タイ国際航空 搭乗レビュー

タイ国際航空のA380の2階席で機体の巨大さを感じたフライト

投稿日:2020年7月12日 更新日:

 

日本路線に就航中のタイ国際航空のA380。
タイ路線のため,日本人が最も気軽に乗れるエアラインではないでしょうか。

そんな訳で今回は,タイ国際航空のA380型機の2階席エコノミークラス搭乗記。
バンコク・スワンナプームから東京・成田までフライトしました。

 


搭乗機のA380-800(HS-TUE)。機齢3年の若い機材。
やはり,4発機・2階建て機は海外旅行感が高揚する。
相変わらずスワンナプームの窓は汚い...

自身初のA380搭乗。乗り心地はいかに。

 

搭乗DATA
航空会社:タイ国際航空 (Thai Airways)
搭乗日:2017/08
路線:バンコク・スワンナプーム⇒東京・成田
飛行時間:6
時間10分 (発7:35⇒着15:45)
便名:TG676
座席:76K 2階席エコノミー・窓側席
機材:A380-800 (HS-TUE) 機齢3年9ヵ月

 

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今回の座席位置。2階席エコノミー窓側を指定。画像中の赤丸部分。
世界最大級の旅客機A380。残念ながら生産終了が決定してしまった。

 

今回の座席は2階席エコノミークラス窓側の76K。最前席。(出典:タイ国際航空HP)
タイのA380は1階席だけでなく,2階席の一部に58席のエコノミークラスを設けている。
1階は全席エコノミー,2階席にファースト・ビジネス・エコノミーの構成。

 


いざ搭乗。1階席を経由して2階席の自席まで向かった。
画像は1階席のエコノミークラス。シートピッチは他社と同等の81cm(31-32インチ)。
大きな窓が外光を多く取り込むため,機内は明るく開放感があった。

 


メインキャビン全景。B747・B777と同様の3-4-3配席。
競合機種よりも客室幅に余裕がある本機。機内も窮屈さを感じさせない。
(客室幅 B747:約6.1m,A380:約6.5m   参照:Boeing HP, Qantas HP)

 


メインデッキ最後部の階段でアッパーデッキへ。

 


らせん状の階段。この余裕のあるデザインこそA380らしさの1つ。
B747クラシックのアッパーデッキへの階段を彷彿とさせる設計。

ANAのA380こと,フライング・ホヌは直線状の階段を採用していますね。
螺旋状よりも収納スペースを拡大することが出来るとか。
画像を拝見しましたが,結構簡素なつくりでした。なんか残念。

 


2階席へ。B747のアッパーデッキが1本の通路に対してA380は2本。
2階席であっても窮屈さを感じさせない2-4-2配席。A380の巨大さを実感した。

B777がA330・A340を背負った感じでしょうか。
まるでA330・A340に搭乗したかのような広さでした。
2階席に居ることを忘れさせるほど。

客室幅・機内高さともに中型機と変わりません。

 


こちらが今回の座席。2階席エコノミー最前席。
パープル・ピンクのカラフルな布製座席。機齢3年の機材なので機内も綺麗。

 


窓2個分のスペース。窓位置もベスト。
壁にモニター,壁際に荷物入れを装備。

 

座り心地レビュー

ホールド感ややあり。ヘッドレストは反発系。座席幅は両サイド拳1個分ずつの広さ。拳6個分の足元スペース。新しく清潔感あり。USB電源もあり。

座席の柔らかさ
★★★☆☆

 


最前列座席のため,足元スペースは文句ない広さ。
隣席の人が居る場合でも気兼ねなく通路に出ることが出来た。
モニターは壁に固定されていたため,離着陸時もライブ映像を楽しめた。

足元の広さが素晴らしい!!

ちなみに,壁の反対側・前方はビジネスクラスのため,
機内食の時間には陶器性食器のコツコツ音がかすかに聞こえてきます。
飛行機は格差社会の縮図ですね☆

 


アッパーデッキの特権,窓際の荷物入れ。B747よりも小さい気がした。
プッシュ式のため,肘が接触すると勝手に開閉することが多々あった...

リュックサックなどは少々入れにくかったです。
この点ではジャンボの荷物入れの方が優れていますね。すんなり入りますし。

 


7:49,定刻にてスワンナプームを出発。

 


ほぼ満席の500名近い乗客を乗せ,バンコクを離陸。
垂直尾翼の機外カメラで離着陸・飛行中の様子を楽しめた。
重々しく,じわりじわりと加速する小さめの加速時のG。
滑走時の若干の上下のバウンド感。まるで大船の様な離陸であった。

機首上げ時に機内に響くギシギシ感ある振動が印象的でした。
やはり,負荷が掛るのでしょうか。

 


重々しい離陸も無事終わり水平飛行へ。ウイングチップ・フェンスはTGカラー。
2階席からの機窓。翼の巨大さ故に,1階席で撮影したかのような構図となった。

 


2階席の欠点は窓の厚さ。手前の1枚目と2・3枚目まで距離があった。
このスペースをうまくクリアしないと,窓枠が入った機窓となってしまう。

基本的にA380は1階席・2階席どちらも窓が厚いです。
やはり,2階構造を支えるためには厚い壁が必要なのでしょうか。
機窓撮影には少々向いていない機種とも言えます。

 

A380-800の安全のしおり。

 


不時着時の脱出経路図。脱出シューターの数も尋常ではない。
特に機体後部の非常口の密集度が凄い。

2階席からの脱出は勇気が要りますね。
実質,ビル数階分の高さからの滑り台状態。
速度も増して地上に降り立つ際はケガしそうです...

まぁ,緊急脱出時にそんなこと気にしてる場合ではないですけどね。

 


お楽しみの機内食タイム。安定のチキンを選択。左下はフルーツジュース。
日本人好みの味付けで美味しかった。

それにしても,なぜ機内で提供されるパン類って美味しいのでしょうか。
今回のクロワッサンもバターの風味がしっかりしており,美味しかったです。
あとバターの美味しさ。どのエアラインでもパンだけは裏切られたことがありません。

 


機内誌には保有機材紹介コーナー。
4発機を愛する??タイさん,素敵です(マニア歓喜)。

経営が悪化しているタイ国際航空。
確かに,4発機の多さの他に中型機の機種の多さなど,機材選択に一貫性が見られません。
まぁ,マニア目線では多機種を運用していただいた方が大変嬉しいのですが,,,

経営再建に伴い,ストア状態のA340を復活させる話もありましたが,結局続報はないですね。
最近はB787を退役させる話もあるとか。どうか,4発機にはメスを入れないで欲しい所。

 


トイレは清潔感あり。木目調の床はA380らしさ満点。
(カタール航空のA380 2階席のトイレも木目調の床)

トイレ音はうるさいです。

 

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エンジン前席の静かさには敵わないが,1階席よりも静かな2階席。
1階席ではうるさいフラップ動作音も2階席ではあまり気にならないレベル。
窓の厚さだけはマイナスポイント。

A380の乗り心地を例えるなら「大船に乗った感」でしょうか。
当たり前ですがどっしり感あります。力士のような。
大きな揺れであってもゆったりとした感じ。
ダイレクトで伝わる細かな揺れが少なく,乗り心地は快適です。

 


爆睡してたら軽食の時間に。日本到着2時間前。
チーズ感が素晴らしいシチュー風味のブリトーが提供された。
こちらも美味しくいただいた。

フライトで疲れた体にはこの程度の軽食がいいですね。
ガッツリ提供されるのも嬉しいですが,小食の私にはこのくらいが嬉しいです。

 


東京まであと少し。対地速度は951km/hを記録。
機体のモデルもしっかりとA380が再現されていた。細かい!!

 


15:53,A滑走路に着陸。巨体を支えるための大きなフラップが独特。
翼端側の3枚のエルロンがそれぞれ頻繁にぴょこぴょこ動作する,
いわゆる「エルロンワルツ」も確認することができた。

 


A380 2階席のロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)。
余裕ある1-2-1配席のスタッガード配置。60席を備える。

 


CAさんのご厚意でファーストクラスも見学させていただいた。
2階席前方に12席を備える。暖色系と木目調の温かみあるデザイン。
もちろん,フルフラット化も可能。

 


当たり前だが余裕のある足元。プライベート感もあり。
他社の最新ファーストと比較するとモニターは小さめ。
超短時間の着席だったが素晴らしい座り心地であった。貴重な体験ありがとうございました。

この日はファーストにも空きがあったそうな。
いつかは実費でお世話になりたいところ。

 


2階席最前方のラウンジ??コーナー。約4名分の革製ソファが配置されていた。
ファーストクラス客が談笑するのだろう。
このような余裕ある使い方が出来るのがA380の強み。
逆に,各社のスペース活用術の腕の見せ所でもある。

 


直線状の1階への階段。
階段幅もジャンボよりも広く,ステップ幅も広い。

 


定刻より10分遅れで成田に到着。
A380対応スポットのため,2階席からも降機が可能。
約6時間のフライトお疲れさまでした。

 

そんな訳で、タイ国際航空のA380-800型機にてバンコクから成田までフライトしました。

やはり,A380はでかい!!

2階席でもジャンボのような"屋根裏部屋感"は皆無。
まるで中型機の機内のような広さでした。

2階席は騒音も静か。窓際に荷物棚もあり,ボッチ勢には嬉しいですね。
是非,次回もA380でのフライト時はアッパーデッキを指定したいところ。

CAさんもフレンドリーな方ばかりで,降機時に記念撮影にも応じていただけました。
むしろ,CAさんからお声掛けいただき,非常に貴重な経験もできました。
ほほ笑みの国,タイのエアライン。是非ともまた利用させていただきたいです!!

A380の今後。
大型機需要が減少する今日において将来が不安ですが,1日も早い復興を願うばかりです。

 

評価

機内食
★★★★☆(日本人好みの味付け。基本的にチキンはハズレがない)

シート
★★★★(最前席のため文句なしの足元。新しく清潔感あり。柔らかさは普通)

機材コンディション
★★★★★(機齢3年。機内も新しく綺麗だった)

機内スタッフ
★★★★★(親切かつフレンドリーなサービス。ほほ笑みの国,タイらしさ溢れるサービス)

エンターテイメント
★★★★(機内誌・Wi-Fi・モニターあり。機外カメラはマニア歓喜)

時間の正確さ
★★★★(約10分の遅れ。誤差範囲か)

総評
★★★★★

やはり,4発機は安心感ありますね。
A380は2階席が断然おすすめです。また乗りTHAI。(タイだけに)

 

おまけ


バンコク・スワンナプーム国際空港にて。
このように,ジャンボを起用して宣伝できるエアラインっていいですよね。
一昔前の日系エアラインも宣伝といえばジャンボだったのに...あの勢いどこ行った??

 

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