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北陸新幹線のグランクラスの座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

投稿日:2021年8月25日 更新日:

 

新幹線版ファーストクラスのグランクラス。

航空ファンの筆者ですが、正直なところ飛行機の上級クラスよりも快適でした。

そんな訳で今回は、北陸新幹線E7・W7系のグランクラスの座席の広さ・快適さを検証しました。

 

北陸新幹線のE7・W7系
長野駅に停車中のE7系。北陸新幹線では同型のW7系も運行中。所有会社が異なるだけで、基本的な外観・内装に違いはありません。E7・W7系のデザイナーはE353系特急あずさやE235系新型山手線を手掛けた奥山清行さん。素晴らしいデザイン。

 

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1編成・1両に18席だけの車内

新幹線1編成の総定員924名のうち、グランクラスはったたの18名のみ。

割合にして約2%。まさにファーストクラスレベルの扱い。

最後部車両 or 先頭車両に1両だけ設定されています(進行方向によって変化)。

 

グランクラスの座席表
グランクラスの座席表(引用:JR東日本 HP)。1-2の3列配置。進行方向によって座席の向きが変化します。1編成に1両だけの計18席仕様。普通席が2-3の5列、グリーン車が2-2の4列なのでゆとりの空間であることがわかります。

 

グランクラスの正面から見た車内
1-2配席の車内。全体的に落ち着いた色合いの車内。主張しすぎない明るさのLED照明がGood。ゴールド系の色合いの室内が豪華。グランクラス専用の蓋つきの荷物棚のためか、飛行機の機内のような雰囲気に仕上がっています。

 

参考に、グリーン車と普通席車両の車内比較。2-2配席のグリーン車と2-3配席の普通席。上級クラスになるにつれて座席数が減少するだけでなく、車内照明と床の室がグレードアップします。

 

グランクラスの後部から見た車内
後方からみた車内。シェル型座席のためリクライニングしても後部座席になりません。座席のどっしり感・存在感がすごいです。

 

荷物棚
グランクラスだけに採用されている蓋付きの荷物棚。座席ごとに設置されているため、プライバシーにも配慮されています。飛行機の荷物棚と何ら変わりません。

 

飛行機の国内線ファーストクラス並みに快適な座席

北陸新幹線のグランクラスは飛行機の国内線ファーストクラスです。

静かな走行音、快適な乗り心地と座り心地、満足な料理など。

飛行機の上級クラスと互角に戦える実力があります。

 

グランクラスの1人掛け座席
1人掛け座席。飛行機の上級クラスレベルの広さと幅。シートの背もたれ高さも十分に高く、プライベート感があります。座席メーカーはトヨタ紡織。自動車用シートで培った技術力が投入されています。

 

横から見た座席
横から。窓枠の位置もベスト。若干、前席の圧迫感がありますが、着席すると気になりませんでした。シェル型なので後席を気にすることなくリクライニングが可能です。

 

E7・W7系普通席 vs E353系特急あずさの普通席。グランクラスと座席間隔で大きな差がある訳ではありません。しかし、グランクラスはリクライニングの角度が深く、その際に足が伸ばせるように前席にくぼみが設けられています。そこが大きな違い。

 

リクライニング前後の角度比較。ゆりかごのように座席全体がスライドします。リクライニング最大角度は45度。

 

横から。深く、沈み込む形でスライド。大変静かな車内も相まって、熟眠間違いなし!

 

グランクラスの足元の広さ
文句なしの足元の広さ。握り拳4個分の足元間隔。足を伸ばしても前席まで届きません。前席のくぼみにより、リクライニング時でも足が接触することのない設計です。

座り心地レビュー

程よいホールド感。シート生地の革の質感良い。リクライニング角度は若干浅い。両サイド拳1個分の広い座席幅。清潔感あり。

座席の柔らかさ
★★☆☆☆

 

参考に、E7系・W7系のグリーン車と普通席の足元広さ。どちらも足元広さに関しては意外と広いです。正直なところ、普通席でも快適なのでグリーン車の乗車意義が若干薄らいでしまいます。まぁ、グリーン車は車内の落ち着いた雰囲気と電動の座席の座り心地がGoodなので、その面では意味はあると思います。

 

リクライニング時の足元の広さ
リクライニング時の足元広さ。最大角度で倒しても前席に足が接触することはありません。ストレスフリーな座席設計。

 

握り拳1個分の座席幅
座席幅は握り拳が左右それぞれ1個分のスペース。大柄の人でもゆったりと着席することが可能。

 

着席時の視点
着席時の視点。シート丈が高いため、自席からは他人がほとんど見えません(横の人は視界に入りますが)。パーテーションがなくとも高いプライベート感があります。

 

テーブルは2箇所に装備。カクテルテーブルは狭いため、ドリンク等の取り扱いには注意。こぼす危険性があります。

 

大型のテーブルに並んだ車内食
体調の車内食が提供されても余裕のスペース。グランクラスの楽しみは座席だけではありません。食事のサービスも忘れてはいけません。

 

窓枠付きのグランクラスの窓
ゴールドの窓枠が付いた窓。窓の圧倒的存在感。窓がここまで有難いものだったとは...

 

電動シートの操作盤
シートの操作は電動式。動作に時間が掛るものの、力を入れる必要がないため高齢者の方でも安心してリクライニングを楽しむことが可能。飛行機のように、アテンダントさんの呼び出しボタンも装備。

 

読書灯
座席の頭部横に装備されているLED照明の読書灯。カメラが逆光になるレベルで大変明るいです。

 

ヘッドレスト
広く、程よい柔らかさのヘッドレストピロー。上下の任意の位置で固定可能。枕の様な反発具合のため、気を抜くと眠りに落ちてしまうかもしれません。

 

グランクラスの座席の説明書。操作方法などが記載されています。

 

2人掛け席

一般的な2人掛け席もプライベート感は高め。

こちらには席間にちょっとしたパーテーションが設置されています。

 

2人掛け席
2人掛け席。基本的な機能は先述した1人掛け席と同様ですが、席間に小さなパーテーションが存在します。知らない人同士でも気になることはないと思われます。

 

横から見た2人掛け座席
横から。文句なしの足元スペースですが、窓側の人が通路に出る際はちょっと苦労するかもしれません。

 

後方から見た座席
後方から。シェル型のため、背もたれが倒れるためのスペースが自席内に確保されています。

 

他と一味違う車内

座席の車内もグランクラス仕様の豪華な仕上がり。

特にエントランス。金ピカのグランクラスのマークのカッコよさに痺れました。

 

エントランスのグランクラス専用の壁
エントランスのグランクラスの壁デザイン。金ピカのGranClassのマークと日本らしさ感じる壁画。ちなみに、壁横の手すりも金色です。

 

車内案内板
車内の案内ディスプレイも特別仕様。銀のベース板にLEDによる表示が行われます。メタリックなデザインがcool!

 

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まとめ

そんな訳で、北陸新幹線のグランクラスの座席の広さ・快適さを検証しました。

グランクラスの座席は、飛行機の上級クラスレベルの快適さです!

広い座席・深いリクライニング角度・落ち着いた車内デザイン。

快適な座席 + 上質な車内サービス。

新幹線版ファーストクラスは名前負けしていませんね。

 

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