハにて白塗装の状態で保管中。
機首には大きく「TRAINIG」の文字が書かれている。
訓練用機材として第2の人生を歩んでいるのだろうか。

 

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