まったり空の旅

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日本のLCC3社の座席の広さ・快適さを徹底比較してみた

投稿日:2016年2月7日 更新日:

 

LCC=狭い・・・
料金が安い分、座席が狭くなるのはLCCでは仕方ないことです(´・ω・`)

という訳で今回は、日本のLCC3社の座席の広さ・快適さについて徹底比較してみました。

 

比較したのは次のLCC3社。

・ピーチ(Peach)
・ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan)
・バニラエア(Vanilla Air)  ←2019/10/26運航終了・Peachに吸収済
・春秋航空日本(Spring Japan)
・エアアジアジャパン(AirAsia Japan) ←2020/12/5運航終了

※これから登場する画像はすべて身長170cm後半の人が着席した状態です。座り心地の感じ方、狭さは個人差があるのであくまで参考程度に見ていただければ幸いです。

 


日本に就航しているLCC3社。カラフルな塗装がリゾート気分を高揚させる。残念ながら、バニラエアとエアアジア・ジャパンは運航終了してしまった...

まさに、LCCサバイバル時代。

 

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ピーチ(Peach)の座席の広さ・快適さ

使用機材:A320ceo / A320neo
シートピッチ:約29インチ(約74cm)
材質:革

ピンクの塗装が鮮やかなピーチのA320型機
ピンク色の塗装が鮮やかなピーチ。日本の中で最も好調なLCC。機材はLCCで一般的なA320ceo・A320neoを使用。

 

ピーチのピンクの革製シート
紫色・濃紫色のカラフルなシート。材質は革。シートポケットは上段下段の2箇所。シートピッチはLCCで一般的な約29インチ。(大手は約31インチ)

 

ピーチの座席の足元の広さ
大手よりも狭い足元。座り心地は普通。程良い座り心地が体を包み込む。

前席と膝との間のスペースは手のひら約2枚分。シートポケットに物を入れれば更に狭くなります。(ペットボトルなどは要注意)

他社とは異なり、シートポケットが上段下段の2段構造なのが嬉しい。

 

足元の広さ:★★★☆☆
座り心地:★★★☆☆
収納力:
★★★★☆

総合評価
★★★☆☆

LCCの中で快進撃を続けるピーチ。

ピーチの座席で特筆すべき点はやはり収納力でしょうか。上下2段のシートポケットは意外と便利。機内誌は上段、小物は下段へといった感じで使い分けが可能。

 

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ピーチの座席
ピーチ(Peach)の座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

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ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan)の座席の広さ・快適さ

使用機材:A320-200
シートピッチ:約29インチ(約74cm)
材質:革

銀の塗装とオレンジの星が目を引くジェットスターのA320型機
銀の塗装にオレンジ星が目を引く機体。他社LCCと同様にA320型機を使用。

 

黒色本革製のジェットスターのシート
黒で統一されたシンプルなシート。材質は革。シートポケットは上段のみ。シートピッチはLCCで一般的な約29インチ。(大手は31インチ)

 

ジェットスターの座席の足元の広さ
シートポケットがない分すっきりとしている足元。ポケットがない分足元が広いような気がしないでもない。前席と膝との間のスペースは手のひら約2枚分。

上段のシートポケットは固定式なので、ゴム式のような伸縮性はありません。そのため、ペットボトルなど大きい物を収納することはほぼ不可能

シートポケットが下段にないため、デザインは最も洗練されている気がします。

 

足元の広さ:★★★☆☆
座り心地:
★★★☆☆
収納力:
★★★☆☆

総合評価
★★★☆☆

上段の固定式のシートポケットしかないため、やや収納力に劣るジェットスターのシート。持ち込んだペットボトル飲料などはどこに収納しておこうか・・・

個人的に、革の質感は3社の中で一番好きです。

 

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ジェットスター・ジャパンの座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

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春秋航空日本(Spring Japan)の座席の広さ・快適さ

使用機材:B737-800
シートピッチ:約29インチ(約74cm)
材質:革

緑、黄緑の塗装が鮮やかな春秋航空日本のB737型機
本家の春秋航空(中国)の子会社「春秋航空日本」。本家は中国系だが乗務員はほとんどが日本人なので安心。日本のLCCでは唯一B737を使用します。

 

灰色の本革製の春秋航空日本のシート
グレーの地味なシート。デザインもシンプル。シートポケットは下部タイプ。

 

春秋航空日本の座席の足元の広さ
他社LCCとほぼ同等の広さ。他社よりもシートポケットの内容物が多いような。前席と膝との間のスペースは手のひら約2枚分。

春秋航空日本のB737は新機内デザインの「ボーイング・スカイインテリア」を採用しています。そのため、A320よりもB737の方が客室内の快適さは上のように感じました。

 

足元の広さ:★★★☆☆
座り心地:★★★☆☆
収納力:★★★☆☆

総合評価
★★★☆☆

春秋航空日本のシートも特筆すべき点はなし。

座席よりも客室内の快適さの方が印象深いです。LED照明や丸みを帯びたデザインの天井など、A320よりも客室内は快適かもしれません。

 

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大手航空会社や新興航空会社との座席比較

大手のJALANA

新興航空会社であるスカイマークスターフライヤーの座席と比較してみましょう。

 

JALのB777型機の座席の足元の広さ
JAL(B777-200 シートピッチ約31インチ)。JAL SKY NEXTの本革シート。足元は十分に広いです。足も余裕で組むことが可能。さすが大手、足元が十分に広いですね。これが料金の差なのか・・・

 

ANAのB767型機の座席の足元の広さ
ANA(B767-300 シートピッチ約31インチ)。JALと同様に広い!!布製シートの優しい座り心地が体を包む・・・あぁ^~大手はいいなぁ。

 

スカイマークのB737型機の座席の足元の広さ
スカイマーク(B737-800 シートピッチ約31インチ?)。大手とほぼ同等の広さ。個人電源も装備しています。

大手よりも安く、LCCよりも高いスカイマーク。機内販売もお手頃価格で意外とコスパの優れた航空会社です。Good!!

 

スターフライヤーのA320型機の座席の足元の広さ
スターフライヤー(A320-200・シートピッチ約34インチ)。国内線最大級のシートピッチのSFJ。なんと34インチ!!個人モニター・個人電源・足置きを装備。

国内線で最も快適なのがスターフライヤー。国内線最大級のシートピッチ34インチ。

ここは文句なしの快適さです。料金も大手より安くLCCよりは高い程度。筆者おすすめのエアライン。

あぁまた乗りたい。

 

 

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【運行終了】バニラエア(Vanilla Air)の座席の広さ・快適さ

使用機材:A320-200
シートピッチ:約29インチ(約74cm)
材質:革

黄色の塗装が鮮やかなバニラエアのA320型機
2019/10/26に運航終了したバニラエア。機内販売のバニラエア名物クリームパンが人気でした。

 

バニラエアの本革製のシート
黒色で統一された革製シート。ジェットスターとは異なり、シートポケットは下部に設置。

シートピッチはLCCで一般的な約29インチ。(大手は31インチ)

座り心地はほんの僅かに固めでした。

 

バニラエアの座席の足元の広さ
他社LCCと変わらない広さ。シートポケットに物を入れるとさらに狭くなるのは避けられない・・・。前席と膝との間のスペースは手のひら約2枚分。

シートポケットが下部タイプのバニラエア。飛行機のシートの中でも最も一般的なスタイル。ペットボトルなどを入れるとさらに足元が狭くなります。

1-3号機(画像の座席)とそれ以外の機材では機内仕様が異なっていました。4号機以降は青色のイタリア製本革シートが装備されていました。

 

足元の広さ:★★★☆☆
座り心地:★★★☆☆
収納力:
★★★☆☆

総合評価
★★★☆☆

特に特徴がないバニラエアのシート。典型的なLCCのシート。

 

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バニラエア(Vanilla Air)の座席の広さ・快適さ・おすすめ席まとめ

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【運航終了】エアアジア・ジャパン(AirAsia Japan)の座席の広さ・快適さ

使用機材:A320-200
シートピッチ:約29インチ(約74cm)
材質:革

エアアジア・ジャパンのA320-200型機
本家のエアアジア(マレーシア)の日本拠点版「エアアジア・ジャパン」。2020年12月5日に正式に運航終了。過去にも1度就航していたが撤退。2度目の就航も失敗に終わりました。

 

エアアジア・ジャパンの座席
ブラックの革製シート。赤いシートベルトがアクセント。

 

エアアジア・ジャパンの座席の足元の広さ
他社LCCとほぼ同等の広さ。極端に窮屈という訳でもないです。前席と膝との間のスペースは手のひら約2枚分。

日本のLCCの中では後発組だったエアアジア・ジャパン。座り心地は革製座席の割には柔らかめでした。

個人的に好きな座席だっただけに、撤退は残念。

 

足元の広さ:★★★☆☆
座り心地:★★★☆☆
収納力:★★★☆☆

総合評価
★★★☆☆

エアアジア・ジャパンのシートも特筆すべき点はなし。

同じA320を使用する他社LCCと同様の快適さ。座席カバーに刻まれたエアアジア・ジャパンのロゴが印象的でした。

 

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エアアジア・ジャパンの座席の広さ、快適さ・おすすめ席まとめ

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結局どのLCCの座席が快適なのか??

正直なところ、どのLCCも足元広さは変わりません。

その差は微々たるものです。狭いです。

 

LCC3社の足元比較まとめ (運行終了したバニラエア・エアアジアも掲載)
LCC5社の座席の足元比較
シートポケットの位置が違うだけで、上記のLCCのシートピッチは5社すべて約29インチなので足元の広さに差はあまりないです。

正直な所・・・
どのLCCも足元の広さは大して変わりません!!

LCCである以上、シートに快適さを求めるのは難しいです。いかに自分で快適空間を作り出すかが勝負かと思います。

 シートをリクライニングさせる際は後席の人にも配慮を。フル角度で倒されると、後席の人が地獄のフライトと化します。(筆者経験あり。かなり狭かったです)

 

誰でも空を飛ぶことが出来るようになった現代。快適なLCCライフを!!

 

大手でもLCCと同じ座席を積んでます↓↓

B767-300の座席
実はLCCと大手航空会社は同じ座席だから座り心地は同様な件

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