まったり空の旅

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デルタ航空 搭乗レビュー

【搭乗記】デルタ航空のMD-88のエンジン真横席は爆音がすごかった!

投稿日:2020年5月23日 更新日:

 

デルタ航空はMD-88とMD-90の2機種の完全退役を決定した。退役日は2020年6月。
世界のMDファンにとって恐るべきことが現実となってしまった。
コロナウイルスが憎い...

本来であればMD-88が2020年内,MD-90が2022年の退役予定だった。
デルタのMDの中で機齢の若いB717(MD-95)も保有数を半減予定。
世界最大級のMD-80シリーズ保有数を誇るデルタにも終わりが近づいている。

そんな訳で今回は,デルタ航空のニューアーク・リバティーからアトランタまでの搭乗記。
搭乗機材は絶滅危惧種なMD-88!!機齢26年の超ベテラン機。
前回失敗したMD-88搭乗チャレンジのリベンジマッチとなります。

 


搭乗機のMD-88(N986DL)。1991年製の機齢26年の超ベテラン。
細長いボディにT字の尾翼,そして低バイパス比のJT8Dエンジンが素晴らしい機体。

これに乗るためにアメリカまで来たんだよ!!

 

搭乗DATA
航空会社:デルタ航空 (Delta Air Lines)
搭乗日:2019/07
路線:ニューアーク・リバティ⇒アトランタ
飛行時間:2
時間18分 (発8:00⇒着10:18)
便名:DL807
座席:33E エコノミー・窓側席
機材:MD-88 (N986DL) 機齢26年8ヵ月

 

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朝日に照らされながらのスポットイン。JT8Dエンジンの細さが際立つ。
今ではレアな"眉毛"付きのコックピット窓もcute。

MD-88はアビオニクスの進化系機種。
MD-81・82・83の機体フレームに新技術を採用。さらに構造材に複合素材を使用。
エンジンは他機種と同様のJT8D-219を装備。

最も進化したのがコックピットで,CRTを使用した電子飛行計器システム(EFIS)を装備する。
空力面では翼形状の改良が,キャビンでは通路幅の拡大やオーバーヘッドビンの
設計変更により収納力拡大等の改良が行われている。

見た目は他のMD-80シリーズと変わらないが,中身が近代化したMD-80と言っても良いかもしれない。

 


2泊3日でアトランタを満喫しようぜプラン。
前回は日帰りで不完全燃焼だったため今回はじっくりと。

前回はワシントン=アトランタを日帰りで満喫しようといったクレイジーなプランでした。
往路はデルタのMD-90,復路はデルタのMD-88。乗るだけ遠征のはずでしたが...
保安検査場の大混雑によりアトランタ発の復路便で乗り遅れのハプニングが発生。
結局,MD-90に乗れたもののMD-88の搭乗が叶わなかった訳です。
そして今回,リベンジマッチへ。

 

今回の座席はJT8Dエンジン前の33E窓側席を指定。(出典:デルタ航空HP)
MD-90と同様にファースト,デルタ・コンフォートプラス,メインキャビンの3クラス制。
今回はノーマルなメインキャビンへ着席。

MD-88
ファースト16席,デルタ・コンフォートプラス25席,メインキャビン108席の計149席仕様。
MD-90
ファースト16席,デルタ・コンフォートプラス25席,メインキャビン117席の計158席仕様。

MD-90の方が9席だけ席数が多いです。88と90の全長差が効いてますね。
MD-88 45.06m
MD-90 46.51m

 


こちらが今回の座席。革製のシンプルな座席。3-2配席。
個人モニター・オーディオ等のエンタメ機能はない。Wi-Fiあり。

MD-90の座席と似ていますが,88の方が角ばったデザインに仕上がってます。
レトロさも88の方が上です。個人的に座り心地に関しても88の方が良いです。
背もたれの高さが低いため頭部が半分程度はみ出ます。

座り心地レビュー

ホールド感ややあり。背中は程よく柔らかい。座面広さは普通。拳1個分の足元広さ。座席丈が短く頭部が半分程度はみ出る。くたびれた感あり。

座席の柔らかさ
★★★★

 


シートピッチは約31~33インチ・座席幅は16.8~17.5インチ(公式HP情報)。
拳の感じからシートピッチは約32インチ程度だろうか。
デルタのMD-90よりも足元は広いが,座席幅は若干狭い。

足元の広さヨシ!!

 


角ばったデザインの座席。
背もたれ丈が短いため,着席すると頭部が半分程度はみ出た。

 


渦巻きスタイルの壁の模様。

 


シェードの持ち手部分。「MCDONNELL DOUGLAS」の表記なし。
デルタの88には2回搭乗したが,どちらも表記はなかった。
一方でアメリカンのMD-83には表記が確認できた。

FATのMDにも表記があったらしいですね。
良くも悪くもデルタの88は改良が進んでいる印象があります。

 


窓のスペースチェック。
1枚目と2枚目までスペースがあるがこれは他機種と同様。

まぁ,A380のスペースには敵いません(苦笑)。
あれはスペースがありすぎて個人的に嫌いです。写真撮りにくいです。

 


3-2配席の機内。ほぼ満席。
機内照明も近代化改修されており,従来の電球色の暖色系から白色系のクールな雰囲気に。

 


JT8Dの豪快なエンジン音を耳元で満喫しつつニューアークを離陸。
「ギュイーン」感ある爆音と共にエンジンの細かな振動が足先から座席座面まで伝わってきた。
T字翼の自機の機影も確認できた。いざぁアトランタへ。

バイパス比1.74の低燃費エンジン。
近年のエンジンが8~9であることから,JT8Dがいかに燃やしているかわかるかと思います。
やはり,音は凄いです。大げさに言えば会話も難しいレベルの音。

 


アトランタはコカ・コーラの本拠地。迷わずコーラを注文した。
テーブルが傾いており,ドリンクが固定出来なかったため手で支えながら撮影した。
ベテラン機感満点...飲み終えるまで手でドリンクを支え続ける必要があった。疲れた。

甘いクッキーと甘いコーラの甘甘コラボ。
コーラは特に何も指定しなかったためか,ダイエットコーラが提供されました。
銀と赤のラインのやつ。日本では売ってないかな。
カップのサイズもアメリカンサイズ。じっくり堪能できました。

 

MD-88の安全のしおり。最後部の非常口がMD-80らしさ溢れる。

 

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細長い翼とリアエンジンの機窓。MD-80シリーズといえばこの機窓。
離陸時よりも落ち着いたエンジン音。エンジンの細かな振動は巡航時も続いた。

 


MD-88に確かに乗ってますよ。

 


リベットだらけの翼面。メタルむき出しの銀の表面がレトロ機感ある。
所々で見られる剥がれがベテラン機であることを物語っていた。

 


エンジン内拡大。最前段はInlet Guide Vane(IGV)。
実際に回転するのはIGVの次段。

IGV:吸込空気に一定方向の流れをつくる静翼。
JT8Dのようなコンプレッサー入口にあるIGVは騒音源となるため,
現在のエンジンにおいては廃止される傾向にあるそうです。

子供の頃にMD-87に搭乗した時に「なんでこのエンジン回転しないんだ??」
などと感じましたが,そもそも回転しない翼だったんですね。
人生の謎が1つ解けました。

 


機内誌にはB757の紹介が。こちらも退役が危ぶまれている。

それにしてもデルタは経年機が好きなエアラインですなぁ(マニア歓喜)。

 


読書灯など。MDらしさを残しつつ近代化改修されている。
注目ポイントはWi-Fiのサイン。経年機でありつつWi-Fiが飛んでるMD。
経年機だろうと近代化改修は惜しまないデルタの"愛"を感じた。

 


約2時間のMDフライトもいよいよ終盤へ。
降下の際にブロッケン現象が確認できた。

 


9:47,ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港に到着。
早速MDシリーズの熱いお出迎え。MDが4機。B737が1機。

やはり,逆噴射の音も素晴らしかったです。
リアエンジン機最高!!

 


降機時にコックピットも見学させていただいた。
従来のアナログ計器からデジタル計器へ。MD-88の進化ポイントの1つ。
MD-88のコックピットのスタイルはMD-90にも継承されることに。

現在はLCD(液晶ディスプレイ)が主流ですが,MD-88ではCRT(ブラウン管)を装備。
当時の電気電子の技術力の限界を感じます。当時はCRTの導入ですら大きな進歩だったのでしょう。

 


今回の飛行ルート。34000ft, 473kts程度。
ほぼ満席だったが,予定よりも約30分も早い到着となった。

 

 

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そんな訳で、デルタ航空のMD-88にてニューアーク・リバティーからアトランタまでフライトしました。

やはり,MD-80シリーズは素晴らしい!!

この言葉は何回乗っても不変です。
今回はMD-80シリーズの中でも経年機にあたるMD-88だったため,
よりレトロ感を5感で体感することが出来ました。

特にエンジン音。JT8Dのエンジン音の豪快さは最高。
離陸時の爆音,足先から座面まで伝わる振動,力強い離陸。
低燃費低燃費うるさい今日の航空業界に釘を刺すようなフライトでした。

MDを愛するデルタ航空にもお別れの時が近づいてきました。
コロナの影響がなければまだまだ活躍できたMD-88,MD-90。
名機がまた2機種,消えてしまうことは非常に悲しいです。

素晴らしいフライトをありがとうございました。

 

評価

機内食
★★★★☆(コーラとクッキー。コーラはダイエットコーラ。量も多く飲みごたえあり)

シート
★★★☆☆(足元・座席幅は普通。若干のくたびれた感あり。柔らかさは好き)

機材コンディション
★★★☆☆(機齢26年。くたびれた感はあったがそれがまた良い。テーブルは修理して欲しい...)

機内スタッフ
★★★★☆(テキパキかつ親切なサービス。コックピット見学ありがとうございました)

エンターテイメント
★★★★★(機内誌・Wi-Fiのみ。耳元で響く豪快なエンジン音は無料のエンタメ)

時間の正確さ
★★★★★(30分の早着。もう少しMDのフライトを満喫させてほしかった)

総評
★★★★★

MDシリーズ搭乗の旅,第2弾の始まり。
2弾はMD-83,MD-88,B717に乗りました。また記事にします。

 

おまけ


ニューアーク・リバティ国際空港内の日本食レストラン。
日本食って世界で人気なんだなぁ。

コロナ,憎い。
今年の夏もアトランタ遠征を計画してただけに,88と90の早期退役は非常に残念。
中東のMDに乗りに行くのはリスキー。台湾のFATは潰れたし。はぁ...

 

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