中堅エアライン(MCC)のスカイマーク。
コストパフォーマンスは最高です。今回は10790円でフライトできました。破格。
そんな訳で今回は、スカイマークで那覇から羽田空港までフライトしました。
スカイマークのB737-800。保有機材は1機種のみ。そろそろ後継機選定の時期ですが、どうするんでしょう。A320neo? B737MAX? それともA220? 今後も目が離せません。
搭乗DATA
航空会社:スカイマーク
搭乗日:2018/01
路線:那覇⇒東京・羽田
飛行時間:2時間15分 (発17:30⇒着19:45)
便名:BC518
座席:29H 普通席・窓側
機材:B737-800 (JA73NN) 機齢5年10ヵ月
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目次
大手未満、LCC以上の運賃だけどコスパは最高
先述したとおり、スカイマークは中堅エアライン。
ですが、大手のJAL・ANAと同様に手荷物預け入れ・座席指定が無料です。さらに、運賃が大手よりも安く、座席広さも変わりません。
今回の運賃は10790円。荷物・座席指定・機内サービス・大手と同様の座席間隔でこの値段は破格。素晴らしい!!
コストパフォーマンス最高のエアラインという訳です。
那覇空港の搭乗手続きカウンター。空港ビル内のちょっと遠い場所に存在します。立地に関しては大手に軍配が上がりますが、まぁ大きな問題ではないでしょう。すみっこぐらし的な位置。
今回の搭乗機のB737-800(JA73NN)。機齢5年の若手機材。機内はBSI(Boeing Sky Interior)仕様。トーイングトラクターの窓に「ご搭乗ありがとうございます」の垂れ幕が確認できました。このような粋なサービス、いいですね。
全席普通席の177席仕様
機内は全席普通席の177席仕様。
機内最前列のフォワードシートは搭乗日当日にカウンターにて指定可能。
シートピッチは大手エアラインと同等の約31インチ(約79cm)。
B737-800型機の座席表と自席の位置(引用:スカイマーク HP)。今回は機体後部の29Hを指定。画像緑色部の最前列座席はフォワードシートで、当日カウンターにて指定可能。優先手荷物返却や優先搭乗など、足元の広さ以外に特典が多数あります。
機内の全景。普通席177席のモノクラス仕様。ベージュの明るい機内。紺色・ベージュ・新型ベージュの3種類の機内タイプが存在します。今回は一般的なベージュ色座席タイプ。BSI仕様の機内は明るく、丸みを帯びたデザインで開放感がありました。
今回の座席29H。座席メーカーはドイツのRECARO。ANAやエアドゥのB737型機の座席と同様のモデルです。画像では確認できませんが、座面下部に電源も装備します。
ちなみに、新型の座席(BL3530)ではデザインの変更の他に、前席背部にタブレットホルダーを装備してます。
横から。シートピッチは大手と変わらぬ約31インチ。個人モニターは未装備。程よい厚みの座席は座り心地良好。革の触り心地が良かったです。
参考に、ANA(左)とエアドゥ(右)のB737型機の座席。どちらもドイツ・レカロ製。スカイマークも同様のモデルの座席を装備します。シート生地色は異なりますが、骨格や基本設計は同様。座席間隔もANAと同じなので、正直なところ座席単体の快適さは変わりません。
文句なしの足元広さ
足元広さは普通。
大手エアラインと同様の握り拳が1個分。
LCCの1~2本分よりも広く、国内線であれば窮屈に感じることはないと思います。
大手エアラインと同等の足元広さ。脚も組めます。シートピッチは大手と同等の31インチ。
握り拳1個分の広さ。国内線であれば窮屈に思う事はないと思います。
座り心地レビュー
ホールド感ややあり。特に中腹部。ヘッドレストは柔らか系。拳1個分の足元スペース。新しく清潔感あり。USB電源もあり。革の触り心地良い。
座席の柔らかさ
★★★☆☆
参考に、JALの国内線用B787-8型機の座席とPeachのA320型機の座席比較。JALはスカイマークと同様に握り拳1個分の広さ。一方で、ピーチは指2本分の広さ。LCCはやはり狭いです。
大手とLCCの中間的ポジションのスカイマーク。大手よりも安く、同じ足元広さなのでコストパフォーマンスは最高なのではないでしょうか。わざわざ大手やLCCを選ぶ理由がなくなるかもしれません。まぁ、マイルは貯まりませんが...
スカイマークの座席の広さ・快適さの詳細はこちら↓↓
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景色良し、機内サービス良し
羽田までは約2時間のフライト。
夕刻便ということもあり、日没間際の美しい機窓を満喫できました。
また、キットカット付きの機内サービスもGood!!大手ではお菓子なんて付きませんからね。
夕暮れのフライト
17:30発のフライト。ちょうど夕暮れ。
BSI仕様の丸みを帯びた設計の窓は開放感あり。
B787レベルではありませんが、景色を存分に満喫できました。
BSI仕様の丸みを帯びたデザイン。従来型から窓サイズ自体は変わりませんが、窓枠のデザインが角形状から丸みを帯びたものに変更になりました。開放感抜群でした。
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18:05離陸。羽田空港の混雑による出発待機により出発が若干遅れました。右側には那覇の市街地。冬場の沖縄は半袖でも過ごせるレベルで暖かかったです。
18:13。水平飛行へ。雲の絨毯を抜けると、日没間際の空のクレパスがお目見え。暖色系のグラデーションが大変綺麗でした。
ブレンデッド・ウイングレットのハートマーク。機体ごとに異なるデザインが施されているので、搭乗の際は注目してみては??
まだ明るい西の空。地球の丸さを実感する瞬間。最後部付近の座席のため、水平尾翼がちょっと確認できました。綺麗に敷かれた雲の絨毯が本当に素晴らしい。家の布団よりもシワがありませんでした(笑)。
ドリンクにお茶菓子が付くぞ
主要路線では無料でネスカフェ・ゴールドブレンドのサービスがあります。
また、全路線でキットカットが無料提供されます。
今回は、対象路線だったためネスカフェとキットカットが提供されました。
スカイマークとネスカフェのコラボメニュー。対象路線では無料で珈琲が提供されます。また、全路線でキットカットのサービスがあります。他にも、有料で抹茶ラテやネスカフェの他の味もオーダー可能です。SKY CAFE、素晴らしいです。
キットカットとネスカフェ・ゴールドブレンドの機内サービス。やはりネスカフェ、味は裏切らなかったです。美味しい。個人的に注目ポイントはキットカットのサービス。大手はドリンクだけの提供ですが、スカイマークはお茶菓子も出してくれました。この点は大手よりも素晴らしいですね。
そういえば、サービス開始当初のクラスJもお茶菓子を提供していましたね。最近はドリンクだけのサービスになってしまいましたが。
スカイマークの機内誌など
シートポケットにはスカイマーク仕様の機内誌・安全のしおり・小袋。
機内誌は持ち帰り自由です。
ちょっと機内散策
通路側・中央席ともに空席だったため、自由に通路に出ることができました。
やはり、後部座席は空席率が高いので正解です。
BSI仕様の機内は丸みを帯びたデザインということもあり、より広く感じました。
後方から見た機内の様子。B787準拠のデザインの荷物棚やLED照明。従来のB737シリーズから大幅に進化しています。
後部のトイレ。機内に計3ヶ所あり。特筆すべき点はありませんでした。
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夜の羽田へ到着
2時間のフライトと言えども、体感スピードはあっと言う間でした。
日没間近の空のグラデーションも一時の演出。あっという間に外は暗闇に。
LED照明によるシーンに応じた調光で、視覚からも到着が近いことを感じることができました。
シーンに応じた調光が可能な機内のLED照明。左は水平飛行時、右は到着間近の照明色。このような調光が可能となったのもBSI仕様の機内設計のおかげでしょう。
20:00。予定から15分遅れで羽田空港22番スポットに到着。若干の遅れはあったものの、何とか電車に間に合いました。やはり、詰め込みの旅程は心理的にも悪影響があるのでゆとりを持ったプラニングを心掛けたいものです。
まとめ
そんな訳で、スカイマークで那覇から東京・羽田までフライトしました。
運賃10790円。手荷物・座席指定・機内サービス込でこの価格は素晴らしいです。
座席間隔は大手と同様。快適さも文句なし。
また、機内サービスは大手よりも充実していました。キットカットの茶菓子付きのドリンクサービス。大手はドリンクだけなので、この点はスカイマークに軍配が上がりました。
コストパフォーマンス最高なスカイマーク。わざわざLCCを使う理由がなくなってしまいそうです。大して値段も変わりませんし。
是非ともまた利用させていただきたいと思います。
評価
機内食
★★★★☆(ネスカフェ・ゴールドブレンドは美味しい。キットカットの茶菓子付きのサービスがGood!!)
シート
★★★★☆(ドイツ・レカロの座席。全体的に座り心地は良い。足元広さも大手と同等)
機材コンディション
★★★★★(機齢5年の若手機材。BSI仕様の機内は綺麗)
機内スタッフ
★★★★☆(親切丁寧笑顔のテキパキとしたサービス)
エンターテイメント
★★★★☆(機内誌と機窓。日没間際の景色が綺麗だった)
時間の正確さ
★★★★☆(約15分の遅延)
総評
★★★★☆
おまけ
那覇の国際通りでの昼食。ライブサービスのあるような、夜は高価なお店でもランチはお手頃価格で提供していることが多いです。お値段2300円。沖縄名物を一気に満喫できるのでコスパはまぁ悪くないのでは??美味しかったです。